菜々緒、山崎賢人とのシュールな2分間「気になってしょうがなくて!」 モデルプレスインタビュー


【菜々緒/モデルプレス=5月16日】モデルで女優の菜々緒(27)が、八田鮎子氏の人気少女コミックを実写映画化した『オオカミ少女と黒王子』(廣木隆一監督、5月28日公開)で山崎賢人(21 ※「崎」は正式には「たつさき」)演じる佐田恭也の姉・怜香を演じた。今をときめく山崎に強烈ビンタをお見舞いする“超ドS姉さん”という役どころだが、菜々緒自身は「こんな可愛い弟が欲しい!」と年下男子ならではの可愛らしさにすっかり虜。山崎や二階堂ふみ(21)との仲睦まじい共演エピソードを語ってくれた。

モデルプレスのインタビューに応じた菜々緒(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた菜々緒(C)モデルプレス
◆「すごい天然」山崎賢人とのシュールな2分間

山崎賢人と菜々緒が“ドS姉弟”に(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
山崎賢人と菜々緒が“ドS姉弟”に(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
「私は兄がいるんですけど、一定の距離を置いた関係なので喧嘩もほとんどしない。だから怜香と恭也みたいに言い合ったり、『会計してこい!』って呼びつけたりする近い距離感には憧れます。こんなに可愛い弟がいたらもう大変ですよね(笑)」とにっこり。山崎について「無口な子なのかと思っていたら、結構明るくて」と印象の変化を明かし「『スター・ウォーズ』の最新作を観てハマったみたいで、とにかく勧めてくる!“スター・ウォーズを勧めてくる子”というイメージが…(笑)。『スター・ウォーズ』に出てくるキャラクターのものまねとか、『私は観てないからわからないよ』って言ってもやってくれたりして(笑)。すごく可愛いですね」と微笑ましいやり取りを明かす。

強烈ビンタをお見舞い!(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
強烈ビンタをお見舞い!(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
『スター・ウォーズ』の魅力を熱弁する姿に加え、山崎のことを「すごい天然」だと感じたこんな出来事も。「控室で待機している時に山崎くんの携帯が鳴ったんですけど、電波が悪かったみたいでずっと『もしもし』って言ってるんですよ。普通、繋がりが悪かったら一旦切ろうとか思うじゃないですか?全然切らずに『もしもーし、ん?もしもし?もーしもーし』って、私の体感だと2分間くらい(笑)。ずっと『もしもーし』って諦めないんですよ!」。山崎の止まらぬ「もしもし」連呼に、しびれを切らした菜々緒が思わずツッコミ。「気になってしょうがなくて『えっ?繋がらないの?』って。『なんか繋がらないんですよね~』って言ってました(笑)」とシュールな空気の広がった2分間を振り返った。

怜香はエリカ(二階堂ふみ)から恋の相談を受ける(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
怜香はエリカ(二階堂ふみ)から恋の相談を受ける(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
一方、ヒロインの女子高生・エリカを演じた二階堂とはプライベートで食事やヨガも行くほどの仲に。「私はすごく出不精なんですけど、ふみちゃんが誘ってくれるので、意外とアクティブなんだなと思って。ホワホワしてるけど真面目な話もするし、頭のいい子。今回も『今まではドロドロした役が多かったけど、少女漫画の女の子をやらせてもらって』と嬉しそうに話していて、本当に可愛い妹みたいな感じ。私からすると2人とも可愛い!ギューッってしたくなります!」と母性さながらの愛情をはじけさせた。

◆悪女イメージは大歓迎「全力で応えるべき」

“悪女イメージ”をどう受け止めている?(C)モデルプレス
“悪女イメージ”をどう受け止めている?(C)モデルプレス
そんな雰囲気のいい現場で完成した『オオカミ少女と黒王子』は、恋愛経験ゼロなのに「彼氏がいる」とウソをついてしまったエリカと、“絶対服従”を条件に彼氏のフリを引き受ける恭也のラブコメディー。菜々緒の女優業といえばドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(2015)の“美しすぎる悪女”が記憶に新しく、今ではすっかりクールビューティーなドSイメージが定着。今回の“ドS姉さん”怜香もまさに“水を得た魚”と言ったところ―!?「そうですね(爆笑)。まず原作の漫画を読んで『なるほどな』って思ったのと(笑)、キャスト発表の時に原作のファンの皆さんが『待ってました』『菜々緒さんで良かった』と言ってくださったのがものすごく嬉しかったです。原作の八田さんからも『このドSな役は菜々緒さんしか思い浮かばなかった』という言葉をいただいて。実際にやってみても、すごくしっくりきましたよ(笑)」。

怜香の二面性は演じがいがあった(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会 
怜香の二面性は演じがいがあった(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会 
安定のドSとはいえ、怜香は姉としての優しさを持った人物で、エリカと恭也の関係を中立の立場で見守り、後押しする重要な役どころ。「二面性みたいなものもお芝居で伝わればいいなと思っていて。エリカに対しても恭也に対しても愛がある。すごく強い口調だし、もっと優しく言ってあげればいいじゃんと思うけど、恭也に対してはそういう態度で接してあげるほうが刺さるんじゃないかっていう彼女なりの考えがあると思うんです。優しく接しても結局毛嫌いされるだけだから、自分が優位に立って諭してあげるっていう態度をわざととってるんじゃないかなって。そういった優しい部分もすごく演じがいがあったので、楽しかったです」。ビンタのシーンはさすがに「やっていいのか?」と不安がよぎりつつも「今までの悪女役からすると全然マイルドですね。ぶん殴るのもグーじゃなくて張り手だし、拳銃もナイフも持ってない(笑)」とニヤリ、「悪女役のイメージがつくのは全然悪いことじゃない。それを求められるのであれば、私は絶対に全力で応えるべきだと思っているので」と充実の表情を浮かべた。

◆恋愛もケーキも「物足りないくらいがちょうどいい」

菜々緒の恋愛観は?(C)モデルプレス
菜々緒の恋愛観は?(C)モデルプレス
怜香はエリカから恋の相談を受けるが、菜々緒自身も恋愛トークにおいては聞き役に徹するそう。「私は結構考えが変わっているので(笑)、アドバイスになるのかわからないんですけど、その子の立場を考えて『もっとこうした方がいいかもね』とアドバイスするようにしていますね。自分が相談することはほとんどないです、変わってるから(笑)。自分の中ですごく冷静に考えて、答えを出して行動します。人のアドバイスで行動すると結局その人のせいにしがちだし、自分で決めたなら後悔はない。やらないで後悔するならやって後悔、諦めもつくので」と彼女らしい、潔い恋愛観。

怜香はケーキバイキングの“爆食い”でストレス発散するが「バイキングは行きませんね。物足りないくらいがちょうどいいと思っているので。それは恋愛も一緒。毎日毎日会うと飽きるから『ちょっと物足りないな』ってくらいで我慢すると、次の楽しみが倍になるんです」。“女子が惚れる女子”―菜々緒自身の魅力が投影された怜香姉さんの活躍ぶりを是非、スクリーンでご覧あれ。(modelpress編集部)

モデルプレスのインタビューに応じた菜々緒(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた菜々緒(C)モデルプレス

■映画『オオカミ少女と黒王子』
映画『オオカミ少女と黒王子』(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会 
映画『オオカミ少女と黒王子』(C)八田鮎子/集英社(C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会 
5月28日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
キャスト:二階堂ふみ 山崎賢人/鈴木伸之 門脇麦 横浜流星 池田エライザ 玉城ティナ 吉沢亮/菜々緒
原作:八田鮎子作「オオカミ少女と黒王子」(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督:廣木隆一
脚本:まなべゆきこ
音楽:世武裕子
主題歌:back number「僕の名前を」

<ストーリー>
高校に入学したばかりの篠原エリカ(二階堂ふみ)は、恋愛経験ゼロなのに彼氏とのラブ話を語る“オオカミ少女”。彼氏がいないのでは?と友達に疑われ、街で見かけたイケメンを盗撮し、自分の彼氏として写真を友達に見せてその場をしのごうとする。ところが、その彼は同じ学校に通う佐田恭也(山崎賢人)だった事が判明。イケメン同級生・佐田に事情を打ち明け、彼氏のフリをすることを承諾してもらえるエリカ。だが実は彼、見た目は王子だが中身は超ドSの“黒王子”だった!契約彼氏の条件は、恭也への“絶対服従”!ウソから始まる恋の行方は?

■菜々緒(ななお)プロフィール
1988年10月28日生まれ、埼玉県出身。モデル、女優として活躍。主な出演作は、ドラマでは「主に泣いてます」(2012)、「ファーストクラス」(2014)、「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(2015)、「怪盗 山猫」(2016)、映画では『白ゆき姫殺人事件』(2014)、『エイプリルフールズ』(2015)、『グラスホッパー』(2015)、『さらば あぶない刑事』(2016)など。

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