木村文乃、蜷川幸雄さんへの感謝の思い 突然の訃報に「ほかの舞台出来そうにない」


【木村文乃/モデルプレス=5月13日】女優の木村文乃が、12日に演出家の蜷川幸雄さんが死去したことに接し、所属事務所を通じてコメントを発表。2014年上演の蜷川さん演出の舞台「わたしを離さないで」に出演し、初舞台を踏んだ木村は「蜷川さんにご指導いただいたことで、役者としての在り方がぐっと変わりました」と語り「蜷川さんにご指導いただいていなければ、その後の私は在りません」と溢れんばかりの思いを伝えた。

蜷川幸雄さんを悼んだ木村文乃(C)モデルプレス
蜷川幸雄さんを悼んだ木村文乃(C)モデルプレス
蜷川幸雄さん(C)モデルプレス
蜷川幸雄さん(C)モデルプレス
同作に出演後「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」(TBS系)で連続ドラマ初主演をつとめるなど、女優としてのキャリアを順調に積んでいる木村。「わたしを離さないで」への出演は、彼女にとって大きな経験となり「それはとても幸せで、とても貴重で、どれだけ感謝してもしきれない一生の宝物」と噛みしめるも「今はただ思い返し温めることしかできず、それを直接お伝えすることができなくなってしまったことがただただ悔しいという思いです」と無念を語った。

自身のInstagramでも当時を「こんなにエキサイティングでこんなにアグレッシブでそんな舞台は後にも先にもここだけだったんだろうな」と回顧。「まだしばらくはほかの舞台出来そうにないや」と嘆き悲しんだ。

◆蜷川幸雄さん、80歳で死去

蜷川さんは昨年12月半ばに軽い肺炎を起こし、入院。その後現場に復帰しようという強い意志のもと、治療、リハビリを行っていたが12日、肺炎による多臓器不全のため、午後1時25分に永眠した。80歳だった。(modelpress編集部)

スゴ得限定コンテンツ

動画コンテンツ

マイページに追加