水原希子、同性愛描く映画出演決定 ゲス極・さとうほなみが相手役<彼女>


【モデルプレス=2020/10/26】モデルの水原希子、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」(通称:ゲス極)のドラマーである「ほな・いこか」こと女優のさとうほなみが、2021年春にNetflixにて全世界同時配信予定の映画「彼女」に出演することが発表された。

水原希子(提供写真)
水原希子(提供写真)
◆水原希子&さとうほなみ出演「彼女」

原作は、女性2人の極限の愛憎を描いた中村珍氏の「羣青」(小学館IKKIコミックス)。同性愛者の永澤レイと、夫から壮絶なDVを受けている篠田七恵。高校時代から七恵に恋をしていたレイは、彼女のために夫を殺害する。

自分のために殺人まで犯したレイに疎ましさと恐ろしさを抱く七恵と、そんな彼女を生かすため、すべてを受け入れるレイ。互いに愛を欲しながら、絡み合わない想いをぶつけあうレイと七恵。正しいことも悪いことも、愛も憎しみも限界を超えた彼女たちの逃避行を描く。

◆水原希子、同性愛者演じる

メガホンをとるのは、廣木隆一監督。自由に生きているように見えて、実は同性愛者であることを家族に言えず生きづらさを感じているレイを水原、人生に希望を見出せないものの死ぬこともできない篠田をさとうが演じる。

また、テーマ曲は、日本のポップシーンを語る上で欠かすことのできない細野晴臣氏が担当。新旧織り交ぜた多彩な楽曲が、新たな愛の物語を彩る。

◆水原希子「今振り返っても胸が締めつけられます」

水原は、自身初となる挑戦的な役柄について「彼女が知らない“愛”を証明する為に自分を犠牲にし、ボロボロになりながら奮闘する日々は、とても苦しく、今振り返っても胸が締めつけられます。この役を演じて、愛するということ、生きていく上で大切なことがよりシンプルな物になった感覚があります」とコメント。

一方、さとうは「“殺させた女”であるわたしは、常に『自分は天涯孤独だ』と思いながら撮影しておりました。温かい現場でありながらそのような気持ちで居続けられたのは良いチーム、良い作品だからこそ成し得たことです。是非お楽しみに、お待ちいただければと思います」と呼びかけた。

◆廣木隆一監督「性別を超えたものや超えられないものが…」

発売当時、物議を巻き起こした原作の映画化について廣木監督は「原作の持つエネルギーの強さに引きずられ、女と女の映画を初めて監督させてもらいました。その中で性別を超えたものや超えられないものが見えて来ました。それで何をテーマにすべきかは1つだと」と、同作が長年のキャリアで初となるテーマだったと語った。

そして、中村氏は「『原作の再現』だけが映像化の最適解ではないので、題も人の命名も、脚本も、『彼女』を作る皆様にお任せしました。同じルーツの物語が別の姿で愛されるかもしれない機会を得るこに最良の意義を感じています」と、制作陣への厚い信頼と映像化への期待を寄せた。(modelpress編集部)

◆水原希子コメント

夢にまで見た初めて愛した彼女と一緒に過ごした悪夢のような時間。彼女が知らない“愛”を証明する為に自分を犠牲にし、ボロボロになりながら奮闘する日々は、とても苦しく、今振り返っても胸が締めつけられます。七恵役のさとうほなみさんが居なかったらきっと乗り越えられなかったと思うほど、全てを曝け出して限界まで演じました。

この役を演じて、愛するという事、生きていく上で大切な事がよりシンプルな物になった感覚があります。

◆さとうほなみコメント

“殺した女と殺させた女”、何とも恐ろしい言葉ではありますが…ずっと相容れず、どちらかが歩み寄ろうとするとどちらかが出て行ってしまう。でも離れられないこのふたり。何故か可愛く思えてしまう、そんなお話です。“殺させた女”であるわたしは、常に「自分は天涯孤独だ」と思いながら撮影しておりました。温かい現場でありながらそのような気持ちで居続けられたのは良いチーム、良い作品だからこそ成し得たことです。出演者、スタッフの皆さま、原作者の中村珍さん、そして廣木監督、水原希子さんに感謝。是非お楽しみに、お待ちいただければと思います。

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