【モデルプレス＝2020/10/25】女優の吉高由里子と俳優の横浜流星がW主演を務める映画『きみの瞳（め）が問いかけている』の三木孝浩監督が、ファンを想って仕掛けた設定について語った。

同作は、恋愛映画史を涙で塗り替えるほど、純度の高い「無償の愛」を描いた“純愛”映画。吉高は、不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、明るく健気に生きようとする女性・明香里を、横浜は、かつて将来を有望視されていたキックボクサーだったものの、過去の事件によって心を閉ざし、今は日雇いバイトで食いつなぐ毎日を送る無口な青年・塁を演じる。

◆「はじこい」ゆりゆりにちなんで…

劇中には、明香里が毎週楽しみにしている連続TVドラマ「LAST LOVE」がある。レン（三船海斗）と麻衣子（森矢カンナ）のラブストーリーで、明香里が横浜流星演じる塁と仲良くなるきっかけにもなったドラマだ。

物語に登場するレンはどこか見覚えのあるピンク髪。以前TBSドラマ「初めて恋をした日に読む話」（2019）で、横浜が演じていた“ゆりゆり”こと由利匡平がピンク髪で話題になったが、映画と「LAST LOVE」との関係性を三木監督は、「台本上は“明香里が好きな恋愛ドラマ”という記述だけだったのですが、せっかくなら流星くんファンが観た時にニヤリとしてもらいたかったので、『LAST LOVE』に出てくる彼氏役を『はじこい』で流星くんが演じたゆりゆりと同じピンク髪にしてもらいました。もちろん、『LAST LOVE』というタイトルも、『はじこい』＝FIRST LOVEをもじったものです（笑）」とファンを想って仕掛けた設定であることを語った。

そして、すでに映画を鑑賞して、「ピンク髪の彼が登場したときの塁の反応に笑ってしまった」「劇中のドラマって『last love』で海斗君ピンク髪ってこれって、はじこいを意識してる！？』『1番びっくりしたのは、そのテレビに出てくる人がピンク髪だったこと（笑）。おぉ～ゆりゆり～と…。クスッと笑ってしまいましたよ』と三木監督の演出に気づき、驚きと喜びの声を上げる人もいる。（modelpress編集部）

【Not Sponsored 記事】