<志尊淳「極主夫道」インタビュー>体当たり演技は等身大で勝負 “誰かのために”行動し続ける理由は?


【モデルプレス=2020/10/18】日本テレビ系日曜ドラマ『極主夫道』(毎週日曜よる10時30分~)で、元極道・龍の弟分を演じる俳優の志尊淳(しそん・じゅん/25)。体当たりで挑む役で大切にしていたことは、“ありのまま”を見せることだった。モデルプレスのインタビューでは、作品にかける思いや、常に全力で前に進む志尊の“頑張る糧”などを語った。

モデルプレスのインタビューに応じた志尊淳(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた志尊淳(C)モデルプレス
◆志尊淳“雅”は「人間性の可愛さ」を表現

志尊淳(C)モデルプレス
志尊淳(C)モデルプレス
志尊が演じるのは、裏社会に数々の伝説を残した最凶の極道・“龍”の弟分・“雅”。まっすぐな性格でみんなに慕われているが、少し天然、時々不器用で、アニキと慕う“龍”に振り回されながらも懸命にくらいつく姿は、まさに“極きゅん”。第1話が放送されると、ネット上では「可愛い」「雅、頑張れ!」という声が溢れ、すでに愛されキャラを確立している。

「“極きゅん”は狙ってやっていないです(笑)。瑠東東一郎監督から『志尊くんは子犬だ』とずっと言われているので、逆にそのイメージに抗っています(笑)。“雅”は、狙って可愛く、あざとくしてしまうと崩壊してしまうので、人間性の可愛さを出すために頑張っています。なので、白目とかも全然していて、ビジュアル面でどう思われるかは全然気にしていないです」。

志尊淳(C)モデルプレス
志尊淳(C)モデルプレス
日常生活の中でのトラブルや悩みを全力で解決するコミカルなシーンも満載な同作。“龍”から強烈なビンタを受けたり、川に投げ入れられたり…まさに体当たりで挑んでいるが、「今回の作品に向けて、特にカラダ作りなどはしていないです。決め打ちで芝居をすると、したたかさが出てしまうので、等身大でぶつかることを意識しました。監督やプロデューサー陣、キャストの方とのコミュニケーションを大事にして、関係性を築いて役に反映させていきました」とありのままの姿で作品と向き合っていることを語った。

◆玉木宏&川口春奈の印象は?

玉木宏、川口春奈、滝藤賢一/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
玉木宏、川口春奈、滝藤賢一/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
元極道のスーパー専業主夫・“龍”を演じる主演の玉木宏とは、今回初共演。「“龍”と“雅”の関係性は、本当に強固なものでないといけないので、漫画の世界観として見せながら、玉木さんとの関係性をどう成立させていくかがすごく難しくて、最初はどう関わって良いのかわからなかったです」と初めの頃は戸惑いがあったことを告白。

しかし“龍”と“雅”の関係性を意識して演じる中で、玉木との距離も縮まった。「1回振り抜いて演じた時に、自分の中で見えたものがあって、そこから芝居でも生で生まれるものを常に作り続けていったら、自然と玉木さんとの関係性もできていたと思います。玉木さんは本当に優しくて、懐が広くて素敵。今では自然と“アニキ”という目線で見ています」。

川口春奈、玉木宏/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
川口春奈、玉木宏/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
“龍”の妻・“美久”役を演じる川口春奈とも初共演となるが、「まだ共演シーンがあまり無いんですよ…。共演シーンがあっても、“美久”とのやりとりが少なくてまだあまりコミュニケーションがとれていないので、今後に期待です!」と声を弾ませていた。

◆志尊淳が“頑張る糧”

志尊淳(C)モデルプレス
志尊淳(C)モデルプレス
今回のドラマに向け、役柄を再現するために「完成まで7時間かかった」というハイトーンにカラーチェンジ。新型コロナウイルスが世界中に影響を及ぼす中でも、外出自粛期間中には「#志尊の自粛部屋」としてInstagramにてライブ配信を行ったり、チャリティーソング「きぼうのあしおと」を制作したり、収益の一部を寄付したりと、“自分にできること”を常に全力で行ってきた。そして、現在もその思いを途切れさすことなく動き続ける志尊の“頑張る糧”とは──。

玉木宏、志尊淳/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
玉木宏、志尊淳/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
「今の僕のモチベーションは、やっぱり応援してくれる人の喜んでいる顔です。これから先、どうなるかわからない世の中になってから、僕は未来を想定して何かをするというよりも、今できることをしたいという考え方に変わりました。でも『今自分にできることは何だろう。俳優として自粛期間中に何を届けられるんだろう』と思った時に、自分の力で届けられるものが少ないと痛感したんです…。僕の中で、コロナの影響を受けたことで気づけたことがたくさんあったからこそ、俳優だからということなどは関係なく、応援してくださる人たちと“志尊淳”個人として向き合って、1対1の対話をしっかりしたいと思えるきっかけになりました。

自粛期間が終わってからも続けているのは、僕がアクションを起こした時に、ファンの方が楽しんでくれることが嬉しいからです。自分が楽しいと思うことを、みんなも喜んでくれて、その反応を見ることがモチベーションになっています」。

志尊淳(C)モデルプレス
志尊淳(C)モデルプレス
いつでも“誰かのために”行動している志尊だが、「ちゃんとしているように見えて、結構ちゃんとしていないです(笑)。人に対してはできることも、自分のことになると疎かになってしまって…」とどこまでも謙虚。「家事ができないので、インスタライブをするために部屋を綺麗にしています。見えないところではてんやわんやですよ…。料理などをした後の台所とか、超汚い(苦笑い)」とライブ配信の裏側を話している間に見せた笑顔からは、志尊自身が心から楽しんでいる様子がうかがえた。

どんな状況でも野心を燃やし、自分にできる100%を常に全力で表現し続ける志尊。次はどんな景色を見せてくれるのだろう──“雅”が生きる『極主夫道』にも期待が高まるばかりだ。(modelpress編集部)

志尊淳(C)モデルプレス
志尊淳(C)モデルプレス
◆志尊淳(しそんじゅん)プロフィール

志尊淳(C)モデルプレス
志尊淳(C)モデルプレス
1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年に芸能界デビュー。2014年『烈車戦隊トッキュウジャー』主演で注目を集める。2020年は、日本語吹替声優を務めた映画『2分の1の魔法』が公開中、NHK土曜ドラマ『天使にリクエストを~人生最後の願い~』が9月19日より放送開始。2021年には、映画『さんかく窓の外側は夜』(1月22日公開予定)の公開を控えている。

◆「極主夫道」第2話あらすじ

玉木宏、滝藤賢一/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
玉木宏、滝藤賢一/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
龍(玉木宏)は、かつてのライバル・虎二郎(滝藤賢一)と再会する。虎二郎は“剛拳の虎”と呼ばれ、“不死身の龍”と双璧をなす伝説の極道だった。彼は刑務所から出所してきたものの、所属していた組がつぶれて行き場を失い、クレープを売っていた。

龍が専業主夫になったと知り、虎二郎は驚く。「専業主夫? 笑かすなや!!」虎二郎に挑発される龍。龍と虎二郎は、にらみ合い、火花を散らす。その様子を見ていた雅(志尊淳)は、伝説の極道同士の戦いが始まると胸を高鳴らせる――!

天雀会は、江口(竹中直人)の公務執行妨害をうやむやにする代わりに組を解散してしまうことに…。江口は金策に困り、雲雀(稲森いずみ)がスーパーで働き始める。しかし、雲雀は慣れない仕事をさせられて、失敗ばかり。彼女は、すっかり自信を失ってしまう。

玉木宏、滝藤賢一/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
玉木宏、滝藤賢一/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
そんな中、龍は、ダイエットのために運動を始める。美久(川口春奈)は龍に、フィットネスクラブに行くことを勧める。龍は、火竜町婦人会の会長・田中(MEGUMI)の誘いでフィットネスクラブに体験入会する。そこには、隣町の水竜町婦人会の会長・山本も来ていた。龍は田中に、山本を紹介される。

火竜町と水竜町が参加する、食イベントが近付いていた。そのイベントで火竜町婦人会は今川焼の店、水竜町婦人会はたい焼きの店を出す予定だった。龍は田中に頼まれて、今川焼の店を手伝うことに。

玉木宏/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
玉木宏/「極主夫道」第2話より(C)日本テレビ・読売テレビ
山本は田中に、出店の場所を交換してほしいと持ち掛ける。出店の場所は売上に影響するため、田中は山本の申し出を断る。その後、火竜町婦人会が出店の準備を進めていると、水竜町婦人会の嫌がらせと思われるトラブルが発生。仲良くやっていた火竜町婦人会と水竜町婦人会の間に、不穏な空気が流れる。龍も、この婦人会同士の争いに巻き込まれ…。

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