田中圭、進学校教師役でドラマ主演 鈴木おさむ脚本の学園サスペンス<先生を消す方程式。>


【モデルプレス=2020/09/08】俳優の田中圭が、10月31日スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『先生を消す方程式。』(毎週土曜よる11時~)で主演を務めることがわかった。

田中圭(C)テレビ朝日
田中圭(C)テレビ朝日
◆田中圭、1年ぶり“土曜ナイトドラマ”に帰還

『おっさんずラブ』シリーズや『あなたの番です』(日本テレビ系)など、出演した作品が社会現象になるほどの人気を獲得してきた田中。テレビ朝日の土曜ナイトドラマ枠では『おっさんずラブ』(2018年)、『おっさんずラブ-in the sky-』(2019年)と、1年に1作、主演を務めてきた。

そんな田中がこの秋、土曜ナイトドラマにまたまた降臨。新たに挑むのは、ヒットメーカー・鈴木おさむ氏によるオリジナル脚本作品『先生を消す方程式。』。“恐怖の進学校教師”という役柄で、新境地を拓く。

◆田中圭演じる教師VS生徒 壮絶バトルが開幕

この『先生を消す方程式。』の舞台は、東大進学率も高い、都内の進学校“帝千学園”。特に、3年D組は成績優秀者が集められていた。

しかし、3年D組の担当になった教師は皆、短期間でメンタルを蝕まれ、退職…。実は、このクラスには大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていたのだ。完全犯罪に近い形で、自らの手を汚すことなく担任を潰していく――。そんな闇深き高偏差値クラスに、田中演じる新たな担任・義澤経男(よしざわ・つねお)がやって来る。

笑顔でいつもニコニコしている義澤。生徒が意地悪な発言や質問をしても笑顔で答え、さらに、生徒から物理的に攻撃されて怪我をしても何故かニコニコしている。そして、生徒たちのプライベートな情報を何故か熟知している義澤は、生徒たちを“笑顔”で指導していく。

一方で、生徒たちの行動はエスカレートしていき、義澤を殺す計画を立てるのだが、義澤はなぜ、この学校に現れたのか。義澤は生徒たちが仕掛ける罠を、いつまで笑顔で耐えていくのか。学校という閉ざされた空間で、教師と生徒がバトルを繰り広げていく。

◆田中圭が前代未聞のキャラクターに挑む

田中圭(C)テレビ朝日
田中圭(C)テレビ朝日
『おっさんずラブ』シリーズでは、同性から寄せられた愛情を戸惑いながら受け止める主人公を好演し、視聴者から絶大な支持を集めた田中。以降も出演作が途切れることなく、確かな演技力でキャラクターに圧倒的な説得力を与えてきた。

学校を舞台にした本作では、“生徒たちから命を狙われる教師”という、衝撃的な役柄を演じることに。いったいどんな人物像を作り上げるのか、またしても話題になること必至だ。これまでにも教師を演じたことはあるものの、教師役で連続ドラマの主演を務めるのは初めてのこと。田中にとって、挑戦に満ちた作品になるはずだ。

◆鈴木おさむが放つ衝撃の学園ドラマ

本作の脚本を手掛けるのは、『奪い愛、冬』(2017年)、『M 愛すべき人がいて』(2020年4月クール)と話題作を連発してきた鈴木氏。特に、ひとりの少女が歌姫として成功するまでを、彼女を愛した敏腕プロデューサーとの出会いと別れを交えて描いた『M 愛すべき人がいて』は、1980年代のドラマを彷彿とさせる“ありえない展開”と“インパクトのある超個性的なキャラ”、さらに“熱量あふれるセリフ”が毎回、SNS上で話題となり、この作品のファンを公言する著名人が現れるほどのブームとなった。

本作は鈴木氏のオリジナル作品だけに、話がどう展開するのか予想がつかないのはもちろんのこと、今度はどんなキャラクターが物語をかき乱すのか、さらに『M 愛すべき人がいて』の“名フレーズ”「許さなーーーい!」を超えるセリフは登場するのか、期待が高まる。

◆“敵役”となる生徒を演じるのは…

学園ドラマといえば、生徒役にも注目が集まる。この作品では主人公・義澤の殺人計画を立てるという、まさに“敵役”となるポジション。これまでの学園ドラマとは一線を画す作品で、どんな若手俳優たちが“ダークサイド”の生徒を演じるのか、今後発表されるキャストも魅力あふれる人選になること間違いなしだ。

また、本作から土曜ナイトドラマはスタートがよる11時からとなり、放送枠も30分に変更。よりスピーディーな展開で、より濃密なドラマを届けていく。その先陣を切る『先生を消す方程式。』に期待したい。(modelpress編集部)

◆田中圭(義澤経男 役)コメント

―― 衝撃的なタイトルを初めて聞いたとき、どう思われましたか?

今って何が正しくて、何が間違っているかわからない時代ですよね…。そんな時代の歪んだところを、鈴木おさむさんらしい視点でピックアップしているなと思いました。それをこうしてドラマにすることに、すごく大きな意味がある気がします。

―― “生徒から命を狙われる教師”という役柄ですが、役作りで意識しているところは?

生徒による教師いじめもあると聞きますが、今回はそれを通り越して命を狙われる役なので、正直、頭がパニくっています。でも変に狙った演技はしたくないので、教壇に立って生徒役のみんなと対峙したとき、生まれる感情を大切にしたいと思っています。

―― 撮影で楽しみにしていることはありますか?

生徒役のメンバーには10代の俳優さんも多いと思います。そういう世代の方たちとあまり仕事をする機会がないので、新しい感覚をたくさんもらえるかなと楽しみにしています。撮影では、僕が「おお!」って驚くぐらいエネルギーをぶつけてほしいですね。バチバチやり合わないと成立しないと思うので、僕も「ぶっ飛ばしてやる!」という気持ちで対峙するつもりです(笑)。

―― 本作は学校が舞台ですが、田中さん自身はどのような学生でしたか?

高校時代は、まぁ、先生の話を聞かない生徒でしたね(笑)。でも、好きな先生はいました。先生だけど先生っぽくなかったり、友人とはまた違う形で心に寄り添ってくれたり…。(自身が演じる教師・義澤経男が担任だったら?)いやいや、義澤は生徒の情報を驚くほど入念に調べ上げている“ヤベェやつ”なので…絶対に嫌ですね(笑)。

――視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします。

鈴木おさむさんとまたタッグを組めること、そして『土曜ナイトドラマ』枠ということで、どうしたって気合いは入ります。まったくゴールが見えない分、僕自身が“迷路”にいるような状況ですが、そのワケのわからなさを映像でうまく表現できれば、視聴者の皆さんに夢中になってもらえると信じています。土曜の夜の30分間が、ハラハラドキドキをお届けできる特別な時間になるよう、僕自身、頑張ります。普通じゃ見られない、ヘンなドラマが始まると思って、期待して待っていてください!僕も今からワクワクしています。

◆鈴木おさむコメント

田中圭君とは過去2回、ガッツリ舞台をやらせて頂き、戦友のような感じです。そんな関係だからこそ、今まで映像では見たことない田中圭を、見たことないストーリー展開でガツンと見せたいなと!この時代に勇気を出して、振り切って作ります!

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