フジテレビ、坂上忍のパワハラ疑惑報道に言及


【モデルプレス=2020/09/07】フジテレビは7日、同局本社にて2020年10月改編記者発表を行い、『バイキング』のMCを務める坂上忍のパワハラ疑惑報道について言及した。

坂上忍(C)モデルプレス
坂上忍(C)モデルプレス
◆フジテレビ、坂上忍のパワハラ疑惑を否定

会見には、編成局編成センター編成部長・齋藤翼氏、広報局広報宣伝室長・高木晋介氏(※「高」は正式には「はしごだか」)をはじめ、新番組制作担当者が出席。トークバラエティー『バイキング』が、9月28日から1時間放送枠を拡大し、『バイキングMORE』として放送することを発表。進行MCには伊藤利尋アナウンサーが務めることも併せて、発表された。

この日、スタッフへのパワハラ疑惑が報じられた坂上について聞かれると、齋藤氏は「毎日平日の生放送を予想しているので、いろいろな意見を交わしたり、激しい討論をするときもあります。坂上さんからお叱りを受けることもあれば、我々スタッフ側から意見を申し上げることもあります。そういった中でパワハラに該当するような認識はなかったと考えております」と説明し、報道を否定。

今後、MCを務める伊藤アナも「坂上さんと一緒に仕事をした印象で言えば、文春さんに書かれているようなニュアンスを感じていません」ときっぱり報道を否定し、「(バイキングを担当している)榎並(大二郎)アナは坂上さんのもとで相当育ててもらったのではないかと思います。情報番組というのは、やるべきことが日々起きていますので、逆に坂上さんが変に丸くなるのは嫌だなというのが正直な気持ちです」とコメントした。

さらに、番組チーフプロデューサーの加藤正臣氏は坂上の印象について「真面目で日々勉強されていて報道ニュースに詳しくて熱心です」と明かし、「子役から第一線で活躍されている理由がわかります。非常にお仕事にストイックというか、妥協を許さないところがありまして、尊敬しています」とコメントした。

◆「バイキング」進行MCに伊藤利尋アナを起用

伊藤利尋アナウンサー(C)モデルプレス
伊藤利尋アナウンサー(C)モデルプレス
今後『バイキング』は、“ライブ性・独自性・情報性”を強化した「ホンネトーク&ニュースLIVEショー」として生まれ変わる。MCの坂上とレギュラー出演者が“気になるニュースを徹底生討論する”という従来のコンセプトに加え、フジテレビ情報制作局チームによる“独自取材”と“機動力を生かした中継”なども駆使する。

今回新たに進行MCに伊藤アナを起用した理由について加藤氏は「1つは情報制作局が主管となり、取材・速報に対応するということで今まで『バイキング』にはなかった速報を取り入れていきたい。その点で伊藤さんは『とくダネ!』や『めざましテレビ』のスタッフとも仕事をしているし、コミュニケーションの面でも、心強く思っています。2つ目は、坂上さんとも親交が深く、坂上さんも信用されている。今回の起用に関しても喜んでくださって、そういう2点から起用を決めました」と説明した。

2014年の『バイキング』放送開始の1年目、月曜と金曜のみ担当していた伊藤アナは坂上について「その前からの長い付き合いですけど、関係性はすごくいい。長く可愛がってもらっているし、おごってもらっているので、またおごってもらいたいなと勝手に期待しています」と信頼していた。

◆「Live News イット!」放送時間を3時間15分に拡大

さらにフジテレビは、夕方の情報番組を『Live News イット!』とし、加藤綾子キャスターに加え榎並キャスターを起用。放送時間を3時間15分に拡大し、15時45分からスタートする。

キーワードは「アクティブ」。加藤キャスターは現場の取材を交え、考えたこと・感じたことを積極的に発信。人に寄り添い、等身大の加藤キャスターが視聴者ときょう1日を共感する。

新加入する榎並キャスターは、愚直に真摯にニュースを伝えていく。

◆フジテレビ、2020年10月改編は“プラスの改編”

今回の10月の改編は一言で言うと、“プラスの改編”。コロナ禍によって、大きく接触時間が増えたテレビ。中でも、情報源としてテレビの役割、不安や疲れを癒やすエンタメとしてのテレビの役割について改めてその重要性を認識している。

そのため、今回は情報、情報番組をプラス。明るく前向きになれるバラエティー番組をプラス。こんな時だからこそ、前向きにプラス思考で改編に臨んだ。(modelpress編集部)


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