安座間美優、役柄の難しさ吐露「すごくプレッシャー」 拉致問題へ願い込める<めぐみへの誓い>


【モデルプレス=2020/08/24】モデルで女優の安座間美優が24日、東京・憲政記念館で行われた映画「めぐみへの誓い」の完成披露記者会見に、大鶴義丹、小林麗菜らとともに登壇した。

安座間美優(C)モデルプレス
安座間美優(C)モデルプレス
横田めぐみさんら北朝鮮による拉致事件を題材にした今作。2010年から全国35ヶ所で上演された舞台が原作で、映画制作費は2019年よりクラウドファウンディングなどを募り、総額およそ6400万円を集めた。3月7日に秋田県でクランクインし、同30日にクランクアップしている。

◆安座間美優「辛いシーンもありました」

安座間美優(C)モデルプレス
安座間美優(C)モデルプレス
安座間は、横田さんと同じく拉致被害者である田口八重子さん役。「お話をいただいたとき、すごくプレッシャーだった。辛いシーンもありましたし」と話し、「八重子さんは22歳のとき、子どもが2人いて働いている中で拉致されている。私自身結婚もしていなくて子どももいない。そういう時期に拉致されるのはあまりにも想像できなかった」と役作りの難しさを吐露した。

作品と役と向き合うため、「何度も打ち合わせやリハをしたり、監督から話を聞いたり、拉致に関する作品を読んだり観たりして思いを本番までに作りました。劇中で『ショッピングに行きたい』『クリスマスが懐かしい』『紅白を観たい』というセリフがあるのですが、私も大好きな文化なので、それを味わえないのは…という思いを持ってやっていました」と役作りを回想。「若い人に拉致問題を知ってもらって、早く問題が解決できれば」と思いを込めた。

◆小林麗菜「携われて嬉しい」

小林麗菜(C)モデルプレス
小林麗菜(C)モデルプレス
また、今作は拉致被害者の救出を世界に訴えるもの。キムヒョンヒを演じた小林は「色んな思いが詰まっている作品。色々と大変な部分はあったけど携われて嬉しいです」と明かし、「この作品を通して奪還の一歩に繋がればいい」と早期解決を願った。

小林麗奈、安座間美優(C)モデルプレス
小林麗奈、安座間美優(C)モデルプレス
北朝鮮の工作員・シンガンシュン役の大鶴は、役どころについて「歪んだ国家責務に身を捧げた男だ」と分析し、「日本に生まれ育った人間としては、この役を演じるのは非常に複雑な心境だった。でもちゃんと表現しないと役目を果たせないので…」と様々な葛藤を抱いていた様子。また「普段のドラマや映画ですと現場ではもう少し明るい話を現場でするけど、変になぁなぁな仲良しの雰囲気を作ってはいけない」という思いから、「そういう意味では(ほかの役者と)すごくきっちり付き合わせていただいた」と振り返った。

なお、この日は原田大二郎、石村とも子、菜月、坂上梨々愛、仁支川峰子、監督の野伏翔氏、音楽を手掛けた許平和氏、許真弓氏、総合プロデューサーの松村譲裕氏も登壇。今作は2021年2月を目処に、劇場公開とネット配信を予定している。(modelpress編集部)



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