妻夫木聡「オレンジデイズ」以来16年ぶりTBSで主演「危険なビーナス」を実写化


【モデルプレス=2020/08/20】俳優の妻夫木聡が10月スタートのTBS系日曜劇場『危険なビーナス』(毎週日曜よる9時~)で主演を務めることがわかった。

妻夫木聡(C)TBS
妻夫木聡(C)TBS
原作は、多くのベストセラーを生み出している東野圭吾による同名小説。とある失踪事件をきっかけに、主人公が巨額の遺産をめぐる謎に挑む壮大なミステリー作品。

東野の小説が日曜劇場でドラマ化されるのは、『新参者』(2010年)以来10年ぶり。東野ミステリーといえば、「引き込まれる世界観」や「緻密なトリック」、そして「魅力的な登場人物たち」で多くの読者を魅了しているが、今作はそれに加え「ラストの大逆転」もみどころとなっている。

脚本を担当するのは、『グランメゾン東京』、映画「キングダム」など話題作を数多く手がける黒岩勉。東野作品の個性的なキャラクターをドラマ版で黒岩がどう描くのか、連続ドラマならではの観る者を惹きつけて離さない展開にも期待が高まる。

◆妻夫木聡、16年ぶりTBS連ドラで主演

妻夫木は主人公・手島伯朗(てしま・はくろう)を演じる。数々のドラマや映画に出演し、名実ともに日本を代表する俳優の一人として活躍している妻夫木だが、TBSの連続ドラマで主演を務めるのは2004年4月期の日曜劇場『オレンジデイズ』以来、16年ぶりとなる。「僕自身も驚いています(笑)」という妻夫木は、「出演させていただくからには、16年前の自分に負けないように、今年40歳となる自分自身ができることをこのドラマで体現していきたいと思います」と意気込んだ。

そんな妻夫木が今作で演じる伯朗は、正義感が強くウソのつけない独身獣医。ある日突然「弟の妻」と名乗る謎の美女が現れ、弟が失踪したと聞かされる。困っている女性を放っておけない伯朗は、その美女と共に失踪した弟の行方を追うことに。そして、30億もの遺産が絡んだある名家の争いに巻き込まれていく。

伯朗にとって、その名家「矢神家」とは、実父の死後に母親が嫁いだ先であり、失踪した弟は異父弟。連れ子として肩身の狭い思いをしてきた伯朗は、母亡き後から矢神一族と距離を置いていたが、弟の失踪により矢神家に再び足を踏み入れることに。弟の行方を追う中で「謎の美女」の危険な魅力に翻弄されていく伯朗を、妻夫木がどのように体現するのか注目だ。(modelpress編集部)

◆妻夫木聡コメント

TBSのドラマに出演させていただくのが16年ぶりということに、僕自身も驚いています(笑)。出演させていただくからには、16年前の自分に負けないように、今年40歳となる自分自身ができることをこのドラマで体現していきたいと思います。

東野圭吾さんの小説は昔からずっと読ませていただいていたので、今回主人公を演じさせていただけることになり、とても光栄です。突然現れた「謎の美女」を「信じていいのか?」と悩みながらも、その魅力に翻弄されていく主人公・伯朗の葛藤をドラマの中で表現していければと思っています。

本作は東野さんの原作が持つ魅力はそのままに、毎週続きが気になる連続ドラマとして、とても面白く描かれていきます。僕が子どもの頃、ドラマを見るために急いで家に帰っていたワクワク感をこの作品で皆さんにも味わっていただけたらうれしいです。

日本中が大変な時ですが、「このドラマがあるから、家にいるのも悪くない!」と思っていただけるような、少しでも皆さまの助けになる作品をお届けできればと思っています。ぜひ、お楽しみに。

◆東野圭吾コメント

自分でいうのも変ですが、「危険なビーナス」には面白いピースがたくさん詰まっています。それらを玩具にして、もっといろいろと遊びたかったのですが、小説ではミステリ要素を重視したため泣く泣く我慢をしました。その分ドラマの制作陣、役者さんたちには、思い切り好きなように遊んでもらいたいです。期待しています。

◆プロデューサー・橋本芙美コメント

原作・東野圭吾×脚本・黒岩勉×主演・妻夫木聡というもの凄いタッグが誕生します!東野先生の原作を読んだ時に、人物描写に引き込まれ、次々と明らかになる事実に驚かされ、気づいたらどんどんページをめくっていました。そしてラストは度肝を抜かれました。この小説が、黒岩さんの筆によってドラマの脚本になった時、面白すぎてとってもワクワクしました。

主人公・伯朗は、その育った環境から、母や弟、親戚たちに対して複雑な想いを抱えています。どちらかというと恋愛にも奥手です。過去とは距離を置き、獣医として充実した日々を過ごしていましたが、突然謎の美女=「弟の妻」が現れたことで生活が一変し、遺産相続争いと壮大な謎解きに巻き込まれていきます。

時には過去の辛い思い出と対峙したり、好きになってはいけない「弟の妻」に惹かれる自分にジレンマを感じたり…。一見頼りなさそうな伯朗ですが、誰よりも真っ直ぐな心が、どんな状況も変えていく力を持っています。

非常に難しい役どころであり、新しいヒーローでもある伯朗を、妻夫木さんがどう演じられるのか?私自身、今から楽しみで仕方がありません!監督陣も、とっても気合いが入ってます!

日本中、世界中が未曾有の状況にある今だからこそ、みんなで楽しめる極上のエンターテインメントドラマを、スタッフ&キャストが文字通り全力で、日曜の夜にお届けします! ぜひ、ご期待ください!

◆登場人物/手島伯朗(38)…妻夫木聡

池田動物病院の院長代理として勤務する獣医。5歳の時に父親が亡くなり、その後母親が矢神家の御曹司と再婚。矢神家の一員となったが、矢神の血を引く弟とは異なり、連れ子である伯朗は一族の中で肩身の狭い思いをして生きてきた。そのため、母の死後に矢神家から姓を抜き、一族とも縁を切る選択をした。

正義感が強く真面目な性格だが、美女にはめっぽう弱い。突然現れた「弟の妻」にも翻弄され、次第に謎の美女の魅力に惹かれていく。

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