E-girls、久々ライブでファンに感謝 解散に向けた活動展開は未定


【モデルプレス=2020/07/06】LDHの新たなライブ・エンタテインメントとして、7月2日から8日にかけて開催中の有料配信ライブ 『LIVE×ONLINE』(ABEMA)。4夜目となる5日は、2020年いっぱいでの解散を発表し、有終の美を飾るべくひたむきに活動を続けてきたE-girlsが登場した。

E-girls(提供画像)
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ライブの直前に行われたオンライン記者会見で、リーダーの佐藤晴美は「新型コロナウイルスが流行り始め、『E-girls PERFECT LIVE 2011▶︎2020』が途中で中止になってしまい、自粛期間中は、自分たちではどうすることもできないというもどかしさや葛藤がありました。ファンの皆さんと会いたい気持ち、感謝の気持ちがどんどん強くなり、この思いを直接伝えたいと思いながら過ごしていました」と、自粛期間中の思いを吐露。

ボーカルの鷲尾伶菜は「自分自身やグループと向き合う時間ができ、メンバーたちとリモート会議をする中で、今までにないアイデアなども出てきました。お待たせてしまっている皆さんに早く恩返しをしたいです」と意気込みを語り、同じくボーカルの武部柚那は「本日、新曲の『So many stars』を配信できたこともそうですが、こういう時期でもファンの方にパフォーマンスを届けることができるのは幸せなことだと思います」と改めて感謝の気持ちを伝えた。

◆久しぶりのパフォーマンスでも流石はE-girls

E-girls(提供画像)
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ステージに立ち並ぶメンバーを、ドローンカメラが映し出す中、1曲目に披露されたのは、E-girlsの最強ダンスナンバー「DANCE WITH ME NOW!」。久しぶりのパフォーマンスにも関わらず、キレのあるダンスは相変わらずで、圧倒的な迫力を見せつけた。

そのまま、現在の11人体制になってから初めてリリースした楽曲「Love ☆ Queen」や、多幸感に溢れる中期の名曲「Anniversary!!」などのアッパーチューンを披露。E-girls流のサマーソング「E.G. summer RIDER」では、別のステージに用意された車を模したセットの中で、まるでメンバー全員でドライブをしているかのような演出も。「LOVE」や「Keep on」では、画面の分割やメンバーそれぞれの表情を細やかに映し出すカメラワークで、配信ライブならではの全方位的なパフォーマンスでE-girlsの本領を発揮した。

◆バラードでも魅了

E-girls(提供画像)
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一気に駆け抜けた前半から一転、中盤では「Perfect World」や新曲「So many stars」などのバラード曲で、現在のE-girlsならではの大人っぽい魅力を表現。2つのステージを移動しながらのノンストップのパフォーマンスはかなりハードに違いないが、コメント欄にはそんなメンバーを気遣う温かな応援の声が溢れ、ボーカル3人は汗を流しながらもそれに応えるように切々とバラードナンバーを歌い上げた。

新たな夢に向かう人の背中を優しく押すメッセージソング「So many stars」。まさにE-girlsのメンバーたちの思いが詰まった1曲といえるだろう。その時々のグループの立場や心境を楽曲に落とし込むことで、自分たちの歩みを刻んできたE-girlsらしいバラードだった。

◆グッズ紹介も盛り上がる

E-girls(提供画像)
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続くグッズ紹介コーナーでは、「E.G.Tube」というYouTube風の演出で、メンバーたちが自らプロデュースした30種類に及ぶ缶バッチやアクリルチェーンキーホルダーなどをアピール。途中、武部の怪しい通販番組風の映像が挿入されると、ファンからのコメント欄には笑いの声が溢れた。

◆ファンとも繋いでライブ

後半戦では、メンバーはグループカラーである華やかなピンクの衣装に包み、スマッシュヒットとなった「シンデレラフィット」を披露。さらに「Celebration」「Diamond Only」「CANDY SMILE」「Follow Me」「ごめんなさいのKissing You」「Highschool ◆ love」(◆はハートマーク)と、懐かしの楽曲をメドレーで歌い上げた。

加えて「ヒマワリ」ではライブでは定番のタオル回しを行い、さらに「Making Life」では事前に募集したファン24名とZoomで回線を繋ぎ、一緒にタオルを回す演出も。ラストの「Run With You」ではドローン撮影でメンバーたちを空撮、メンバーたちは嬉々とした表情を浮かべてカメラに手を振った。

◆坂東希「完成していて驚きました」

『LIVE×ONLINE』で定番となったオンラインコミュニケーションのコーナーでは、ファンからコメントで寄せられた質問にメンバーたちが応えていったほか、選ばれたファン2名とZoomでやりとり。他のメンバーと初めて会ったときの第一印象を聞かれると、坂東希は「お母さんと一緒に初めてEXPG STUDIO(LDHが運営する総合エンタテインメントスクール)に行ったときに当時のHappinessのメンバーがいて、みんなだいたい同い年くらいなのに、すでに完成していて驚きました。わたしはまだ小学生で、メイクもなにも知らなかった頃、Happinessはスターでした」と、当時の貴重な思い出を明かした。

また、パフォーマンスの際に心がけていることを問われた石井杏奈は「とことん楽しむこと。久しぶりにみんなと会ってライブすることができて、今日は本当に楽しい」と満面の笑みを見せた。

そして、コメント欄にアンコールコールが溢れると、武部の「やっちゃいますか!」という言葉を合図に、「Tomorrow will be a good day」のパフォーマンスがスタート。力強く未来を見据えるメッセージ性を持った「北風と太陽」では、円形のステージの可能性を最大限に発揮する見事なフォーメーションダンスを見せ、複雑に動くメンバーの間をカメラが通り抜けていく演出も。そして「限られて 短いから この時間は宝物」と歌う「Smile For Me」で、メンバーたちはこの日一番の笑顔を見せて、約2時間の『LIVE×ONLINE』は幕を閉じた。

◆E-girls、解散に向けての活動は未定

なお、E-girlsが今後、解散に向けてどのような活動を展開するかは未定。「最後にファンの方と直接お会いして、感謝の気持ちを伝えたい」という気持ちは、メンバー全員が「ファンとの約束」として心に抱き続けているとのこと。E-girlsの真骨頂は、やはりライブにあると確信した今回の公演。メンバーたちの最後のパフォーマンスが、生で見届けられる日が必ずやってくることを信じて待ちたい。(modelpress編集部)

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