「テラハ」又来綾、木村花さん死去後も続く誹謗中傷に嘆き「この言葉に涙が止まらなくなった」「本人の心には“一生”残り続ける」


【モデルプレス=2020/05/28】リアリティーショー「テラスハウス」最新シーズン「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」に出演していたプロレスラーの木村花(享年22)さんが23日に死去。これを受け、同番組の軽井沢編「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」に出演していた又来綾が27日、自身のInstagramにて思いをつづった。

木村花さん(C)モデルプレス
木村花さん(C)モデルプレス
◆又来綾、木村花さんへの思い

又来綾/「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント
又来綾/「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント
又来は「私は今回のニュースをテレビで見たとき本当に信じられませんでした」とし、花さんと面識はなかったが、「いつも笑顔が素敵で元気でパワフルでピンクの髪が似合う同い年の可愛い女の子の花ちゃんのファンとして私はテラスハウスを見ていました」と一視聴者として応援していたという。

「でもテレビじゃ花ちゃんがどれだけ悲しくて辛いことを抱えていたのか分かりませんでした。だからこんなことが起きてしまった事が、同じテラスハウスの仲間として本当に悲しい」と同じテラスハウス出身者としての悲痛な思いを明かし、花さんの家族や、一緒に過ごしたテラスハウスメンバーの思いも汲み取った上で「簡単に思いを言葉にしてはいけない事だと思い、コメントを控えさせて頂いていました。あまりにもショックで涙が止まりませんでした。私はその気持ちをすぐにSNSで文字にすることは無理でした」とコメントを控えていたことを明かした。

◆又来綾、木村花さん死去後も続く誹謗中傷

しかし、今後もこのようなことが起こらないために、そして未だに言葉の暴力が減らないことへの悔しさから、SNSで発信することを決意したという又来。花さんの報道が伝えられてから何もコメントをしていなかった又来に対して、又来を否定する言葉がSNSを通してたくさん届いたと言い、「『コメントを出せないなんて命をもっと考えろ。彼女ではなくお前が◯ねばよかったのに』この言葉に涙が止まらなくなりました。1度自分の目で見ている言葉なので鮮明に覚えています」と心無い言葉に深く傷つき、「大好きで8年間続けてきたSNSを生まれて初めて視界に入らないようにログアウトしました」と告白した。

そして「慣れたくない事だけど、ある程度のアンチは慣れました。でも、身近でこんな事が起きてしまっているのに何でまだこんな言葉を発する人が絶えないのか。身近な人が犠牲になっているのに本当に悔しい」と本音。「やった側はすぐに忘れるはず。でもやられた本人はずっと傷を負います。忘れません。忘れたくても忘れられないんです。指先一つで届くコメント一つで、本人だけではなく何人もの人が傷つきます。その“一瞬”の悲しいコメントで、送られてきた本人の心には“一生”残り続けます。寄ってたかって悲しい言葉を言われると、自分はそんな人間なんだ。とその言葉を間に受けてしまいそうになる時があります」と自身も体験した辛い思いを訴えた。

◆又来綾、SNSへの願い

又来綾/「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント
又来綾/「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント
また、又来は「私はいつもポジティブで強い人間だ思われてるかもしれないけど、そんな事ないです。気が弱くて中学生になるまで言葉の暴力でずっといじめられていました。当時はすごく心に深く傷を負っていました。でもそんな時に私が救われたのは、自分の大好きな家族や友達の笑顔や愛、憧れの人のポジティブな言葉でした」と過去にいじめられていた時に“言葉”に助けられた経験を告白。

又来がSNSを続ける理由も、自身が助けられたように、誰かの勇気や笑顔に繋がるようにという思いを込めているからだと言い、「言霊という言葉があるように、言葉には力があります。良くも悪くも影響力があります。笑顔は人を笑顔にさせます。愛情を沢山感じると人を愛する事ができます。大切な人の存在で心が満たされると生きる勇気が沸きます。ハッピーな事を言葉にしたら自分もそれを聞いている人もハッピーになれます。指先一つで簡単に発信出来るツールだからこそポジティブな事だけを発信してきました」とSNSに対するモットーを明かした。

今回、そんなSNSでの誹謗中傷が問題となっているが、「SNSは誹謗中傷を簡単に吐き出せるツールじゃなくて、お互いの楽しい情報を共有しあえる笑顔になれるツールであって欲しい。今後色んな技術が発展する個人が大切になる世の中になるのなら、こんな事が起きない平和な世の中になって欲しい。人間一人一人が一人一人を大切に思う世の中になってほしい。もう2度とこんな事が起きない世の中になってほしい」と願った。

木村花(C)モデルプレス
木村花(C)モデルプレス
最後に「恋愛にも仕事にも全力でパワフルな花ちゃんがこれからもずっと大好きです 素敵な笑顔と元気と勇気を沢山ありがとうございました。ご親族の皆様には心からお悔やみ申し上げます」と木村さんにメッセージを送った。

◆木村花さん、死去

木村花さん(C)モデルプレス
木村花さん(C)モデルプレス
木村さんが所属するプロレス団体・スターダムは23日、「当社所属選手木村花選手が本日5月23日逝去いたしました」と報告。「突然のことでファンの皆様、関係者の皆様には深いご心配と、哀しみとなり、大変申し訳ございません」とした。26日には、警察による判断の結果について「事件性は無いものと伺っております」とコメントを発表。「より詳しい死因等につきましては、ご遺族のご意向により公表を差し控えさせて頂きます」とし、今後、木村さんの詳細について「当社の会見、リリース等において、公表を行う予定はございません。マスコミの皆様、ファンの皆様におかれましては、何卒ご容赦、ご配慮くださいますようお願い申し上げます」と説明している。

木村さんはテラスハウスに2019年9月より入居。新型コロナウイルスによる影響を受け、テラスハウスは撮影を停止していたが、最近ではSNSなどで誹謗中傷に苦しむ胸の内を発信しており、亡くなった23日未明にはInstagramで「愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね。」と投稿していた。

◆「テラスハウス」制作中止を発表

金尾玲生、木村花さん、鈴木志遠、ビビ、吉田夢、新野俊幸「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」メンバー(C)モデルプレス
金尾玲生、木村花さん、鈴木志遠、ビビ、吉田夢、新野俊幸「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」メンバー(C)モデルプレス
27日、番組は公式サイトにて制作中止を発表。「この度、番組に出演されていた、木村花さんがご逝去された事について、改めてお悔やみ申し上げます。またご遺族の方々にも深く哀悼の意を表します。尚『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』に関しましては、制作を中止する事を決定致しました。この度のことを重く受け止め、今後も真摯に対応して参りたいと考えております」とした。同シーズンは、2020年の夏頃まで続く予定だったが第42話で終了となった。(modelpress編集部)

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