伊藤健太郎&清原翔、リカとさとみどっち派?令和版「東京ラブストーリー」無観客で制作発表


【モデルプレス=2020/04/01】フジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」とAmazon Prime Videoにて、4月29日0時より配信開始するドラマ『東京ラブストーリー』(毎週水曜日0時最新話配信)の制作発表会を、出演者の伊藤健太郎、石橋静河、清原翔、石井杏奈が登壇し1日、フジテレビにて開催した。

石井杏奈、伊藤健太郎、石橋静河、清原翔(C)
石井杏奈、伊藤健太郎、石橋静河、清原翔(C)
◆「東京ラブストーリー」29年ぶりドラマ化

『東京ラブストーリー』といえば、柴門ふみ原作の漫画で1991年にフジテレビでドラマ化。“カンチ”こと永尾完治と赤名リカのせつないラブストーリーが当時社会現象となり、その後も語り継がれる90年代恋愛ドラマの金字塔ともいえる不朽の名作ドラマ。今回は、29年ぶりに現代版となって新たなキャストを迎えてよみがえる。

新型コロナウィルスの影響で観客や取材陣を招待せずに無観客で行われた本作の制作発表会では、主演の伊藤(永尾完治役)、石橋(赤名リカ役)、清原(三上健一役)、石井(関口さとみ役)が登壇し、撮影の思い出や作品の見どころについてトークショーを行なった。

冒頭、「前作が放送されている当時は生まれてもいなかった」と語った伊藤は、「そんな僕らでも知っている作品だったので、令和版の主人公として出演させてもらえることは素直に嬉しかった」と率直な気持ちを伝え、他共演者とともにオファーを受けた時の喜びを伝えた。

◆伊藤健太郎ら4人、前作のドラマは観た?

石橋静河、伊藤健太郎(C)フジテレビ
石橋静河、伊藤健太郎(C)フジテレビ
「オファーを受けた後に前作のテレビドラマを見ましたか?」という質問に対して、伊藤以外全員「見ていない」と回答。その理由として石橋は、「伝説的なインパクトのある作品だと思うので見てしまうと演技に影響が出ると思ったので、原作の漫画だけ読みました」と話し、石井もそれに頷いていた。

一方、一人だけ「見た」と答えた伊藤は「僕も(演技が)引っ張られやすいので、とてもラフな気持ちで見ました」とし、「ファッション一つにしろ、時代背景にしろ全部違ったけどリンクしている部分もあるので演じていてすごく楽しめました」とコメント。それに対して石橋は「時代も違って、今生きている若者感情と当時の若者の感情はやはり少し違うと思うので、あえて前作は見ずに自由に演じたかった」と考えを述べた。

◆清原翔「僕はまだまだ恋愛ができていない」

台本を読んだ印象について清原は、「人の恋愛を学ばせてもらいました。僕はまだまだ恋愛ができていないなと。主役の完治に対しては共感を持つ部分もありましたが、僕が演じた三上は共感できない部分が多かったので少し抵抗がありました。というのも、おおっぴらに女性が好きな部分をさらけ出せるのは、リスペクトする部分もありますが僕にはできないですね」と話し、伊藤の「(普段の清原くんの)まんまでしょ?」というツッコミに対して「まんまだったら問題ないよ」と切り返し、笑いを誘っていた。

対する石井は、「(自分が演じたさとみの気持ちが)わかるなと思いながら台本を読んでいました。女性だったら恋した時に同じ気持ちになるんじゃないかな」と台本を読んだ時の共感を述べた。

また、夏に収録を終えて半年ぶりに集ったという4人に撮影で印象に残ったシーンについて尋ねると、伊藤は「三上の家から見える景色です。30数階の部屋のバルコニーからの景色を4人で見るシーンがあるんですがそれが印象に残っています。東京ラブストーリーって感じがしました」と振り返った。

◆伊藤健太郎、王道ラブストーリーに初挑戦

今回王道の恋愛作品が初めてだと答えた伊藤は、「本当に大変に感じました。他のジャンルももちろん大変さはありますが、体力的な部分ではなく精神的な部分、喜んだり悲しんだり怒ったりの感情の起伏が大変でした。さっき喜んでいたと思ったら次は泣かなきゃいけないとか、めくるめくシーンを撮影しないといけない難しさは恋愛モノならではだと感じました」と回答。

他の出演もそれに強く共感。また、特に感情の豊かな女性である石橋が演じた赤名リカという役柄について石井は「すごく好きです。私が男だったらリカみたいな女性に振り回されたいと思う」と答えた。

◆伊藤健太郎&清原翔、リカとさとみどっち派?

石井杏奈、清原翔(C)フジテレビ
石井杏奈、清原翔(C)フジテレビ
リカとさとみ、どちらに惹かれたか聞かれると、伊藤も清原もリカと回答。清原の意見として「僕はリカです。リカは考えがはっきりしているので、最初わかんなくても後々理解できちゃう。感情が100%で表面に出ている時は、振り回されるけど良いなと思います。さとみはちょっと暗い…?(笑)」と答え、リカのはっきりしてブレない人間性について好意を示した。

また伊藤は、「側から見たら、完治はなんであんなに振り回されてるんだろう?と思うかもしれませんが、振り回されたって何言われたって好きなんですよ。えっ?て思うこともそれ含めて性格が好き」とわかりやすく人間味のあるリカの性格を評した。2人に選ばれなかったさとみ役を演じた石井が少しへこむと、伊藤は「あくまで役だからね(笑)」とフォローを入れ、場を和ませていた。

◆石橋静河&石井杏奈、完治と三上どっち派?

この質問に石橋は完治と回答し、「三上は本当にひどい男なんですけど、最終的には憎めない。でもそこまで付き合うのが本当に大変だと思う」と述べた。一方石井は、「結果、三上くんを選ぶと思う。確かにさとみを演じて、三上くんに対して苦しかったり辛かったり感じた部分も多かったんですけど、半年経った今三上くんのことが気になってます。私振り回されたいのかもしれない(笑)。更生させたい。独り占めしたい、という気持ちになってしまいます」とコメント。

それに対して伊藤が「それね。気をつけた方が良いよ(笑)」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。清原は「(演じただけで)三上ではないけど嬉しいです(笑)」と密かに感情を滲ませた。

◆香港のトップフォトグラファー・Wing Shya撮影のビジュアル公開

(左から)伊藤健太郎、石橋静河、石井杏奈、清原翔(C)フジテレビ
(左から)伊藤健太郎、石橋静河、石井杏奈、清原翔(C)フジテレビ
また、メインビジュアルも解禁。今回撮影したのは、ウォン・カーウァイ監督作品『花様年華』『ブエノスアイレス』等のビジュアルを担当した香港のトップフォトグラファー・Wing Shya(ウィン・シャ)。メインビジュアル以外にも、Wing Shyaによる完治、リカ、三上、さとみのイメージを存分に引き出したキャラクタービジュアルとなっている。(modelpress編集部)

◆キャストコメント

伊藤「前作のファンの方もいると思いますが、フラットな感情で見てくれるとすごく嬉しいです。今なかなか外に出れない中でも、僕ら4人の恋愛模様を見てドキドキしたりワクワクしてもらえたらと思うので、是非楽しみにして下さい」

石橋「大変な時期ですが、4人のいろんな言動に一緒に振り回されてハラハラドキドキして、涙したり怒ったり喜んだりして欲しいです。オリジナルと比べてみてもらっても良いですし、時代も変わって東京の街並みも変わっているので今の若者が感じることもまた違うので本作で新しい発見をしてもらいたいと思います。特に同世代の方々に是非見て欲しいです」

清原「僕自身、撮影をすごく楽しめました。演技は心が忙しくて大変でしたが、映像としてみたときにやってよかったなと本当に思いました。是非見ていただいて気持ちを豊かにしてもらえたらと思います」

石井「次はどんな風に表現されてるんだろうとすごくワクワクしながら見れると思います。4者4様の恋愛観が映像の中に詰まっていると思うので、いろんな感情になりながら楽しんでいただけたらと思います」

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