高橋一生、蒼井優の夫役に ドラマ「スパイの妻」出演決定


【モデルプレス=2020/02/14】俳優の高橋一生が、女優の蒼井優が主演し、黒沢清監督が手掛ける8K・スーパーハイビジョン撮影のNHKドラマ「スパイの妻」(BS8K、6月放送予定)に出演することが発表された。

蒼井優、高橋一生(C)NHK
蒼井優、高橋一生(C)NHK
◆高橋一生、蒼井優の夫役に

今作は、1940年代の神戸を舞台に、戦争という時代の大きなうねりに翻弄されながらも、自らの信念と愛を貫き通そうとする女性の姿を描く究極のラブ・サスペンス。

高橋は蒼井演じる主人公・福原聡子の夫で貿易商の福原優作役。出演に「クラシックな物語性と新しい試み。リズムに還元されてしまいそうな劇的な台詞の数々。初めての黒沢組は終わって欲しくない程充実した時間の中でお芝居をさせていただきました。この作品の完成が心から楽しみです」とコメントを寄せた。

◆長岡亮介が音楽を担当

長岡亮介(提供写真)
長岡亮介(提供写真)
また、音楽を「ペトロールズ」のフロントマンであり、椎名林檎を中心に結成された「東京事変」では浮雲の名で活動するギタリストの長岡亮介が担当することも決定した。(modelpress編集部)

■高橋一生コメント

クラシックな物語性と新しい試み。リズムに還元されてしまいそうな劇的な台詞の数々。初めての黒沢組は終わって欲しくない程充実した時間の中でお芝居をさせていただきました。この作品の完成が心から楽しみです。

■脚本:濱口竜介氏コメント

この企画への参加をお誘いいただいて以来、私が心に念じていたことは、黒沢清監督に最高に面白いドラマを撮っていただきたい、というその一点です。共同脚本の野原位ともども師匠である黒沢監督の胸を借りて思い切りぶつかった結果、生まれた物語はタイトル通り「スパイの妻」として戦中の状況に翻弄される一人の女性の話となりました。脚本家にも関わらず、完成作がどのようなものになるか全く予想がつきません。ただ、傑作となることだけは強く確信しています。いち黒沢ファンとして、参加できたことが心より嬉うれしく、誇らしく、完成を心待ちにしています。

■脚本:野原位氏コメント

黒沢監督とこの企画を進め始めてから早2年が経ち、今とても感慨深い思いでおります。私自身も脚本チームの一員として関わり、黒沢監督から学ぶばかりで、その点でも非常にありがたい機会でした。兎とにも角かくにも一観客としてワクワクしています。今作は黒沢監督が戦中を舞台にした新鮮で素晴らしい企画であり、そして濱口さんが脚本という二度とないかもしれない夢のタッグです。ここまで企画を支えてくれた方々にも心から感謝しています。この傑作の完成がただただ楽しみで仕方ありません。

■音楽:長岡亮介コメント

欲しいなと思うものを自分勝手に夢想して、そのイメージを歌や演奏に気ままに落とし込んでいく、自分が作る音楽は大体そういう感じでした。今回は作品が放つイメージに自分のイメージを重ねていく、という初めての作業。興味深く加わらせていただきました。シンプルに、を心がけました。さあ、何曲採用されるのでしょうか?!(笑)

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