松たか子「第92回アカデミー賞」で日本人初歌唱 “アナ雪”ステージで美声響く


【モデルプレス=2020/02/10】世界最高峰の映画の祭典「第92回アカデミー賞」授賞式が日本時間10日(現地時間9日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。映画『アナと雪の女王2』の日本語吹き替え版でエルサの声を演じた女優・松たか子が出演し、日本人で初めて歌唱を披露した。

イディナ・メンゼル、松たか子/photo:Getty Images
イディナ・メンゼル、松たか子/photo:Getty Images
◆松たか子「アカデミー賞」で日本人として初歌唱

今回『アナと雪の女王2』は歌曲賞にノミネート。松はメイン楽曲「イントゥ・ジ・アンノウン」のステージでオリジナル版の声優イディナ・メンゼルと共に、世界9か国のエルサ役声優と同曲を歌唱した。

「イントゥ・ジ・アンノウン」のステージ/photo:Getty Images
「イントゥ・ジ・アンノウン」のステージ/photo:Getty Images
イディナから始まったステージで、松はイディナに続いて冒頭部分を歌唱。松のほかデンマーク、ドイツ、ラテンアメリカ、ノルウェイ、ポーランド、ロシア、スペイン、タイの9の国と地域の“エルサ役”とともにインターナショナルなパフォーマンスで美声を響かせた。

松は高いパフォーマンス力が評価され、US本社直々のオファーで参加することが決定したという。ステージにはエルサだけに聞こえる不思議な声を担当し話題のノルウェーの新星歌姫・AURORA(オーロラ)も登場した。

歌唱直後の松は、「他の国のエルサやイディナたちとステージで歌うことができて、とても楽しかった」と興奮冷めやらぬ様子で語り、さらに今回のパフォーマンスについて、「予想をはるかに軽々超えた機会を与えてもらいました。オリジナルのエルサを演じたイディナはもちろん、各国のエルサと会えることが凄く楽しみでした。同じく皆がエルサのセリフを言い、歌を歌ってきた人たちなので、私は日本版のエルサというシンプルな気持ちで、行くしかないかなという思いでした。到着してから、レッドカーペットに行くギリギリまでサウンドチェックして、とても充実感のある数日であっという間でしたけど、とても楽しかったです」と、このオファーを受けてから授賞式までの想いを話した。

さらに日本のファンに向けて、「私が今日このステージで歌えたのは、日本でこの作品を観て愛してくれた人たちの力も非常に大きかったと思います。日本での盛り上がりが認められて、“おいで”と言ってもらえたんだと思いますので、みなさんの力にとても感謝しています。日本ではまだ公開中なので、このアカデミー賞授賞式を観て気分が高まったら、ぜひ劇場に足を運んでほしい」と感謝の気持ちを語った。

世界9か国のエルサ役声優/photo:Getty Images
世界9か国のエルサ役声優/photo:Getty Images


◆「アカデミー賞」とは

『パラサイト 半地下の家族』が作品賞を受賞/photo:Getty Images
『パラサイト 半地下の家族』が作品賞を受賞/photo:Getty Images
「アカデミー賞」は、アメリカ映画業界団体である映画芸術科学アカデミーが、その年ベストの仕事をした映画人たちを称える賞。世界で最も権威と伝統がある映画賞と言われている。

授賞式は、2月10日午前8時30分よりWOWOWプライムにて生中継。(modelpress編集部)

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