竹中直人・山田孝之・齊藤工が映画監督 共同制作で「ゾッキ」実写化


【モデルプレス=2020/01/16】俳優の竹中直人・山田孝之・齊藤工が映画監督として、長編映画『ゾッキ』を共同制作することがわかった。

山田孝之、竹中直人、齊藤工(提供写真)
山田孝之、竹中直人、齊藤工(提供写真)
3人が惚れ込んだ原作は、“孤高の天才”と称される漫画家・大橋裕之氏の最高傑作『ゾッキ』。初の実写化となる。シンプルな線、半円や三日月で描く「目」、愛らしく奇怪な画風。何気ない日常の独特のおかしみや、人間の優しさをシュールに物語っており、かつてない感覚で、大人の読者からは、若かりし日々の瞬間の感動や衝撃が記憶の片隅から蘇えると支持される。そのタッチ、ストーリーの唯一無二性から、大橋氏は“孤高の天才”と称されている。

映画監督として、8作目となるベテランの竹中、3作目の齊藤、映画作品初監督となる山田。キャリアの異なる3人だが、共通して、俳優として第一線で作品至上主義を徹底してきた。その上で枠にとらわれず、映画監督、プロデューサー、クリエイターとしても表現している3人が一丸となり、『ゾッキ』が生まれた原点である、大橋氏の生まれ故郷・愛知県蒲郡市での全編オールロケを敢行。山田は先行単独で蒲郡市に入り、ロケ地の視察や現地の方と交流をして準備をしてきた。

◆竹中直人、山田孝之&齊藤工にオファー

きっかけは2018年、竹中が大橋氏の傑作漫画『ゾッキ』に惚れ込み、「絶対、実写映画化したい!」と強く熱望。映画監督として齊藤、山田にオファーしたことから3人の監督による共同映画制作がスタートした。

「ゾッキ」の語源は「寄せ集め」「ひとまとめにした」という古本用語。古本市場で使われる特殊用語で、安い価格で売られるひとまとめで束ねられた「ゾッキ本」からきている。

脚本は、監督たちの感性や原作の作品性を大切にまとめ、舞台演出家・劇作家の倉持裕氏が書き上げた。倉持氏は演劇界の新鋭で、村上春樹原作の舞台化作品で話題となり、2019年映画脚本に進出。その後『十二人の死にたい子どもたち』(監督:堤幸彦)がヒットを記録し、今映画界からオファーが絶えない脚本家である。

今後発表となる多彩なキャスト・音楽など、3人のこだわりや人脈を集結させたクリエイティブ。公開は2021年、来月2月より撮影がスタートする。

■竹中直人(監督)コメント

まさかこんなときがくるなんて…大ファンだった大橋裕之さんの作品を映画にすることが出来るなんて…まるで夢のようなできごと…夢のまたゆめのようなできごと…ぼくが感じた大橋さんの世界をどこまで映像化出来るのか…この思いに集まって来てくれた方々と夢中になって作ります!

■山田孝之(監督)コメント

初めてゾッキを読んだ時の衝撃、感動、恐怖、希望。それらを自分なりの表現で伝える。怖くもあるけどゲボが出るほど楽しみです。監督のイメージはあるものの監督をしたことがない僕ですが、竹中監督、齊藤監督と協力して心を刺激する作品に仕上げたいと思います。

■齊藤工(監督)コメント

監督陣がやや派手な門構えに見えるかも知れませんが、作品至上主義の映画人が集まっていて、大橋裕之さんの最高過ぎる原作に忠実に、かつ実写ならではの裏切りを行いたいと思っております。このプロジェクトの発起人である竹中直人さん、そして、この作品に関わるきっかけをくださった前野朋哉さんに心から感謝致します。

(modelpress編集部)

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