小栗旬は「芝居に嘘がない」三谷幸喜氏が大河主演抜擢までの経緯明かす<鎌倉殿の13人>


【モデルプレス=2020/01/08】NHKは8日、東京・渋谷の同局にて「2022年大河ドラマ」制作・主演発表会見を行い、タイトルが『鎌倉殿の13人』に決定し、小栗旬が主演を務めることを発表。会見には、脚本を担当する三谷幸喜氏が出席した。

小栗旬(提供写真)
小栗旬(提供写真)
鎌倉幕府二代将軍・源頼家を支えた家臣13人による権力のパワーゲームを描く本作。小栗が演じる主人公はその中の1人で北条政子の弟・北条義時。小栗が大河主演を務めるのは初となる。三谷氏は2004年『新選組!』、2016年『真田丸』に続く3度目の大河脚本となる。

◆小栗旬は「芝居に嘘がない」

三谷幸喜氏(C)モデルプレス
三谷幸喜氏(C)モデルプレス
三谷氏とNHKが2022年大河ドラマの話を進めていたとき、三谷氏が小栗の名前を挙げたことで主演に決定。フジテレビ系ドラマ『わが家の歴史』(2010年)で小栗と初めて一緒に仕事をしたという三谷氏は、「(小栗は)高倉健さんの若い頃をワンシーンだけやったのですが、実際小栗さんは高倉健さんとは似ても似つかないけど、映像を見たときに健さんにしか見えなかった。気持ちから入っていく人だからなんだ」と小栗の演技に惹き込まれたそうで、「この人と一緒に仕事がしたいと思いました」と明かした。

その後、「映画にも出てもらいましたし、大河ドラマにも何本か出ているのを見て、どの役も出番は短いけど、役を掴むのが上手な方、芝居に嘘がないと思いました」と絶賛。小栗が義時を演じるにあたり「強くてかっこいい優しいヒーローではない、人間的にずるい。そんな男になっていくので、小栗さんにやっていただくのが楽しみです」と期待を寄せた。

(左)三谷幸喜氏(C)モデルプレス
(左)三谷幸喜氏(C)モデルプレス
また、本作が決まったとき小栗とは電話で話したそうで「2人でお互いの新しい代表作にしましょうと話しました」とやり取りを明かした。

なお大河ドラマは、1月19日からは長谷川博己主演の『麒麟(きりん)がくる』、2021年1月からは吉沢亮主演の『青天を衝(つ)け』が放送される。「鎌倉殿の13人」は2022年1月より放送。



◆大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

平家隆盛の世、北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。だが流罪人・源頼朝と姉・政子の結婚をきっかけに、運命の歯車は回り始める。1180年、頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打ばくちに乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。

幕府を開き将軍となった頼朝。だがその絶頂のとき、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようともがき苦しむ二代将軍・頼家。 “飾り” に徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿すげ替えられていく。

義時は、二人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵かじを取る。源氏の正統が途絶えたとき、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだ──。

※「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。頼朝の天下取りは十三人の家臣団が支えていた。頼朝の死後、彼らは激しい内部抗争を繰り広げるが、その中で最後まで生き残り、遂ついに権力を手中に収めたのが、十三人中もっとも若かった北条義時である。

(modelpress編集部)

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