すべての謎が明らかに「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」原点回帰の完結作<試写会レビュー>


【モデルプレス=2019/12/18】1977年に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が全米で公開されてから今年で42年。「スター・ウォーズ」シリーズ完結作、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が12月20日、日米同時公開される。このほど、日本でも内覧試写会が実施され、モデルプレスも参加。ここでは、続三部作と呼ばれるエピソード7からの物語を振り返るとともに、完結作を紹介する。※本記事には、最新作に関するネタバレが一部含まれています。ご注意ください。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
◆「スター・ウォーズ」シリーズついに完結へ

全9作からなる「スター・ウォーズ」シリーズは、銀河を巻き込み、壮大なスケールで描くスカイウォーカー家の、愛と喪失の物語。

続三部作は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』から30年後を描いた2015年公開、エピソード7『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』からスタート。銀河の独裁をもくろむファースト・オーダーと、それに抵抗するレジスタンスが戦う世界を舞台に、家族を待ち続ける孤独なヒロイン・レイ(デイジー・リドリー)が、ジェダイ騎士唯一の生き残り“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を探す冒険に巻き込まれていく物語を展開。

続く、2017年公開エピソード8『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーの元へたどり着いたレイと、赤い十字のライトセーバーを操る強力なフォースを持つ戦士、カイロ・レン(アダム・ドライバー)の行く末、レジスタンスとファースト・オーダーの戦いを描いた。

ついに完結を迎える「スカイウォーカーの夜明け」を手掛けるのは、「フォースの覚醒」でも監督を務めたJ.J.エイブラムス監督。監督は本作について「これまでのシリーズで起きたあらゆることが、『スカイウォーカーの夜明け』へと繋がっているんだ。そこには感情移入できる感動的なストーリーがあって、ものすごく驚きもあって、満足できるものになっていると思う」とコメント。

予告編では、銀河系すべての悪の根源である暗黒卿パルパティーンによる「終わりが始まる」という意味深なセリフも飛び出し、光と闇を受け継いたレイとカイロ・レンの世代を超えた“光と闇の戦い”の決着、伝説の結末に期待が寄せられている。

◆「スカイウォーカーの夜明け」は「スター・ウォーズ」ファン納得の結末

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』タイトルロゴ(C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』タイトルロゴ(C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
まず注目したい点は、「STAR WARS」ロゴの青。黄色だったロゴの文字が「最後のジェダイ」で赤(=ダークサイド)になり、今回は青(=ライトサイド)に。

その一点を切り取っても、ファンの間では完結作の展開について様々な憶測が飛び交っている。もちろんそこにも意味が込められているため鑑賞する上で忘れてはいけないポイント。

そしてタイトルには「スカイウォーカー」とあるが、歴代を通じて固有名詞がタイトルに組み込まれるのは本作がシリーズ史上初。なぜ、その名が?“夜明け”が意味するものとは?42年という歳月をかけ描かれてきた物語には数々の伏線が張り巡らされてきたが、そのすべての謎が明らかになる。

また、細かい演出としてファンにはたまらないシーンも多数。興奮の連続となる142分は、「スター・ウォーズ」ファンが納得する結末になっていると言えるだろう。

◆「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」の再現度の高さも実感

「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
少し視点を変えるが、「スター・ウォーズ」と言えば今年、カリフォルニア・ディズニーランド・リゾート(カリフォルニア州アナハイム)とウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(米国フロリダ州オーランド)に「スター・ウォーズ」シリーズをテーマにした新テーマランド「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ(Star Wars:Galaxy’s Edge)」が誕生。ミレニアム・ファルコンの乗車シーンでは、新エリア内にオープンしたアトラクション「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン(Millennium Falcon:Smugglers Run)」を思い出した。

「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
ゲストがミレニアム・ファルコンの操縦をしながら、パイロット、 射手、もしくは航空機関士となって、トラブルを回避しながら密輸されたアイテムを届けるミッションに挑む同アトラクション。そこには映画で観たことのあるような景色が広がっており、今回改めてスクリーンで操縦シーンを鑑賞したことにより、「スター・ウォーズ」ファンの“夢”を叶えるアトラクションであったことを強く実感した。

「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
モデルプレスでは、同じく新エリアの目玉となるアトラクション「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス(Star Wars:Rise of the Resistance)」のオープン(12月5日※ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート/カリフォルニア・ディズニーランド・リゾートには2020年1月17日にオープン予定)にあわせ現地取材も行ったが、そちらは「最後のジェダイ」「スカイウォーカーの夜明け」の制作と並行して撮影されたとあって、レイらが登場し、より続三部作の世界観に浸ることができる。

「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」(C)モデルプレス(C)Disney/Lucasfilm Ltd. (C)& TM Lucasfilm Ltd.
「アトラクションにも出てきたあの場所が…!」と、すでに体験したゲストはそんなことを思いながら胸をアツくするかもしれない。

◆完結作鑑賞後はきっとエピソード4が観たくなる

12月20日、伝説がついに完結してしまうという寂しさを抱く人もいるだろうが、その伝説の結末を“見届けた”という充実感と感動が世界中に広がっていくはず…。

公開まであと少し。最後に一つ、現時点で“これだけは言える”のは、観終わったあとにエピソード4「新たなる希望」が観たくなる、ということ。まさに見事な完結作だった。(modelpress編集部)

■『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』作品概要

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ポスター(C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ポスター(C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
数々の金字塔を打ちたて、エンターテイメント史において伝説と呼べる唯一の映画「スター・ウォーズ」。時代の寵児となった J.J.エイブラムスが再び監督を務め、スカイウォーカー家の“家族の愛と喪失”の物語は、ついに42年に渡る歴史に幕を下ろす。

祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、わずかな同志たちと立ち上がるレイ。スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦に託された――。



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