内博貴、舞台「喜劇 なにわ夫婦八景」出演決定


【モデルプレス=2019/11/19】俳優の内博貴が、2020年2月に大阪松竹座で上演される舞台『喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち』に出演する。

内博貴(提供写真)
内博貴(提供写真)
2015年3月、惜しまれながらもこの世を去った上方落語の巨星・桂米朝。翌年の2016年2月、大阪松竹座では米朝の代表演目のひとつ『地獄八景亡者戯』を舞台作品として上演し、好評を博した。そしてこのたび、米朝の五年祭を前に、米朝とともに数々の弟子を育てあげた絹子夫人の人生模様を描いた「なにわ華がたり」(廓正子著)を基に、堤泰之の脚本・演出により、桂米朝・絹子夫婦の人生行路を舞台として上演する。

大店の跡取り娘が周囲の反対を押し切ってOSSK(大阪松竹少女歌劇団、現OSK日本歌劇団)に入団し、“駒ひかる”の名で一世を風靡した華やかな時代から、戦中戦後の混乱期を生き抜き、当時無名落語家であった桂米朝と出会い、人生をともに歩むまで。今や上方落語を語る上で欠かせない桂米朝を陰日向となり支え続けた絹子夫人の人生から、これまでに明かされることのなかった米朝の素顔や、息子であり弟子である現・米團治をはじめ、個性豊かな弟子たちとの波瀾万丈ながらも温かな共同生活を描く。

◆内博貴、桂米團治役

桂米團治(提供写真)
桂米團治(提供写真)
内は桂米朝、中川絹子夫妻の意志を受け継ぎ、現在上方落語界の一線で活躍する五代目・桂米團治を演じる。

米朝夫婦の長男として生まれ、後に弟子となって父親と同じ道を進む現・米團治の目を通して描かれる夫婦の姿、また個性豊かな弟子たちに囲まれながらの日々、“師匠と弟子”・“親と子”の関係の中で葛藤する姿から、米朝と絹子の夫婦愛、親子愛を描いていく。

内は「公演が大阪松竹座とのことで嬉しく思います。ここは僕の原点の場所でもあります。大好きな劇場です」と喜び、共演者の桂ざこばについて「プライベートではパパと呼ばせてもらっています。そのパパと同じステージに立てると言うのは1つの夢が叶った気持ちです」と明かした。

◆真琴つばさが主演、筧利夫らが出演

今作の主演は、宝塚歌劇団退団以降、舞台・テレビへの出演のみならず、音楽活動などボーダレスな活躍を続ける真琴つばさ。OSSKの“駒ひかる”として一世を風靡した華やかな時代から、長年、夫・桂米朝と一門の弟子たちを支えた中川絹子役を演じる。

物語の要となる桂米朝役は、ミュージカルから時代劇まで幅広い作品で演技が光る筧利夫。そして、吉本新喜劇の池乃めだか、西川忠志、大阪松竹座初出演の今野浩喜、大阪を中心に活躍中の野田晋市、そしてOSK出身の桜花昇ぼる、ベテランの曽我廼家文童さらに桂ざこば、三林京子をはじめとする桂米朝一門の落語家たちと、関西にゆかりの深い、バラエティ豊かな出演者にて届ける。

◆あらすじ

上方落語を復活させ、時代の寵児となった桂米朝と、その米朝も決して頭が上がらなかった妻・絹子との夫婦秘話を、父であり師匠でもあった米朝の背中を追い続けた息子・明が語り始める。

時は昭和29年、終戦後。OSSK出身の華やかさ際立つ歌劇スター駒ひかること桑田絹子と、まるで事務員のような無名の落語家・桂米朝こと中川清は、時代の運命に導かれるように、大企業の慰安会場で出会った。

ほどなく結婚し三人の子宝に恵まれ、穏やかで順風満帆な夫婦生活……とは夢のまた夢。待っていたのは、一筋縄ではいかない、超個性派な内弟子たちとのてんやわんやの共同生活だった!更には、愛息子の明も賑やかな弟子たちに後押しされ、落語家になりたいと言い出して…… 。

平成7年、夫・米朝の人間国宝認定式に、親の反対を押し切ってOSSKに入団し、後に落語家の女房となった大店の跡取り娘・絹子が立ち会っている。

花札のようにめくるめく季節を共に駆け抜けた半世紀にわたる夫婦と、弟子という名の息子たちとの不可思議な家族が紡ぐ物語やいかにーーー

◆内博貴コメント

まずは公演が大阪松竹座とのことで嬉しく思います。ここは僕の原点の場所でもあります。大好きな劇場です。そして何よりも共演者に桂ざこばさんが!!!

ざこばさんには昔から可愛がって頂いておりまして、プライベートではパパと呼ばせてもらっています。そのパパと同じステージに立てると言うのは1つの夢が叶った気持ちです。非常に楽しみにしております。

そして、米團治さん役、一生懸命つとめます!関西弁でのお仕事は自身が主演しました『オダサク』以来です。素晴らしい作品に出来るよう、皆さんの力になれたらと思います。

◆桂米團治コメント

私の両親(桂米朝&駒ひかる)の人生が松竹座の舞台になるなんて、有難いかぎりです。OSK出身の母の役をタカラヅカの元トップ、真琴つばささんが演じられるのがとても嬉しいですし、父に扮するのが筧利夫さんだなんて、めっちゃ興味をそそられます。

そして、私に扮するのがジャニーズの内博貴さんとは……嗚呼、申し訳ない。実物より百倍かっこええ人間になりそう。

お客様方には、昭和初期から平成に至る上方の地で、落語という話芸の素晴らしさを広く世間に知らしめようと尽力した男と、それを支えるために身を粉にして働いた女の生涯をご覧頂きたく思います。夫婦の情愛、不協和音もまた楽し!

(modelpress編集部)

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