<高橋文哉「仮面ライダーゼロワン」インタビュー>オーディションから主演抜てきに手応え“受かるなら飛電或人役しかない”プレッシャーが自信に変わったきっかけ


【モデルプレス=2019/08/05】テレビ朝日系特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「仮面ライダーゼロワン」(9月1日スタート/毎週日曜あさ9時~)の主演を務める俳優の高橋文哉(たかはし・ふみや/18)が、モデルプレスのインタビューに応じた。

モデルプレスのインタビューに応じた高橋文哉 (C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた高橋文哉 (C)モデルプレス
◆高橋文哉「仮面ライダーゼロワン」主演に抜てき

高橋文哉/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
高橋文哉/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
令和に入り1作目の仮面ライダーとなる本作は、新しい時代の到来にふさわしいAI=人工知能をテーマに展開。物語の主人公となるのは、「男子高生ミスターコン2017」でグランプリを受賞した高橋演じるAI企業の社長にして仮面ライダーゼロワンに変身する青年の飛電或人(ひでん・あると)。自社が開発したAIロボがテロリストのハッキングを受けて暴走し、社長ライダーの青年が人工知能技術を巡る戦いに身を投じていく。

◆高橋文哉「仮面ライダーゼロワン」抜てきでフォロワー急増

高橋文哉 (C)モデルプレス
高橋文哉 (C)モデルプレス
― 「仮面ライダーゼロワン」の主演に抜てきされた時の心境をお聞かせください。

高橋:本当にびっくりして、最初は実感が沸かなかったです。これほど歴史とともに歩んできている仮面ライダーの主演が自分ということが信じられないと思いました。プレッシャーも不安もありますが、良い作品を届けたいなと思っています。

5月の中旬に最終オーディションがあって、5月の下旬に結果発表、6月にはクランクインだったので、主演を務めていることが決まってからは仮面ライダーのことで頭がいっぱいです。

― ヒーローへの憧れはありましたか?

高橋:ヒーローへの憧れというより、小さい頃から表舞台に立つことが夢だったんです。昔は「どうせ無理だ」と思っていましたが、今は素敵な環境にいるので、大きな夢が湧き上がってきています。

― 主演を務めることが発表されてから、SNSのフォロワーも一気に増えましたよね。

高橋:そうですね。1日でTwitterもInstagramも両方フォロワー数が1万5000人~2万人くらい一気に増えました!そこで仮面ライダーのすごさをより実感しましたね。仮面ライダーをずっと応援しているファンの方からも「これから1年間大変だと思いますが、頑張ってください!」などとコメントをたくさんいただいたので、仮面ライダーファンの方々の温かさも知りました。

高橋文哉/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
高橋文哉/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
高橋文哉/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
高橋文哉/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
― ファンの方からは、高橋さんのご活躍を祝福する声とともに、遠い存在になってしまうのが少し寂しいという声もありますね。

高橋:これまではファンの子と直接会える機会もありましたが、テレビでもっと多くの人が僕を見てくれるということが目標だったんです。これから会える機会は減ってしまうと思いますが、今度は映像でたくさん僕のことを見られるように頑張るので、歩み出した道を応援して欲しいです!

― ご家族の反応はいかがでしたか?

高橋:家族も僕以上に頭が追いつかなかったのか、最初は全然信じてくれませんでした(笑)。「仮面ライダーゼロワン」の制作発表記者会見が終わったあと、母からは会見記事のURLがたくさん送られてきたり、兄が僕のセリフなどを送ってきたりしました。僕は3兄弟なのですが、真ん中の兄からも連絡が来て「(高橋)文哉がテレビの中にいて、仮面ライダーに変身しているのも信じられないけれど、マジで自慢の弟だよ」と人生で初めて褒められたんです!これまで兄2人は、芸能活動に関して何も言ってきたことがなかったので本当に嬉しくて、胸がじわ~と温かくなりました。

◆高橋文哉「僕が受かるなら或人役しかない!」オーディションから手応え

高橋文哉 (C)モデルプレス
高橋文哉 (C)モデルプレス
― オーディション会場で、周りの俳優さんとご自身を比べてプレッシャーや焦りなどは感じていましたか?

高橋:これまでもいろいろなオーディションを受けさせていただいてきた中で、準備しすぎてしまうと逆に不安になって緊張してしまうことを学んでいたので、プレッシャーは全くなくて、オーディションに参加できるだけで嬉しい気持ちでいっぱいでした。オーディションではすべての役を演じるのですが、中でも或人を演じていくうちに楽しくなっていって、「自分に合うのは或人だな」「僕が受かるなら或人役しかない!」と思うようになっていったんです。なので、不安はもちろんありましたが、最終オーディションでは手応えを感じていました。

― ご自身と役に共通する部分があったのですか?

高橋:周りから「(或人と)一緒だよね」と言われます。自分では或人ほどうるさくないと思っているのですが、うちに秘められたものが全部出ちゃっているのかな(笑)?でも、普段の自分を抑えて演じるというよりは、普段の自分に或人の特徴をプラスして演じられているので、撮影期間の1年間でたくさん伸ばしていけそうです。

― まさにハマり役ですね!

高橋:スタッフさんからも「或人役は最初から高橋くんしかいないと思っていたんだよ」と言っていただいて、すごく嬉しかったです。頑張らなきゃいけないなと思いました。

◆高橋文哉「すごく抵抗があった」演技への思いに変化

児嶋一哉、井桁弘恵、岡田龍太郎、高橋文哉、鶴嶋乃愛、中川大輔、砂川脩弥/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
児嶋一哉、井桁弘恵、岡田龍太郎、高橋文哉、鶴嶋乃愛、中川大輔、砂川脩弥/「仮面ライダーゼロワン」制作発表記者会見より (C)モデルプレス
― 撮影現場の様子はいかがですか?

高橋:今回鶴嶋乃愛さん以外、共演する岡田龍太郎くん、井桁弘恵さん、中川大輔くん、砂川脩弥くん、児嶋一哉さんは少し歳が離れているので、最年少に近い僕が主演であることにプレッシャーを感じていたのですが、みなさん怖いくらい優しいです(笑)。でも今のところ、6人全員が揃って撮影することがなくて…。特に鶴嶋さんや(岡田)龍太郎くんとは共演シーンが多いので、仲良くなりました。

― 連続ドラマへの出演は初めての経験ですが、役作りで苦労したことはありましたか?

高橋:連続ドラマも初めてですし、映像自体にほとんど出たことがなかったので、すべてが大変です。或人は、巨大企業の社長になる前まで、全くウケないネタを自分では本気で面白いと思っている売れないお笑い芸人という役なので、難しかったですね。テンションがすごく高いので、サンシャイン池崎さんを参考に勉強させていただきました!初めてお笑いのシーンを撮影した時はすごく抵抗があったのですが、ここで振り切らなきゃダメだと思ってやってみたら、監督からも「良いよ!」と言っていただけて、「演技が楽しい」と思えたんです。ネタ自体は台本を用意していただいているのですが、どうしたらより或人っぽくネタをできるかなどは自分で考えているので、そこも楽しみにして欲しいですね。

― サンシャイン池崎さんを参考にしたのですね!演技面で参考にしている方はいますか?

高橋:窪田正孝さんの演技がすごく好きなので、窪田さんが出演している作品を見て、勉強させていただきました。最近はいろんな映像作品を見るようになって、今は同じヒーローものの「スパイダーマン」と「仮面ライダージオウ」を見ています。「仮面ライダージオウ」を見ていると、僕の次に仮面ライダーをやる方が「仮面ライダーゼロワン」の僕を見て勉強してくれるかもしれないと思うと、影響力を与えられるように頑張らないとなと、刺激になります。

高橋文哉、歴代仮面ライダーを見て勉強中 (C)モデルプレス
高橋文哉、歴代仮面ライダーを見て勉強中 (C)モデルプレス
― 親交のある中島健さんは、「仮面ライダージオウ」のスピンオフドラマ「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」にご出演されていましたが、何かアドバイスはいただきましたか?

高橋:実はこれまで(中島)健くんとは、一対一で話せるような仲ではなかったのですが、最終選考の前に初めて食事に行って、芝居の概念を教えてもらったんです。そこから一気に仲が深まって。芝居で困ったことはすぐに聞けるので、本当に良い先輩だなと思います。

◆高橋文哉、夢を叶える秘訣は?「令和の代表になりたい」今後の野望を語る

高橋文哉 (C)モデルプレス
高橋文哉 (C)モデルプレス
― 今の高橋さんが考える、夢を叶える秘訣を教えてください。

高橋:自分に自信を持って「できないことはない」と思うことです。役者としての引き出しがまだ少ないので「それ僕にはできないよ…」と思うことがたくさんあるのですが、自分なりに解釈してとにかくやってみる。例えば、監督が求めていることが「100」で僕ができることが「1」だとしても、「0」からは何も生まれないので、諦めるより、新しい1歩を踏み出すために行動することが大切だと撮影を通して学びました。壁は破ろうとしなければ、破れないので。

― かっこいいですね!

高橋:令和初の仮面ライダーということで、いろんな方にすごく期待していただいているのは嬉しいのですが、プレッシャーに感じすぎてしまって、自分を追い詰めてしまったんです。でもここでこんなに落ち込んでいても誰も喜ぶ人がいないので、挑戦しなきゃダメだと思ったら、一気にそのプレッシャーが自信に変わりました。今でもプレッシャーはありますが、成長を見てくれる人が増えた環境にいさせていただいているので、1年後に「1年前と全く違うね」と言われたいです。

高橋文哉 (C)モデルプレス
高橋文哉 (C)モデルプレス
― 「挑戦しなきゃダメだ」と思えたきっかけがあったのですか?

高橋:僕は目標を紙に書いて壁に貼る癖があるのですが、今回も追い詰められた時にやってみたんです。「令和は俺が作る」などを書いて貼っていった時に、やるしかないなと思いました。きっとこれからもあの壁は、僕の目標でいっぱいになっていくんだろうな…。課題がある度に書いているので、文字として形にすると毎日見て頑張ろうと思えます。

― 目標を目に見える形にして、それを見ることで自分を奮い立たせているのですね。それも1つの夢を叶える秘訣ですね。

高橋:家に遊びに来た友だちに「こいつ、こんなにやる気あるんだ」と思われるのも嬉しいですし、僕自身も、1話と最終話の成長を見比べるのが今から楽しみです。

― 以前モデルプレスのインタビューで、今後の目標として「2019年は“高橋文哉”という名前を聞いただけで、俳優だと思い浮かぶくらいにしたい」と語っていました。まさに有言実行となりましたが、今後のさらなる目標はなんですか?

高橋:僕、令和の代表になりたいです。「令和の仮面ライダーといったら『仮面ライダーゼロワン』になるようにしたい」ということを、記者会見やインタビューでも話しているのですが、それだけではなく、俳優・高橋文哉としても、令和を代表する存在になれるように頑張ります。

― 高橋さんのこれからのご活躍、とても楽しみです!ありがとうございました。

(modelpress編集部)

高橋文哉 (C)モデルプレス
高橋文哉 (C)モデルプレス


■高橋文哉(たかはし・ふみや)プロフィール

2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年9月01日O.A〜の令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」の主演・飛電或人役に抜擢される。

Twitter::https://twitter.com/fumiya_0_3_1_2
Instagram: https://www.instagram.com/fumiya_0_3_1_2/
事務所HP::https://www.aplus-japan.com/

■「仮面ライダーゼロワン」概要

舞台は新しい時代を迎えた日本。人工知能のリーディング・カンパニー『飛電インテリジェンス』が開発する型AIロボ、「ヒューマギア」の本格的な実用運転が開始。ヒューマギアは人間と見分けがつかないほど精巧に作られ、様々な職場に溶け込んでいた。

一方でこの状況を良しとしないテロリスト『滅亡迅雷.net』は、ヒューマギアをハッキングして暴走させ、人類の滅亡を企む。政府もいち早く彼らの行動を察知し、内閣官房直属の対人工知能特務機関『A.I.M.S.(エイムズ)』を設立。暴走するAIロボの鎮圧と治安維持を目指す。そんな中、笑いのセンスがないにもかかわらずお笑い芸人を目指す飛電或人(ひでん・あると)は、AIによってお笑いの活躍場所を奪われてしまう。ショックに打ちのめされる或人だが、『飛電インテリジェンス』の創立者で社長の祖父が死去。彼の遺した遺言によって、『飛電インテリジェンス』の二代目社長に指名される。

巨大企業の社長などに興味がない或人だったが、目の前で『滅亡迅雷.net』のハッキングによりヒューマギアが暴走。『飛電インテリジェンス』の社長のみが手にできる「ゼロワンドライバー」を受け取り、仮面ライダーゼロワンへと変身を遂げる。『飛電インテリジェンス』の新社長に就任し、AIを巡るバトルへと身を投じていくことになった或人。彼は『滅亡迅雷.net』だけでなく、AIを敵視する『A.I.M.S.』、AIの開発競争や利権を巡る人間たちの思惑とも戦うことになっていく。

(C)2019 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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