「熱中症」とは暑い環境で生じる健康障害の総称で、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病の4つに分類されています。熱けいれんは、大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。筋肉痛や足がつる、筋肉がけいれんするなどの症状です。
暑い環境で生じる健康障害である熱中症のうち、大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないときに、身体が脱水状態になり起こるのが熱疲労の症状です。全身倦怠感や頭痛、吐き気、集中力や判断力の低下などが主な症状です。水だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時には熱けいれんが起こります。水分と塩分を摂るように心がけましょう。