奈良遺産70
奈良遺産70

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植村牧場

コスモスで有名な般若寺の真向いにある小さな牧場。牧場主は四代目。病弱だった初代が健康のために飲もうと乳牛を飼いはじめたのが始まり。明治16年創業。現在は30頭の牛を飼育し、1日1500本の低温殺菌牛乳を手作業で真心をこめて作っている。ソフトクリームやカフェランチも人気がある。


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ころっけのハヤシ

近鉄大和郡山駅前にある名物コロッケ屋。昭和28年創業。現在は1個70円。とても美味しく、地域の人たちに愛される駅前の顔だ。駅を利用する人は一度は味わったことがあるだろう。わざわざ途中下車して買いに来る人もいるほど。かつては名物のおばちゃんがコロッケを揚げていたが、現在は引退している。TOKIOのリーダー城嶋茂さんの一押し。


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森野旧薬園

室町時代創業。宇陀市大宇陀地区(文化庁重要伝統的建造物群保存地区)の江戸時代から残る古い町並みにある。葛粉を作り始めて11代目の藤助が享保年間に自宅の裏山に開いた。東京の小石川植物園と並ぶ日本最古の民営薬草園。約250種の薬草木が来園者の目を楽しませてくれる。近年、漢方薬や生薬が見直され来訪者が増えている。


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喫茶 瀞ホテル

瀞峡は、奈良・三重・和歌山県にまたがる吉野熊野国立公園の景勝地。下流の瀞八丁は国の特別名勝と天然記念物に指定。切り立つ断崖の上に建つレトロな建物だが中はおしゃれなカフェ。大正6年材木を筏に組んで運ぶ筏師の宿「あづまや」として開業。後に「招仙閣」、昭和初期に現在の名に。今は宿泊できない。幻のカフェと呼ばれる。


各スポットの番号は「奈良遺産70」冊子と連動しております。

情報提供:奈良新聞社




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