DIRECTORY 声優名鑑
斉藤 壮馬 (さいとう そうま)
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- 所属
- 81プロデュース
- 誕生日
- 4月22日
- 出身地
- 山梨県
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- 趣味・特技・資格
- 読書
- 主な出演作
- TV『Engage Kiss』緒方シュウ、『ブルーロック』千切豹馬、『RWBY 氷雪帝国』ライ・レン、『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season』南雲雅、『アイドリッシュセブン』九条天、『ヒプノシスマイク』夢野幻太郎、『佐々木と宮野』宮野由美、『オリエント』鐘巻小次郎、『刀剣乱舞シリーズ』鶴丸国永、『ハイキュー!!』山口忠
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斉藤 壮馬 インタビュー
Engage Kissクズというよりもヒモ!評価の分かれる主人公像――放送も折り返し地点を過ぎた『Engage Kiss』ですが、あらためて作品や役の第一印象をお聞かせください。 まずはこの時代にオリジナルでこんな攻めた内容のシナリオを出せるのはすごいなと。行間を読ませたり、テンプレを意図的に外すような展開の連続ですし、おそらく最初から万人受けは狙っていない〝くせ者感のある作品〟だと僕は感じました。ちなみにシュウ役はテープオーディションのみで決まったんですけど、その段階では作品やキャラクターの全体像が見えていなくて。もしも自分がこの作品に出られるとしたら蜂須賀ミハイルあたりかな……と予想していて(笑)。――シュウが本命じゃなかった? シュウは見た目もカッコいいし寡黙な男という第一印象を抱いていたこともあって「絶対に受かってやる~」みたいな気持ちは薄かったです(笑)。でも、いざ台本をいただいてみたら彼は随分ととんでもない男で、オーディションで演じた時に小手先の技術ではなくニュートラルに演じたのが功を奏したのかもしれないなと腑に落ちる部分があって……。シリーズ構成・脚本の丸戸史明先生にも「何でシュウ役が僕なんですか?」とうかがったところ、「オーディションでクズがいちばんよかったから」と眉唾な言葉をいただきました(笑)。――役者さんにとっては褒め言葉のような気がします(笑)。それにクズというか、シュウのヒモ体質は本作における重要な要素ですよね。 おっしゃるとおりで。第一話のアフレコで音響監督さんに「彼はクズというよりヒモなので、上から目線ではなく下手に出てください」とディレクションをいただいたことで、彼の見え方が変わってきました。シュウはダメな人間ではあるけれど、100%クズというわけではなくてどこか憎めません。不思議なカリスマ性もありますし、第6話までくると彼が無為に日々を過ごしているわけではないということもきっと皆さんに伝わったと思います。……まぁ、それはそれとして、彼に対する評価が真っ二つに分かれるのもしょうがないというか(笑)。アヤノ役のLynnちゃんが「何だかんだいって理解はできる」と言っていた一方で、キサラ役の会沢紗弥さんは「本当に何やってるんですか……」と冷たくコメントしていました(笑)。――アフレコで気をつけたポイントなどはありますか? 一つのエピソードの中で、感情の流れを一本につなげることを意識しがちなんですけど、この作品は逆にそれを意図的に分断しているんです。シリアスな流れでギャグが急に入ってきたり、やりとりがチグハグだからこそ生々しさが感じられたり。しかもエピソードごとにその塩梅が違ったりもするんです。感情の流れが急に変わるのは矛盾しているように感じられますけど、でも〝さっきまで怒っていたのに急に上機嫌になる〟ようなことって現実にもあるじゃないですか。…続きは声優グランプリ9月号で!
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斉藤 壮馬 インタビュー
『EX-ARM エクスアーム』夏目アキラは本当に大災害を引き起こした張本人なのか?─まずはアニメの見どころを教えてください。 漫画を古味慎也さん、原作をHiRockさんが担当されているコミックをアニメ化した作品になっていまして、SF的なバトルの中にコメディ要素も含まれている複合的な作品です。物語はごくごく一般的な高校生であった夏目アキラくんが事故をきっかけに意識が途絶え、目が覚めるとそこは16年後の未来であり、さらに自分は脳だけの存在になっている――というところから始まります。しかも意識のなかった16年の間に起こった超常的な事件、その原因が「EX-ARM」と呼ばれる兵器なのですが、自分がそんな兵器になってしまっているらしいと気づいたアキラはそこから大きな運命の流れに翻弄されていくことになるんです。─原作とアニメではストーリーに違いがあるそうですね。 アニメではアキラがかつて東京を襲った大災害の張本人だとされているのですが、果たして本当にそうなのかという部分を大きなエッセンスとして抽出し、描かれていきます。なので、原作と根本的な軸は同じでありながら、アニメでは物語を通して、その大きな謎に迫る展開になるんです。その謎の解明を映像作品最大の強みであるバトルシーンの迫力とともに楽しんでいただけたらと思っています。…続きは声優グランプリ2月号で!
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斉藤 壮馬 インタビュー
The scenery changesとりこになっていたものに今だからこそ気づけた――斉藤さんが声優グランプリの表紙を飾るのは2020年2回目になります。 ありがとうございます。前回からだいぶ空いている気がするんですけど、2月だと聞いて「年内に収まっていたんだ!」って(笑)。しかし、気づいたら半年ですか……僕自身というよりも、世界的にすっかり状況が変わってしまいましたね。端的に言うなら「今まで当たり前、普通だと思っていたことってそうではなかったんだ」と感じる日々を過ごしている状態が今もなお続いているというか。以前だったら〝スポーツモノの作品の収録で、30人のキャストが4本のマイクをシェアしてアフレコをする〞みたいなことを当然のようにやっていたんですが、今はもう難しくて。収録環境が一変してしまいました。―― 大人数で一斉に収録できないとなると、技術的にも難しくなったのでは? たとえばアメリカのアニメでは、完全分業制で一人ずつ収録するのが当たり前。そういうスタンダードもあるので、逆に考えれば今までが恵まれた環境だったのかもしれません。ちなみに、海外の方はマイク前で入れ替わりながらお芝居をする我々の姿を見て「オー! ニンジャ!」と衝撃を受けるケースも多いそうです(笑)。――日本の声優の匠の技は、誇るべき文化なわけですね!(笑) 今はそういう収録もなかなかできなくなってしまいました。もちろん、これまでも一人で録るお仕事はありましたが、僕自身は生の掛け合いや対話だからこそ生まれるお芝居が好きで、それにやみつきになっていたんだなと実感させられました。――可動域の広いシーンだったら、掛け合いの結果、想像以上の盛り上がりになるケースもありそうですね。 そうなんですよ。自分がこれまでほかの方のお芝居からいかに多くのものをもらっていたのかということを、いや応なく痛感させられることになりました。ちなみに、昔の僕は人のセリフを聞くのが苦手でした。というより、最初の頃あるあるなんですけど、「自分のセリフをちゃんと言わなくちゃ」という意識にとらわれて、いっぱいいっぱいになってしまっていたんです。…続きは声優グランプリ12月号で!
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