安藤サクラ、今秋朝ドラヒロインに決定 初の“ママさんヒロイン”誕生<まんぷく>


【安藤サクラ/モデルプレス=1月31日】女優の安藤サクラ(31)が、NHK大阪放送局制作の平成30年度後期連続テレビ小説「まんぷく」のヒロインに抜てきされ、31日、東京・渋谷の同局にて行われた会見に出席した。安藤は昨年第1子を出産しており、朝ドラ史上初の“ママさんヒロイン”の誕生となる。

安藤サクラ(C)モデルプレス
安藤サクラ(C)モデルプレス
2018年10月1日からスタートする「まんぷく」は、現在放送中の「わろてんか」(葵わかな主演)、次期「半分、青い。」(永野芽郁主演)に続く99作目の作品。「HERO」、「海猿」シリーズ、「ガリレオ」シリーズ、NHK大河ドラマ「龍馬伝」など数々のヒット作を世に送り出した福田靖氏が脚本を手掛ける。

◆“ママさんヒロイン”安藤サクラ、出演決意までの葛藤 家族が後押し

安藤サクラ(C)モデルプレス
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緊張の面持ちで登場した安藤は、「相当覚悟を決めて今日ここにやっと立てたという感じです」と話し、「本当にいろんなことを考えてたくさんの時間をかけて悩んでオファーお受けしました。だから何を今ここで挨拶していいか…真っ白になってしまいました」と声を震わせながら挨拶した。

昨年10月にオファーを受けてから出演を決意するまでに葛藤があったという安藤。大阪での長期撮影とあり、出産間もないことから「最初はやれる気もしなかったし、やるつもりもなかったといいますか、まず子供を育てるのが第一だった。だからこそ悔しかった」とオファーを受けた際の心境を回顧。しかし「『バカなふりしてやってみよう』って言われて(笑)。夫に背中を押されました」と、夫で俳優の柄本佑からの言葉に励まされたことを明かした。

安藤サクラ(C)モデルプレス
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さらに、父で俳優の奥田瑛二、母でエッセイストの安藤和津、義父で俳優の柄本明、義母で女優の角替和枝ら家族の後押しも大きかった。「夫の両親も私の親も役者という仕事なので、相談したら話が早いといいますか。『なんでやらないの?』って答えが返ってきて、義理の母には『やりなさい。やらないんだったら仕事やめちゃいなさい』と強い言葉を貰って。女優さんをしながら3人の子供を育ててきた義理の母がそういったのはものすごく心強かった」と安藤。

また「厄年だからとか、いろんな理由をつけて逃げようと思ってたんですけど(笑)、夫の母は大厄の年だからこそ“大役”をすべきだといわれました」との言葉も紹介し、「私の母は仕事をしながら私を育てて、私はいますごく幸せにここにいるので、自分たちの家族に励まされてやってみようかなという気持ちになりました。なので覚悟を決めてお返事をさせていただきました」と強い決意をあらわにした。

安藤サクラ(C)モデルプレス
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◆「まんぷく」日清食品創業者夫婦がモデル

「まんぷく」ヒロイン発表会見(C)モデルプレス
「まんぷく」ヒロイン発表会見(C)モデルプレス
インスタントラーメンをこの世に生み出した日清食品の創業者で実業家・安藤百福(ももふく)氏とその妻・仁子(まさこ)氏の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪を懸命に生き抜く夫婦の成功物語。実在の人物をモデルとするが、激動の時代を共に戦い抜いた夫婦の愛の物語として大胆に再構成し、登場人物や団体名は改称したうえ、フィクションとして届ける。

タイトルは、物語のヒロイン・「福子」と、実業家の夫・「萬平」の夫婦の名前を合わせて命名。食と幸せのシンボル「満腹」という意味と、日本の朝に「福=幸せ」がたくさんあふれますように、という願いも込められている。

放送は10月1日(月)~2019年3月30日(土)の全151回を予定。なお、本作に続く100作目となる平成31年度前期連続テレビ小説「夏空-なつぞら-」は、広瀬すずがヒロインを務めることが決定している。(modelpress編集部)

■安藤サクラがヒロイン「まんぷく」ストーリー

安藤サクラ(C)モデルプレス
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舞台は戦前の大阪。三人姉妹の末っ子で、貧しいながらも愛情をいっぱい受けておおらかに育ったヒロイン・福子。ある日、“父親代わり” となって母子家庭を支えた長姉が、病気で亡くなってしまう。次姉も結婚で家を出ていたため、「わたしがしっかりしなければ!」と、人生で初めての岐路に立たされ、健気にがんばろうと決意する福子。そんな時に出会った運命の人は──バイタリティーあふれる青年実業家・萬平だった。やがて二人は恋に落ち、結婚することになる。

しかし!! 萬平はメリヤス、航空機エンジン、製塩、食品加工、金融など、次から次へと事業を手がけ、大成功したかと思えば大失敗、敗者復活戦の繰り返し。まさかこんな浮き沈みの激しい生活が待っていようとは…!

「日本一の商売人」を目指して前に進み続け、穏やかな生活など考えもしない夫。武家の末えいで、“商売” に理解が乏しく、娘の結婚生活に口を挟まずにはいられない母。その間に立たされて、子どもを育てる福子に必要なのは、究極のマネジメント能力。

初めは夫に振り回され、耐えるだけだった福子は、やがて夫を支え、背中を押し、引っ張っていく強い女になっていく。そして、すべてを失ったどん底からの最後の敗者復活戦、ついに夫婦は「インスタントラーメン」を創り出す。それは世界の食文化に革命を起こす大発明だった。



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