【綾部祐二・又吉直樹／モデルプレス＝5月11日】芥川賞作家でお笑い芸人・ピースの又吉直樹が11日、都内の劇場にて初の恋愛小説となる新作『劇場』発売を記念し、“劇場お渡し会”を開催。イベント前の記者会見で、相方・綾部祐二の米・ニューヨークへの本格移転時期を明かした。

ハリウッドデビューを目指し、4月に渡米していた綾部。先日一時帰国していた綾部と連絡をとったという又吉は、「向こうで生活の基盤を作って、今月、来月くらいには（完全に）移すことになりますね」と綾部の今後について明かした。

小説がヒットすればコンビ格差が広がるのではないかと記者から心配されると、「相方はニューヨークに行ってますからね。僕よりスケールのデカいことをやっている」と話し、「綾部はそういうことは気にしないと思います。僕こそ綾部氏に期待してますし、応援しています」とエールを送った。

また、綾部から小説の感想は受け取ったかと質問されると、「『読まなきゃな』って強い意思を感じさせる目をしていました」と“メッセージ”を受け取ったというが「あれから1、2ヵ月経つんですけどまだないです」と具体的な感想は聞いていないそうで、「そういえば『火花』の感想もまだ正確にはもらってないですね。『長かった』とは言ってましたけど」とやりとりを紹介した。

■『劇場』
売れない劇作家・永田が主人公の恋愛小説。ある日、原宿の雑踏で、女優を目指して上京した大学生の沙希と運命的に出会った永田は、やがて恋人となった彼女の部屋でともに暮らしはじめる。自らの夢とうまくいかない現実のはざまで葛藤を抱えながら、かけがえのない大切な人を想うせつなく胸に迫まる青春恋愛小説だ。（modelpress編集部）