福士蒼汰「距離感に少しドキドキ」“映像化不可能”と言われてきた作品に挑む


【福士蒼汰/モデルプレス=3月8日】俳優の福士蒼汰を主演に迎えて、作家の有川浩氏のベストセラー小説「旅猫リポート」を実写映画化することが決定した。

映画「旅猫リポート」で主演をつとめる福士蒼汰(提供写真)
映画「旅猫リポート」で主演をつとめる福士蒼汰(提供写真)
◆映画「旅猫リポート」

「図書館戦争」「植物図鑑」「阪急電車」など著作が続々と映画化されてきた有川氏の「旅猫リポート」は、心優しい青年・悟が、とある事情から飼えなくなってしまった愛猫・ナナと一緒に、新しい飼い主を探して日本各地を巡る旅に出るところからはじまる。幼い頃の親友や初恋の相手など、悟がこれまでの人生で出会ってきた様々な人たちを訪ね歩く中で、伝えられなかった気持ちや本当の絆、そして悟の知られざる過去や秘密が明らかとなる珠玉の感動物語。

主人公の悟役を演じる福士は、2013年、2015年に映画化された「図書館戦争」シリーズに続いての有川作品への出演。今回は、ある秘密を抱える青年という難しい役どころに挑戦する。また、今作ではほぼ全編が猫との共演となり、芝居では猫と初共演という福士が、人間と猫の絆をどう演じるのか期待がかかる。

小説の高い評価を受けて、これまで絵本化、舞台化、ラジオドラマ化、朗読劇化など様々なメディアミックス展開が行われ、映像化へのオファーも殺到してきた原作だが、全編にわたって猫の高度な演技が求められることから、映像化は不可能な作品と言われてきた。

そんな中でメガホンを執るのは、2016年に「植物図鑑」で有川作品を映画化し、興行収入23億円を超えるヒットに導いた三木康一郎監督。再びのタッグが実現した。

◆福士蒼汰が猫見知り?

撮影にあたり最大の難問とされてきた猫の芝居については、動物プロダクションとの入念な準備のもと、猫のリアルでかわいい表情やしぐさがたっぷり詰まった、今まで誰も見たことがない「猫映画の決定版」を目指す。また、2月末にクランクインしており、主人公・悟と猫・ナナが旅をする日本各地でロケーションを敢行している。

猫と芝居での共演は初となる福士は「お芝居で猫と共演するのは初めてなので、最初は猫との距離感に少しドキドキ、猫見知り(?)しました」と告白。しかし「相棒のナナは、クルクルとした毛がチャーミングな、ちょっとやんちゃでかわいい猫なので、日々楽しく撮影しています」と充実した様子をのぞかせている。

◆製作陣が福士蒼汰に期待

そんな福士を、三木監督は「悟のイメージにぴったりで、やさしくておおらかで、強く、福士さんが悟なんじゃないかと思う程です」と絶賛。「彼の雰囲気を壊さないように、さらに、今の彼の魅力を十分引き出したいと思っています」と意気込んだ。

製作プロデューサーも「人気者でありながら飾らず、周りを一瞬で虜にする笑顔とドキッとさせるような大人の表情が同居する福士さん。彼以外に、悟役は考えられませんでした」と起用理由を説明。「内に秘める強さを持ちながら、みんなに心から愛される悟を、ナチュラルに、魅力的に表現していただけると思っています」と期待を寄せている。

なお、今作は2018年の公開を予定している。(modelpress編集部)

■原作/脚本・有川浩氏 コメント

これは、一人と一匹の最後の旅の物語です。でも、きっと悲しさではなく幸せを感じていただけると思います。

今回は、これまでにご縁があり、その力を心から信頼できる方々に映画化していただけることになりました。こちらからお願いしたのは、とにかく猫さまの都合を第一に!ということ。猫のしたくないことはいっさいさせない。必要であれば脚本はいくらでも書き換えます、と。

けっして言うことをきいてくれない猫さまを一緒に愛してくださるみなさま、サトルとナナのふたりの旅を見守ってあげてください。

■主演・福士蒼汰 コメント

原作を読み、やわらかいものに丸く包まれているようなやさしい物語だと思いました。けれど、その中に隠された秘密や過去にドキッとする瞬間が何度かありました。そのドキッとした時の気持ちと作品全体を包むやわらかい空気の両方を大事にして、悟を演じたいと思います。大切な人たちや猫への思いを、自然体で届けられたらいいなと思います。

お芝居で猫と共演するのは初めてなので、最初は猫との距離感に少しドキドキ、猫見知り(?)しました。でも、相棒のナナは、クルクルとした毛がチャーミングな、ちょっとやんちゃでかわいい猫なので、日々楽しく撮影しています。

■監督・三木康一郎氏 コメント

脚本を読み、涙しました。自分には何ができるのか?考えさせられましたし、愛する事の尊さを感じました。映画を見てくださる方々にも、愛する事の尊さが少しでも伝わるような作品にしたいと思います。

有川先生の作品は2作目ですが、いつも登場するキャラクターの聡明さに心打たれます。今回も全ての登場人物が生き生きして、やさしい。どう表現するか、とても楽しみです。

福士蒼汰さんは悟のイメージにぴったりで、やさしくておおらかで、強く、福士さんが悟なんじゃないかと思う程です。彼の雰囲気を壊さないように、さらに、今の彼の魅力を十分引き出したいと思っています。

皆さんの心の奥のやわらかい部分をギュッと掴むようなものにしたいと思っています。

■製作プロデューサー コメント

福士さんと猫、そして日本の美しい風景という最強の組み合わせが実現することをとても嬉しく思います。

人気者でありながら飾らず、周りを一瞬で虜にする笑顔とドキッとさせるような大人の表情が同居する福士さん。彼以外に、悟役は考えられませんでした。内に秘める強さを持ちながら、みんなに心から愛される悟を、ナチュラルに、魅力的に表現していただけると思っています。

相棒の猫・ナナと見つめ合う福士さんを見て、今までにない猫の映画をお届けできると確信しています。ご期待ください!

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