TOKIO長瀬智也が主演 池井戸潤作品の初映画化決定


【長瀬智也/モデルプレス=3月6日】第145回直木賞を受賞した「下町ロケット」をはじめ「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「民王」など、数多くの作品がドラマ化され、それらが高視聴率・話題となっている池井戸潤氏の人気作品「空飛ぶタイヤ」が映画化されることがわかった。池井戸氏の作品が映画になるのは初。主演は、TOKIOの長瀬智也が務める。

講談社「空飛ぶタイヤ」(上下巻)書影
講談社「空飛ぶタイヤ」(上下巻)書影
◆池井戸潤氏初の映画化

池井戸氏本人にとって「ぼくはこの物語から、『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」という程に思い入れがある同作は、2009年にWOWOW「ドラマW」シリーズにて映像化され、26回ATP賞テレビグランプリ2009で最優秀賞を受賞。ある日起こったトラックの脱輪事故がキッカケで整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎が、自分の正義や家族や会社を守る為、リコールを隠す大企業に立ち向かっていく。

監督は、「ゲゲゲの鬼太郎」「超高速!参勤交代」シリーズでメガホンを取った本木克英氏。池井戸氏・長瀬・本木監督の初タッグが実現した。

◆長瀬智也「いつも通り本気でやるだけ」

実業之日本社「空飛ぶタイヤ」書影
実業之日本社「空飛ぶタイヤ」書影
主人公の赤松を演じる長瀬は、「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います」と作品への思いを打ち明け、「そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」と意気込みをコメント。

そんな長瀬に「情熱や男気を発散するだけでなく、内に秘める表現もできる稀有な俳優です。彼の深みのある演技に大いに期待しています」と思いを膨らませる本木監督も、「池井戸作品の最高傑作と言われる本作を映画化する機会を得られて、とても興奮しています」と喜びをあらわにした。

一方、自身の作品が初めて映画化されることになった池井戸氏は「主演の長瀬智也さん始め、出演者の皆さんの演技がいまから楽しみです」と期待。「頑張れ、赤松!そう心から応援できる映画になることを期待しています。と心境を語った。(modelpress編集部)

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