「奪い愛、冬」クランクアップ 倉科カナ「私の女優人生をいい意味で壊してくれた」


【倉科カナ・奪い愛、冬/モデルプレス=3月1日】女優の倉科カナと俳優の三浦翔平が共演するテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「奪い愛、冬」(毎週金曜午後11時15分~※一部地域を除く)がこのほどクランクアップを迎えた。

(左から)水野美紀、三浦翔平、倉科カナ、大谷亮介(写真提供:テレビ朝日)
(左から)水野美紀、三浦翔平、倉科カナ、大谷亮介(写真提供:テレビ朝日)
同作は2016年版ドラマ「不機嫌な果実」のスタッフが、脚本家の鈴木おさむ氏とタッグを組み、登場人物らの“奪い合う”恋愛=“奪い愛”をスピーディー&スリリングに描写するラブストーリー。

デザイン会社で働くデザイナーで禁断の愛に走り出す主人公・池内光を倉科、光のアシスタントで婚約者でもある康太役を三浦、3年前に突然姿を消した光の元彼・森山信役を大谷亮平、信の妻・蘭役を水野美紀が演じる。

衝撃の展開や、三浦・水野の怪演が話題を呼んでいる同作だが、倉科、三浦、水野、大谷、秋元才加がこのたび、都内のロケ現場ですべての撮影を終了。光(倉科)、康太(三浦)、信(大谷)、蘭(水野)の男女4人が繰り広げる波乱まみれの“ドロキュン劇場”を最後まで全力で演じきったキャスト陣は、オールアップの声が掛かると、大きな達成感と開放感に包まれたよう。撮影を完走し、笑顔を咲かせた。

◆倉科カナが感無量で挨拶

婚約者と元恋人の間で揺れる主人公・光を熱演した倉科は「開放感が半端ないです!ニュートラルに(光を見つめたとき)、こんなに自分の心が受け付けない役は初めてでした(笑)。と同時に、奪い合うという行為は、みんなが不快だと思う部分に触れていくものなんだな、とも学びました。私の女優人生をいい意味で壊してくれたドラマでした」と、感無量な面持ちで挨拶。

さらに「この現場はキャストもスタッフも皆さん、本当にいい方ばかり。光を演じるのが苦しいと思ったこともありましたが、皆さんのおかげでゴールまで走ってこられたな、と痛感しています」と振り返り、笑顔でキャスト・スタッフを見渡した。すると、水野から即座に「こちらは全員、カナちゃんに支えられていました」と、労いの言葉が。温かい先輩女優の言葉に、倉科は恐縮しながらも、目を輝かせていた。

(左から)水野美紀、三浦翔平、倉科カナ、大谷亮介、秋元才加(写真提供:テレビ朝日)
(左から)水野美紀、三浦翔平、倉科カナ、大谷亮介、秋元才加(写真提供:テレビ朝日)
◆三浦翔平&水野美紀が怪演振り返る

嫉妬でどんどん壊れていく康太を演じ、これまでのイメージを一新させた三浦は「いろいろ大変なこともありましたが、皆さんに支えられて最後まで演じきることができました。この作品を通して、僕の中でまた1個、扉が開けたと思います」と、力強い口調で挨拶。スタッフから得意のモノマネをリクエストされると、笑顔で応じるなど、一段落ついてリラックスした様子も見せた。

また、信の恐ろしい妻・蘭を演じ、第1話から毎回、尋常ではない嫉妬心と執念深さを炸裂させた水野は「個人的にはとっても楽しく、のびのびと演じさせていただきました。しばらくのんびりしたいな、と思います」と、同作では封印し続けた清々しい笑顔。

最後の最後まで2人の女性に奪い合われる信を演じた大谷は「本当に内容の濃いドラマで、自分なりに(非日常を)疑似体験できた感じで、とても楽しめました」とコメント。汚い手段で光を陥れようと暗躍する嫌な女・秀子を演じた秋元は「このような役は初めて。作品を通して、いろんな根性が座って、たくましくなれた気がします(笑)」と振り返り、充実感をにじませた。

なお、同作は3日の放送で最終回を迎える。(modelpress編集部)

■最終話(3月3日放送)あらすじ

婚約者だった康太(三浦翔平)と別れ、ようやく奪い返した元カレ・信(大谷亮平)と一緒になる道を選んだ光(倉科カナ)。だがその矢先、信が病で余命わずかであることが判明…。さらに、康太が信の妻・蘭(水野美紀)の重大な秘密を暴いてしまった。それは、蘭と信が結婚するきっかけとなった、蘭の足のケガに関する秘密で…。

その直後、信がまたしても倒れてしまう。光から信の健康状態を聞かされ、激しく取り乱した蘭は、何が何でも夫を取り返そうと決意。これまで語られることのなかった蘭の“衝撃的な本音”を知った信は、蘭とともに光の前から去ってしまう。大切な人を失い、呆然とする光。そんな中、信が康太に、光への“決死の伝言”を託してくる。しかし、光を愛する康太は「そんなことできるわけない」と、跳ねのけ…。

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