松たか子×宮藤官九郎「カルテット」夫婦の“すれ違い”に胸がえぐられる「生々しい」「結婚って何だろう」の声


【カルテット/モデルプレス=2月21日】女優の松たか子、満島ひかり、俳優の高橋一生、松田龍平が出演するTBS系ドラマ「カルテット」(毎週火曜よる10時)の第6話が21日、放送され、真紀(松)と失踪していた夫・幹生(宮藤官九郎)の出会いから、結婚生活でのすれ違いが描かれた。<※以下、ネタバレあり>

夫婦を演じた松たか子、宮藤官九郎 (C)モデルプレス
夫婦を演じた松たか子、宮藤官九郎 (C)モデルプレス
◆カルテットを組む4人が軽井沢で“共同生活”

同作は、カルテットを組んだ30代の4人が、冬の軽井沢を舞台に共同生活を送る大人のラブストーリーかつヒューマンサスペンス。巻真紀(松)、世吹すずめ(満島)、家森諭高(高橋)、別府司(松田)の4人が都内のカラオケボックスで偶然出会い、週末をメインに軽井沢の別荘で弦楽四重奏団「カルテットドーナツホール」として活動するというストーリーで、「全員片思い 全員嘘つき」というキャッチフレーズの元、少しずつ4人の思惑や素性が明らかとなっていく。

「Mother」(日本テレビ系)、「最高の離婚」(フジテレビ系)、「Woman」(日本テレビ系)など、数々のヒット作を手がけた坂元裕二氏の完全オリジナル作品。松、満島、高橋、松田の共演が話題を呼び、ほか吉岡里帆、富澤たけし(サンドウィッチマン)、八木亜希子、Mummy-D、藤原季節、もたいまさこらが出演する。

◆第6話 ※ネタバレあり

第6話では幹生はすずめと、真紀は義母である鏡子(もたい)とそれぞれ会話する中で、結婚生活を回想する形で描かれた。

2人の恋は、幹生の一目惚れから始まり、やがて結婚。「結婚して彼と家族になりたかった」真紀と「結婚しても恋人同士の様にいたかった」幹生。価値観の異なる2人の想いはどこかずれている。

唐揚げに何も言わずにレモンをかける真紀、それを黙って食べる幹生。幹生の人生ベストワンのDVDを一緒に見れば、ストーリーを聞きざっくり観る真紀、自分で理解し、味わいたい幹生。徐々に積み重なるすれ違いに関しても「一緒にいるうちに無理しないでいられる関係になって、嘘もない隠し事もない自分でいられて」「家族を手に入れたんだって想ったの」という真紀、「一緒にいて分かってきたのは、当たり前だけど、あ、彼女も普通の人なんだなって」「恋をしている時は特別な人だって思えたけど最初の頃のどっか秘密めいた感じの彼女はどこにもいなくて」という幹生ー。

そして出会った当初、幹生が真紀へ渡した好きな作家の詩集はいつまでたってもページが変わらず、当時幹生へマスカーニのCDを渡した真紀は、結婚後J-POPを聞いていた。

◆すれ違いに気づく真紀。そして幹生が失踪

そんな中、偶然居酒屋で幹生を見つけた真紀は、幹生が後輩に向け発した「外で食べる時くらい好きに食べさせてくれよ」という言葉で幹生が“唐揚げにレモン”嫌いだと知る。そして続いた「愛してるよ。会いしてるけど好きじゃないんだよ。それが結婚」という幹生の本心にショックを受ける。「気がついたら彼は片思いの相手になっていた」真紀と「彼女は恋人じゃなくて家族の1人になってた」幹生は、皮肉にもいつしか逆転しており、再び2人でちゃんと話そうとするも、もはや何も言えない。

その空気に耐えかねた真紀は逃げるように買い物に出かけ、裸足にスリッパのまま飛び出した幹生は路上で泣く真紀を見つけるが、後ずさり背を向けた。

◆視聴者から反響

2人の結婚生活から幹生の失踪の理由までが語られた今回。夫婦の“価値観のずれ”を明確に説明していき、真紀の思い出の曲にはテレビの音が重ねられ、幹生の思い出の詩集には鍋がのせられる…などロマンスと現実の対比も際立った。

視聴者からは「結婚って何だろう…」「抜群に辛い。自分の価値観が全てじゃない」「お互いもっといい加減だったら良かったのかな」「感情移入が激しい」「うわあ!すごかった。もう一回みたい」「生々しさがすごい」「いや、でも冷静に夫さんやばい」など様々な声があがっていた。

またこれまで、すずめの父役に作家の高橋源一郎氏、すずめの元同僚に声だけで女優の安藤サクラが出演しており、豪華ゲストも注目を集めている同作。今回は幹生の元彼女で、価値観の合う存在として描かれた水嶋玲音役にシンガーソングライターの大森靖子が登場し、話題となった。(modelpress編集部)

情報:TBS

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