劇団EXILE青柳翔出演作、ベルリン国際映画祭へ 映画界で存在感放つ


【青柳翔/モデルプレス=1月11日】『ポストマン・ブルース』、『天の茶助』等で国際的にも知られるSABU監督がメガホンを取り、『レッド・クリフ』、『グランド・マスター』等で知られる台湾のスター、チャン・チェン(張震)が主演、「劇団EXILE」の一員である俳優・青柳翔が出演する『Mr.Long/ミスター・ロン』が2月8日より開催される第67回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で正式上映されることが決定した。

青柳翔(画像提供:LDH)
青柳翔(画像提供:LDH)
SABU監督(画像提供:LDH)
SABU監督(画像提供:LDH)
◆ベルリン国際映画祭

ベルリン国際映画祭はドイツの首都ベルリンで開催される国際映画製作者連盟公認の国際映画祭で、カンヌ映画祭、ベネチア映画祭と並び、世界三大映画祭のひとつに数えられ、開催67回を誇る歴史と権威を併せ持った映画祭。

SABU監督作品としては、過去に『弾丸ランナー』(96)、『疾走』(05)がパノラマ部門で、『アンラッキー・モンキー』(98)、『MONDAY』(00)、『幸福の鐘』(03)、『ハード・ラック・ヒーロー』(03)、『蟹工船』(09)がフォーラム部門で、また『天の茶助』(15)がコンペティションで上映されており、『Mr.Long/ミスター・ロン』が2度目のコンペティション上映となる。

昨年2016年はコンペティションに日本映画が選ばれなかったため、日本映画としては1年をまたいでSABU監督作品が連続してコンペティションに選ばれたことに。なお、本年は『氷の微笑』、『トータル・リコール』のポール・バーホーベン監督が審査委員長を務めることが決定。ベルリン映画祭は2月9日に開幕し、2月18日の夕方(現地時間)には金熊賞をはじめとするコンペティションの各賞が発表される。

◆コメント到着

チャン・チェン(画像提供:LDH)
チャン・チェン(画像提供:LDH)
『Mr. Long/ミスター・ロン』の主人公は、ナイフの使い手として知られる台湾人の殺し屋ロン。東京でのミッションに失敗し、ヤクザの手を逃れて地方の誰も知る人のいない街で暮らし始めたロンは、お節介ながら人情味あふれる街の人々、そして何かの事情を抱えながらこの街で暮らしている台湾人女性リリーとその息子ジュンとの出会いの中で、これまで経験したことのなかった新しい生活を築き始める。だが、執拗にロンの行方を追っていたヤクザたちは、ロンがこの街にいることを突き止める…。

主人公のロンを演じるのはアジア映画界を代表するスター、チャン。青柳は、ヤクザに奪われた恋人を取り戻そうとする青年・賢次役を演じ、台湾の実力派女優イレブン・ヤオがリリー役を演じる。

『Mr. Long/ミスター・ロン』は昨年9月~10月にかけて栃木県足利市、東京、台湾高雄市にて撮影され、11月から12月にかけてドイツ・ベルリンでポストプロダクション作業を実施。製作はリブマックス・フィルム、LDH、ラピッドアイ・ムービーズ(ドイツ)、ハウス2プロダクションズ(香港)、高雄市文化基金会(台湾)の共同製作となり、劇場公開は秋以降を予定している。

SABU監督は「まずは、この作品に携わった全てのスタッフ、キャスト、関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。非常に厳しい撮影環境の中、優雅で力強くも繊細に孤高の殺し屋を演じるチャン・チェンの魅力に勇気をもらい、よく笑うチャーミングで素顔な笑顔と、撮影現場に居る者皆が痛みを感じる程の強烈な悲しみを表現するイレブン・ヤオの驚くべき演技力に魅了され、リリーへの一途な思いを純粋に抱えて立つ青柳翔の姿に切なくなり、心を動かされ、支えられ、そうやって最後まで走り抜けることが出来ました。本当に感謝しています。再び、あの大舞台に立ってきたいと思います」とコメントを寄せた。

◆青柳翔、俳優として存在感発揮

青柳は、昨年のモントリオール映画祭受賞作品『たたら侍』(5月20日公開)に主演するなど活躍。同作は、インド・コルカタで行われたディレクターズ・フォートナイト・コルカタ映画祭の国際長編映画部門では「金の女神賞」(グランプリ)に輝くなど、俳優として存在感を発揮している。(modelpress編集部)

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