嵐・櫻井翔の新春ドラマ、共演者・放送日を発表


【嵐・櫻井翔/モデルプレス=11月1日】嵐・櫻井翔が主演を務めるフジテレビ系ドラマ「キミに捧げるエンブレム」の出演者が1日、発表された。また、放送日が2017年1月3日よる9時~11時半に決定した。

(左上から時計回りに)市原隼人、香川照之、安藤政信、かたせ梨乃、倍賞美津子、小林薫、田中哲司 (画像提供:フジテレビ)
(左上から時計回りに)市原隼人、香川照之、安藤政信、かたせ梨乃、倍賞美津子、小林薫、田中哲司 (画像提供:フジテレビ)
同作は、車椅子バスケ日本代表選手として世界を目指した実在の元Jリーガーをモデルに描くヒューマン・ラブストーリー。主人公・鷹匠和也(櫻井翔)の婚約者・仲川未希役を女優の長澤まさみが務めることが発表されている。

◆櫻井翔を取り巻く共演者は…

同作に登場するキャストに市原隼人、田中哲司、小林薫、倍賞美津子、かたせ梨乃、安藤政信、香川照之が発表された。

転移性の癌(がん)を患っており、いつ選手生命を絶たれてもおかしくない状態の車椅子バスケ・チームの得点王・向井大隼(むかい・ひろと)を市原、和也と大隼にとっての永遠のライバルであり、立ちはだかる最大の壁となる車椅子バスケ日本代表の不動のエース神村錬(かみむら・れん)を安藤が演じる。

和也との結婚に反対する未希の父親・仲川明生(なかがわ・あきお)を小林、和也の母、鷹匠和歌(たかじょう・わか)を倍賞、大隼を育ててきた向井史子(むかい・ふみこ)をかたせが演じる。

また、和也を車椅子バスケの世界へと引っ張り込む市役所の職員・鶴田仁志(つるた・ひとし)を田中、和也のサッカーの才能にほれ込み、追い続けてきたスポーツ紙記者、福本廣太郎(ふくもと・こうたろう)を香川が演じる。(modelpress編集部)

■キャストコメント

◆市原隼人コメント

市原隼人 (画像提供:フジテレビ)
市原隼人 (画像提供:フジテレビ)
どういう形でこの作品を捉えたらいいのか、ということを今までで一番悩んだ作品でした。自分には経験のない立場で、障害を持つという事をどう捉えていいのか、今でもその概念をわかっているとは決して言えないのですが、1%でも近づけるように、と撮影に臨んでいます。

自分の病状を和也に話すシーンがありまして、涙が止まらなくなってNGが出たのですが、その時、役として自分の志がいかに低かったか、ということがわかりました。実際、日本代表の方たちが(撮影にも参加して)いらっしゃって、皆さんは全てのことを乗り越え、もうひとつ上のステップのところで戦っている中、僕はそれより前の壁で止まってしまっていた、と。

僕が演じる大隼は、いろいろな壁を乗り越えて、その後だからこそ立ちはだかる大きな壁と戦っている人だということをあらためて感じました。お芝居の中で、感情的になってしまったり、逡巡(しゅんじゅん)して間ができてしまったりするたび、自分の弱さを感じたのですが、日に日に演じていくうちにそれが崩れてきて、そして実際に車椅子バスケをやっている方々の練習に参加したり、会いにいったりする時間を多く作るようにした中、自然に近づくことができたのかなと思います。

また、車椅子バスケは本当にハードな競技で、手もボロボロですし、毎日筋肉痛ですし、転んで頭は打つし、フィジカルにも内面的にも強くなくてはいけない。でも、ハードだからこそどんどんのめり込んでいってしまう競技だということも実感できました。(櫻井さんら共演者やスタッフは)始まる前から同じ方向を向いているような方たちで、朝から自然と一緒にスイッチが入り、とてもやりやすかったです。

とても熱い作品に出会えて感謝しています。車椅子バスケのことや、何かに向かって一生懸命がんばっている人たちについて知ることのできる貴重な機会なので、多くの方に見ていただきたいです。

◆田中哲司

田中哲司 (画像提供:フジテレビ)
田中哲司 (画像提供:フジテレビ)
単発ドラマにしてはかなり長い間一緒に撮影しているので、現場は本当のチームのような感じになっています。車椅子バスケは映像で見ても驚いたのですが、撮影現場で実際に生で見ると本当にすごくて、特に僕が演じている監督のポジションからバスケットコートを見るととてつもない迫力でして、ドラマの仕上がりもとんでもない映像になっているのではないかと…。

車椅子バスケは、ある意味、普通のバスケよりもすごいなということを実感しました。このドラマでも、選手役の皆さんはよく練習されて、バスケをしながら車椅子も操って、本当によくあそこまで上達したな、と思います。櫻井くんもものすごいスピードで動いていますし、その車椅子バスケのダイナミックなところをぜひ楽しんで見てほしいと思います。

◆小林薫

小林薫 (画像提供:フジテレビ)
小林薫 (画像提供:フジテレビ)
親しいキャストも多く、楽しく撮影しています。下半身不随になってしまった婚約者をもつ娘の父親で、仕事で駅員を務めている役ですが、櫻井さん演じる和也との関係性の変化、心境の変化が描かれます。事故や病気にかぎらず、予期せぬ運命の変化は誰にも訪れる可能性があり、実は身近な話です。

その時にただ自分を閉じて、内向きになるだけでなく、外に向いていくことで情熱を燃やせるものに出会い、新しい自分を発見することができる、自分の人生は自分で切り開いていくしかないし、そこから景色も変わってくる、ということをこのドラマを見て感じ取ってもらえたら、と思います。

◆倍賞美津子

倍賞千恵子 (画像提供:フジテレビ)
倍賞千恵子 (画像提供:フジテレビ)
(このお話をいただいた頃、)ちょうどリオのパラリンピックで車椅子バスケを見ていまして、ぶつかったり、転んだり、格闘技みたいで本当にすごいなぁと感動していたところだったんです。私が演じる和也の母親は、一人息子を大事に大事に育てて、やりたいことは全部やらしてあげて、息子を応援しながら自分も一緒に夢を見ているようなお母さんです。

そして、それは母親なら誰にでも多少はそういうところがあるのかな、と。櫻井さんとの共演は初めてで、親子役ということでとても楽しみにしていますし、素敵な作品になると思います。

◆かたせ梨乃

かたせ梨乃 (画像提供:フジテレビ)
かたせ梨乃 (画像提供:フジテレビ)
生まれながらにして病気という息子(大隼)を産み、彼の青春時代を奪ってしまったというつらい気持ちを抱えていますが、母である自分も病気になって、息子が抱えてきた思いをより理解し、だからこそ、息子には命あるかぎり自由に生きてほしい、今しかできないことをしてほしいと思っているお母さんです。

息子役の市原さんと実際にお芝居をしたのですが、ふたりとも子供っぽい性格の役で、“似たような親子だね”と笑いました。このドラマは生きていくことの大切さを描いています。どういう立場にあっても、どういう仕事をしていても、簡単に生きることはできないから、それぞれ今日を大事にすることが明日につながる…、まさに新年にふさわしい作品ですので、ぜひ見ていただければと思います。

◆安藤政信

安藤政信 (画像提供:フジテレビ)
安藤政信 (画像提供:フジテレビ)
先天性で身体の機能に制限を受けていながら、多くの苦難を乗り越え 、強く生きる伝説的な役を頂き、彼と向かいあって自分自身の甘えた人生を考え直すいいきっかけを得ました。スタッフ、キャストと妥協を許さず創りあげる作品に出会えた事にも感謝しています。

◆香川照之

香川照之 (画像提供:フジテレビ)
香川照之 (画像提供:フジテレビ)
実際にいる方たちの思いや葛藤、(主人公の)和也のように、障害を受ける前と受けてからの落差や立ち直れないほどの衝撃…ドラマというのは架空の物語ですが、僕は新聞記者という立場の役として、実際にそこにある感情をちゃんと受け止めないといけないと思いました。

撮影では、櫻井さんを始め選手役の皆さんは、実際に車椅子に乗ってバスケをしていて、たくさん練習も必要で大変だと思いますし、いろいろなことを背負いながら、苦しみながら、本当に素晴らしい演技をされています。櫻井さんも自然体でありながら正面から取り組んでいて、しっかりとした力強い、奥深い作品になると思いますので、ぜひご覧いただければと思います。

◆プロデューサー・増本淳(フジテレビ編成部)

この番組はじつに5年前から取材を開始し、いつか実現したいと進めてきた企画です。その取材過程で出会った人々から抽出した要素をもとに各登場人物を造形しており、どのキャラクターにも様々な背景があります。

当然、限られた放送時間の中ではそのすべてを描くことは困難ですが、今回、演じていただける俳優陣はどの方も申し分のない演技力を持った方々で、セリフで語らずともそれらのキャラクターの背後にあるものまで表現してくださっています。

ドラマ本編では、登場人物たちがまるで実在の人物なのではないかと思うほどのリアリティーで迫る映像をお届けできると思いますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。

■物語

主人公の鷹匠和也(たかじょう・かずや、櫻井翔)は幼少の頃から注目を浴びてきた天才サッカー選手。Jリーグに入団し、23歳で念願のサッカー日本A代表にも選ばれ、自慢の婚約者・仲川未希(なかがわ・みき、長澤まさみ)との新居も構え、まさに順風満帆、栄光の人生をその足でひた走ってきた。

ところが、結婚式の衣装合わせを控えたある日、和也は事故にあい、脊髄を損傷する大怪我をおってしまう。立てない、歩けない、一生を車椅子で過ごさなければいけない…。「この2本の脚さえあればオレはどこでだって生きていける」そう思ってやまなかった和也につきつけられた過酷な現実。人生そのものを失ったに等しい絶望のどん底にいた彼に、未希が差し出したのは婚姻届だった…。

以前と変わらぬ態度で接する未希に支えられ、驚異的なスピードでリハビリを克服していく和也。だが、結婚に反対する双方の家族、世間のあわれみの目、何より弱者になってしまったことを受け入れざるを得ない自分自身…、サッカーに代わるものなど見つけられず、先の見えない人生に、なすすべもなくいら立つことしかできずにいた。

そんなある日、リハビリセンターの体育館で、偶然、車椅子バスケを目撃する和也。激しいボール、床をこするタイヤの焦げた匂い、戦車のような車椅子、ぶつかりあう屈強な男たち。そして、その熱気…。吸い込まれるように見入っていた和也の手に、「やってみますか?」と一つのボールが手渡される。「妻に誇れる男でありたい。生まれてくる子に誇れる父でありたい。自分に誇れる人生を歩みたい」。パラリンピック日本代表選手を目指す和也の新たな挑戦が始まった…。

スゴ得限定コンテンツ

動画コンテンツ

マイページに追加