広瀬アリス、WOWOWドラマ初登場で主演 本格ミステリー初挑戦<完全無罪>


【モデルプレス=2024/02/25】女優の広瀬アリスが、7月にWOWOWにて放送・配信スタートの「連続ドラマW 完全無罪」(全5話・第1話無料放送)で主演を務めることがわかった。

広瀬アリス(C)WOWOW
広瀬アリス(C)WOWOW
◆広瀬アリス主演「完全無罪」

「完全無罪」(提供写真)
「完全無罪」(提供写真)
慟哭の「冤罪」ミステリー「完全無罪」(大門剛明/講談社文庫)を『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣のメガホンで連続ドラマ化。

本作は、21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判の担当に抜擢された広瀬演じる期待の弁護士・松岡千紗が、自らもその事件で監禁された被害者の1人であるという境遇を抱えながらも、自身を殺めたかもしれない容疑者と対峙。再審裁判を中心に真相究明への切実な探求心を持つ彼女にしかできない弁護を展開、事件の真相に迫る本格ヒューマンミステリー。

◆広瀬アリス、本格ミステリー作品初挑戦

本作の主人公、松岡千紗を演じる広瀬。大森監督とタッグを組みWOWOWドラマ初登場にして、俳優としても新境地となる本格ミステリー作品に初挑戦する。自身を誘拐した真犯人を見つけ出す為、被害者でありながら依頼人の無実を信じて弁護をすることに悩み苦しみながら自らの過去と闘い、真実に辿り着き、悪夢を克服していく。広瀬は千紗が抱える葛藤の深さを全身全霊で表現し、普段のイメージとはまた違った迫真の演技を披露。また、監督自ら全5話の脚本を手掛け、人が持つ強い気持ちや業に肉迫、広瀬の芝居の可能性を無限に引き出す。

音楽はKing Gnu、Vaundy、米津玄師等数多くのアーティスト作品にレコーディング・プロデュースする江崎文武が担当。実際に物語の舞台となる香川県での撮影を実施、フィクションながら現実でも起こっている再審請求、冤罪事件の裏側にある人間模様をリアルに映し出す。(modelpress編集部)

◆松岡千紗役・広瀬アリスコメント

このお話を頂いた時、今までにやったことのない役柄、作品だったので、29歳の自分がこの作品をやれることをずっと楽しみにしていました。監督は一連で撮っていかれるので、セリフ量は勿論、専門用語もたくさんある中、緊張感と沢山の刺激を頂き、日々学びながら、とても充実しています。

私が演じる松岡千紗は強さと弱さ両方を持っていて、心の奥底にある人間らしさが魅力だと思っています。今までにない広瀬アリスをお届けできるかと思いますので、楽しみにしていて頂ければと思います。

◆脚本・監督・大森立嗣コメント

この作品は分断を描いています。ある誘拐殺人事件の犯人は冤罪であるのか。絶対にやっていないという犯人とその弁護士、絶対にやっているという元刑事、そう願う被害者の両親。その断絶する二つの思いが相対します。そしてその先に何が見えるのか――、可能なら微かに見える光を感じたい。

主演の広瀬アリスさんは自らが被害者である事件の犯人を冤罪であると信じる難しい役に挑んでいます。心を揺らし、傷つきながら前を向きます。私は彼女の演じる役に温かい血を流し込みたいと思っています。

この作品が今、世界とこの国で起きている、戦争、移民、ジェンダー、世代間、あるいは不寛容さなどのあらゆる分断に一筋の光を。そう願って今撮影に臨んでいます。完成を楽しみにしていてください。

◆原作・大門剛明コメント

『完全無罪』ドラマ化ありがとうございます。一報を聞いて書いた当時の記憶が蘇りました。うどんを食べたり、車で走って時間を測ったり、香川弁に苦労したり……あれからもう六年経つのかと。先日、撮影現場にお邪魔させていただきました。私が頭で考え活字で表現したものが多くの人によって現実に動き出すというのは、やはり感慨深いものがありますね。主人公・千紗は難しい役だと思いますが、広瀬アリスさんならうまく演じてくださると期待しています。WOWOWさんにはこれまでにも何度か映像作品を作っていただきました。今回もきっと面白い作品になると、一視聴者として楽しみにしております。

◆ストーリー

最大手法律事務所に所属する期待の弁護士・松岡千紗(広瀬アリス)は、同事務所のシニアパートナー・真山健一から、21年前に香川県で起こった少女誘拐殺人「綾川事件」の冤罪再審裁判の担当に抜擢される。「綾川事件」と同時期に、立件されていない少女誘拐事件が他にも1件あり、千紗は被害者の1人だった。

千紗は10年ぶりに故郷の香川の地を踏み、地元の法律事務所の同僚・熊弘樹の力を借りながら、当時の事件について調べ直してゆく。3つの事件は同一犯の可能性が高いとされ、自分を殺めようとしたかもしれない容疑者・平山聡史と向き合う千紗。無実を主張する平山を自分は信じられるのか――。弁護士としての職業倫理と、自らの過去との狭間で千紗は葛藤する。

「綾川事件」の担当であった元県警刑事であり、今は被害者サポートセンターで働く有森義男もまた、被害者遺族の池村敏恵に寄り添う時間の中、平山が真犯人だと信じて止まず、冤罪を主張する平山に更なる疑念を抱く。そして、元相棒刑事の今井琢也と共に、千紗と再審請求審で対峙することになる。

冤罪裁判の行方、21年前の事件の真相とは。それぞれの強い想いと正義が交錯し、やがて1人の人間の衝動を突き動かす。その想いは、誰を救うのか。最後にたどり着く結末に、心揺さぶられるヒューマンミステリー。

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