NHK、平日午後“5時間生放送”へ 新設情報番組の民放との違い明かす「志としては…」


【モデルプレス=2024/02/14】NHKは14日、2024年度の改定ポイント説明会をオンラインにて実施。平日午後1~6時を生放送ゾーン化することについて説明した。

NHK外観 (C)モデルプレス
NHK外観 (C)モデルプレス
◆NHK「午後LIVEニュースーン」新設で平日1時~6時まで生放送

NHKは、2024年度より午後1時台の「列島ニュース」を午後2時台まで拡大し、午後3~5時台に「午後LIVE ニュースーン」(毎週月~金 午後3時10分~6時)を新設することを発表した。

「午後LIVEニュースーン」は“日本のいま”をビビッドにお届けする生放送の新情報番組。ニュースや生活情報、全国各地からの中継やマーケット情報などを伝えていく。緊急報道に対応することはもちろん、報道番組や様々な人気番組のエッセンスを見やすく紹介。取材の裏側を記者やディレクターが語るのも見どころだという。

メディア総局メディア戦略本部専任部長・篠田恵一氏は、新番組について「NHKの取材力とネットワークを生かして、最新のニュース、そして暮らしに役立つ情報を、中継などもふんだんに交えながら、分かりやすくお伝えしていきたい」と番組の意図を説明。平日午後の時間帯が大幅の生放送になることで「これまで以上に柔軟に緊急報道に対応して、地震、津波、豪雨などの災害、また事件、事故などのニュースを迅速に伝えていきたい」と話した。

また、同時間帯の民放情報番組との差別化については「志としては民放さんと同じことをやるというよりも、NHKならではのニュースや暮らしに役立つ情報をお届けしたい。あとは全国にあるNHKの情報ネットワークを駆使した中継もお届けしたい。そして、MCにはアナウンサーを起用しました。民放さんはタレントさんを起用されているのでその辺りも違う形の新しい情報番組です」と紹介した。

◆NHK、2024年度は“コンテンツ戦略6つの柱”の実現

2024年度の番組改定は、「NHK経営計画2024-2026年度」に掲げた“コンテンツ戦略6つの柱”の実現を目指していく。視聴者に正確で、信頼できる情報や暮らしを豊かにする情報を多彩なコンテンツを通じて届けていく。

“コンテンツ戦略6つの柱”として「デジタルと放送が連携して災害時になくてはならない命綱に」「“フェイク”の時代だからこそ顔の見える信頼のジャーナリズム」「民主主義の一翼を担い平和で持続可能な世界の構築に貢献」「世界で輝く 良質な教育・幼児子どもコンテンツ」「未来を見つめ 人生を豊かにする教養・エンターテインメント」「幅広いジャンルと地域情報で多様性・多元性の確保を実現」を掲げている。(modelpress編集部)

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