窪田正孝、前髪パッツンに?唐沢寿明「流行っているじゃない」


【唐沢寿明・窪田正孝/モデルプレス=9月3日】俳優の唐沢寿明と窪田正孝が出演する日本テレビ系10月期の新土曜ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」(よる9時~)。10月8日の第1話を前に、9月3、10、17日の夜9時より3週連続で「episode.0」が放送される。この度、収録後に囲み取材が行われ「episode.0」、そして連続ドラマへの意気込みを2人が語った。

窪田正孝、唐沢寿明(画像提供:日本テレビ)
窪田正孝、唐沢寿明(画像提供:日本テレビ)
◆唐沢寿明×窪田正孝が再タッグ

同作は、2015年に「金曜ロードSHOW!」(同局)で放送後、「Hulu」にて続編が配信された刑事アクションコメディ。30年の昏睡状態から目覚めた主人公の熱血刑事・京極浩介(唐沢)が、草食系刑事・望月亮太(窪田)を振り回しながら、難事件に挑む。

京極・亮太のバディ誕生からこれまで活躍や暴走が描かれる「episode.0」の収録では、1年ぶりの再タッグとは思えないほど息ぴったりのやり取りを見せた2人。8月6日に28歳の誕生日を迎えた窪田へのサプライズバースデーケーキも登場した。

◆窪田正孝の前髪がなくなる?

― 約1年ぶりの再タッグということで、久々の京極と亮太の掛け合いはいかがでしたか?

唐沢:まだ、本調子ではないですね。お互い噛みまくっています。

窪田:そうですね、カミカミですね。

― まだ京極モードには入ってないですか?

唐沢:おとといNHK(連続ドラマ収録)が終わったばかりなので(笑)。

― 窪田さんは?

窪田:懐かしい感じです。久しぶりに唐沢さんとご一緒できましたし、キャストやスタッフが(前作と)ほぼ皆同じ方々なので、徐々に掛け合いの感覚も思い出してきています。

唐沢:意外と僕は、(亮太は)窪田くんの当たり役だと思ってるんですよ!

― 連続ドラマ化第一報の際に唐沢さんのコメントで、「窪田くんがNGを1回出す度に前髪を1cm切る」というお話がありました。今日のところは?

唐沢:今日はそうだね…1cmぐらいでいいんじゃないかな?

窪田:わかりました、じゃあ(連ドラの)クランクインまでに(笑)。…パッツンになっちゃうじゃないですか、前髪なくなっちゃいますよ。

唐沢:流行っているじゃない? 前髪が短いの。

◆唐沢寿明との共演で変化「母性本能がくすぐられると思います」

窪田正孝、唐沢寿明(画像提供:日本テレビ)
窪田正孝、唐沢寿明(画像提供:日本テレビ)
― 収録を拝見しましたが、亮太は京極から首を絞められたり、大声をあげたり大変そうでしたね。今日はアドリブも結構多かったですか?

窪田:そうですね…。

唐沢:基本的には台本通りですよ!

窪田:はい、ベースはやっぱり台本通りですけど…。

唐沢:最後のあたりは俺、思いつきで喋ってたけど(笑)。

窪田:唐沢さんに乗っかっていく感じがありました。でもそういう、いい意味で何でもありな部分がこの作品の良さでもあり、2人の掛け合いの中で本番でしか生まれないものがあるので、それはすごく大事にしていきたいんです。

唐沢:しかも、家で考えてきているわけではないっていうのが怖いですね(笑)。

窪田:その時の思いつきですもんね。

― お2人は最初にタッグを組んだ時から、お互いの印象は変わりましたか?

唐沢:特に変っていないですよ。

窪田:そうですね、唐沢さんはずっと唐沢さんです。スイッチが入った瞬間は、1番近くで見させてもらっているので、楽しい部分がたくさんあります。

唐沢:「真面目にやれよ」って思うだろう(笑)?

窪田:いえいえ(笑)。頭の回転の早さが凄まじいので、ついて行くのに必死です。

― 演技の部分などで、窪田さんが大先輩の唐沢さんから学べるところは?

窪田:全体を見ている視野が、すごく広いんですよね。客観的に見ている第三の目というか、自由にやられている中でもそこに意味があるというか。2人だけのシーンだと2人だけで世界観を作っていくのですが、みんなのシーンになるときっちり全体を巻き込んで話を持っていったり。そういう世界観の広げ方が勉強になりますね。

唐沢:このドラマでも、普通にやっていると「そうだよな、亮太」「そうですね」って終わっちゃうようなシーンでも、俺がワーッて適当なことを言うと、「え?今の何?どうすればいいの?わかんない!」みたいになるでしょう。そこで新しいキャラが生まれて、今に繋がってくる。亮太も最初からこうじゃなかったんです。

窪田:そうなんですよね。2015年の時はもっと真面目でした。

唐沢:でも、もっと何かないかなと思って考えたんですけれど。(その結果)また可愛らしいキャラになってくるんだよね。女子は母性本能がくすぐられると思いますよ。

窪田:去年のうちに、だいぶキャラ変更されてきています。今回はそこからのスタートなので、楽しみです。

― 連続ドラマになるということで「ここを変えたい」「パワーアップさせたい」などはありますか?

唐沢: 地上波にはいろいろ規制もあるかもしれませんが…でもやりますよ! 変えるというよりは、パワーアップかな。やりすぎないように、バランスをよく見ながらですね。

窪田正孝、唐沢寿明(画像提供:日本テレビ)
窪田正孝、唐沢寿明(画像提供:日本テレビ)
◆窪田正孝のバースデープレゼントは?

― 先ほど窪田さんのサプライズバースデーもありましたね。唐沢さんからプレゼントを渡されていましたが、何をプレゼントされたのですか?

唐沢:それは秘密です!

窪田:後で開けるのが楽しみです。

唐沢:男同士でしかわからないものですよ。

窪田:意味深だなあ(笑)。

― 窪田さんはバースデーのサプライズはいかがでしたか?また、誕生日のお祝いを受けて、改めてこのドラマに思うことを教えてください。

窪田:祝っていただけて光栄です。より気が引き締まる部分もありますし、迷惑をかけないように、ちゃんとお返しできるようにと思いました。唐沢さんもおっしゃったように、このドラマはコメディー部分もたくさんありますが、台本の持つ芯やストーリー性を大切に、シリアスな部分もコメディーの部分も、真面目に全力でやっていきたいです。配信の時よりも、より1話・1シーンに向ける消費カロリーがハンパじゃないので、いっぱい栄養をとっていっぱい放出していきたいと思っています。

唐沢:…いいこと言うんだよねえ。

窪田:(笑)

唐沢:僕はなかなかこういういいことを言えないから。「余計なことはわかんないけど仕事やりますよ」みたいなね。(窪田さんは)若いのに言うことがちゃんとしていますね。

窪田:いえいえ。

唐沢:この世代は立派だなと思います。僕なんか、いつからちゃんと喋れなくなっちゃったんだろう(笑)。

― 唐沢さんは、窪田さんみたいな方が本当の部下だったら?

唐沢:嬉しいけれど、僕が部下にしたら、働かせまくって終わりになっちゃうかもしれませんね(笑)。

― 窪田さんは、唐沢さんのような上司だったらいかがですか?

窪田:楽しいのはもちろんですが、自分にないものをたくさん持ってらっしゃる方ですし、経験値もまったく違うので、もっともっと吸収すべきことがあります。この期間、このクールがものすごく財産になると思います。僕にとって、ここまでのコメディーというのも初めてですし。でも、ただのコメディーでもなくて、ちょっとラブも入った“エンターテインメントコメディー”! 全部の良さが詰まっているので、すごくやりがいがあるなと感じています。

◆唐沢寿明×窪田正孝が「最高のコンビ」へ…

― 改めてそれぞれ演じられる役どころの魅力や、共感するところなどがあったら教えてください。

唐沢:笑えるシーンも多いんですが、ジーンとしたり、感動できるシーンも入ってくるので、その辺のふり幅はちゃんときっちり演じたいと思っています。ずっとふざけているだけだと、やっぱり見る方が惹かれないと思うので、どこかで落としどころがないと。

― 京極という役の魅力は?

唐沢:やはりある種、好き勝手できるところですね。こんな役、滅多にないですから。

― 演じやすいですか?

唐沢:演じやすいですよ。だって、何をやっても一応OKになっちゃいますから(笑)。

― 窪田さんはいかがですか?

窪田:亮太の役どころの魅力としては、最初は京極さんの後ろにくっついていくだけだった立ち位置が、だんだん隣になっていって。亮太の思いとして、(京極に)追いつきたいし、悔しくて追い抜きたい部分もあると思うんですが、そのあたりの脚本の構築のされ方がすごく面白いんです。そして唐沢さんもおっしゃったとおり、話の軸になるものが絶対ぶれず、芯がある。そこに現場で生まれるものが継ぎ足されて、作品になっていく。だから、演じていて魅力的ですし、大事にしていきたいです。

― 最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。

唐沢:最終回までぜひ、見てください。そうすればきっといいことがあるはずです(笑)。

窪田:新しいヒーローものを作りたいというのがコンセプトにあると思うので、とても幅広い年齢層の方たちに楽しんでいただけると思います。ジェネレーションギャップというか、答えが1つじゃないドラマです。見ていただけたらすごく元気になれるし、京極さんと亮太がいつしか最高のコンビ、名刑事のコンビと言われるような作品になっていったらいいなと思います。

唐沢:普通、逆なんですよね。上司がしっかりしてて、若いのが浮ついているってうのが普通なんですけれど、彼(窪田さん)の方がしっかりしてるでしょ。…そのあたりも、このコンビの面白い魅力の1つだと思いますよ(笑)。

(modelpress編集部)

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