なにわ男子“仕掛け満載”ライブで会場魅了 ファンへ思いも伝える


【モデルプレス=2023/08/14】なにわ男子が8月9日〜13日にわたり、全国アリーナツアー『なにわ男子 LIVE TOUR 2023 ʻPOPMALLʼ』の横浜アリーナ公演を開催。5日間で計12万人を動員した。

なにわ男子(提供写真)
なにわ男子(提供写真)
◆なにわ男子“POPMALL”コンセプトで会場をハッピーに

2ndアルバム『POPMALL』を引っ提げた本ツアーは、なにわ男子が作り出す架空のショッピングモール“POPMALL”がコンセプト。

ファンが開演を待ちわびる会場に突如、“ポッピン・クルー(アンサンブルキャスト)”が現われ、ワクワク感を誘う。そして、暗転すると“POPMALL”で新発売されるアクリルスタンドの出荷作業を始めるのだった。

パッケージがステージ上に設置された次の瞬間、ケースの中にメンバーが登場。会場中が大きな歓声に包まれた。

道枝駿佑の「POPMALLへようこそ!楽しんでいってね〜」という声と共に、アルバムのリード曲『Poppin' Hoppin' Lovin'』で幕開け。ポップでスタイリッシュなサウンドにのせて、メンバーたちが軽やかなダンスでステージを動き回り、会場にハッピーな空気を振りまいた。

◆なにわ男子、ライブを楽しめる“仕掛け”満載

横浜最終公演では、藤原丈一郎が「横浜ラスト〜。なにわ男子に負けるなよ〜!」と呼びかけると、ファンから「イェーイ」と気合いの入った声が。さまざまなショップを巡るように、同グループのバラエティに富んだ楽曲とパフォーマンスを楽しめるのが今回の醍醐味。そのための仕掛けも、ライブ随所に散りばめられていた。

『Super Drivers!!』ではトイストアから飛び出したような、キュートな7台のミニバギーで花道を颯爽と駆け抜けたかと思えば、『ちゅきちゅきハリケーン』では道枝がセットのガチャガチャを回し、出てきたカプセル型のバランスボールにのって、ぴょんぴょんバウンドしながらパフォーマンス。

また、アリーナ中央に位置する円形のセンターステージをターンテーブルに見立てた斬新な演出では、⻑尾謙杜が床に手を当てDJのようにスクラッチ音を鳴らす。さらに巨大なレコードに大きな針を落とすと音楽が流れ出し、7人はファンクテイストのヒップホップ『Tutti Frutti』で躍動感のあるダンスを披露した。

ほかにも、メンバーの迷子案内アナウンスや、クスッと笑えるPOPMALLのCM風映像 など、関⻄出身グループらしいコミカルな仕掛け満載でファンを笑顔に。『ちゅきちゅきブリザード』では、7人総出の恋愛ドラマ風映像で会場を沸かせた。

◆なにわ男子、ギャップで会場魅了

そして、コンセプチュアルな構成だけでなく、ギャップでも会場を魅了。ライブ後半は一転、クールなダンスナンバーで引き込む。4つ打ちのリズムが響く『LAI-LA-LA』では、 指先までコントールしたしなやかさと、ワイルドな激しさを合わせ持つメリハリのあるダンスで圧倒した。

9月13日発売の5thシングル『Make Up Day / Missing』でも、これまでと違った一面を見せる。スタイリッシュなダンス曲『Make Up Day』では爽やかさの中に大人な雰囲気を忍ばせ、ジャジーな『Missing』ではグッと色っぽく、演じるかのように表情をクルクル変えながら歌い踊る7人。曲中には⻄畑大吾と高橋恭平がカードゲームを繰り広げ、まるで映画のワンシーンのような演出を見せた。

◆なにわ男子、クリエイティブ力発揮

また、メンバーのクリエイティブ力も、なにわ男子のライブのエンタメを支えている。⻑尾が手掛ける衣裳は、ライブのコンセプトにマッチさせながらも、7人のスタイルに合わせたシルエットや色使いで、それぞれの魅力を引き出していた。

ライブグッズは大⻄流星が担当。ファンの気持ちに寄り添いながら、ライブの気分を上げるペンライトやTシャツなどをプロデュースした。

さらに、音楽面、パフォーマンス面にも、メンバーの創造力が生かされている。『ちゅきちゅきブリザード』は⻄畑が作詞、大⻄が振付を担当。疾走感のあるダンス曲に韻を踏んだ言葉遊びやコミカルな表現を乗せ、アンバランスさを狙った歌詞に⻄畑のセンスが垣間見える。

そういったメンバーのクリエイティビティを、強い体幹の上で体を自在に操る大橋和也のダンスやアイドルソングに映える藤原のキャラメルボイス、安定感を増す優しくも力強い高橋の歌声、楽曲ごとに違う表情を魅せる道枝のパフォーマンスなど、それぞれの個性で豊かに表現した。

◆長尾謙杜・大橋和也ら、ファンに思い伝える

ラスト曲を前にメンバーが挨拶。⻑尾は「ここにいる1人でも欠けたら、今日のこのライブは作れていない」と、大橋は「自分を好きでいて、みんなを好きでいてください」 と思いを伝えた。

ラストは、傘を使ったライブオリジナルver.の振付で魅せた『ハッピーサプライズ』。約10万個のカラーボールが天から降り注ぎ、カラフルでハッピーな空間と共に“POPMALL”は閉店の時間を迎えた。

アンコール含む全31曲、息つく暇もないほど、エンターテインメントで埋め尽くした本ツアー。7人はこの勢いを止めることなく、10月29日のツアーファイナルまで駆け抜ける。(modelpress編集部)

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