XG「GRL GVNG」手話を全体に取り入れたダンス話題 プロデューサーが語った意図とは?


【モデルプレス=2023/07/28】HIPHOP/R&Bガールズグループ・XG(エックスジー)が27日、新曲「GRL GVNG」の韓国での活動をスタートさせた。同日Mnet「M COUNTDOWN」で同曲のパフォーマンスが披露され、手話を取り入れたダンスが話題となっている

XG(提供写真)
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◆XG「GRL GVNG」ステージを韓国歌番組で披露

XG(左から)ハーヴィー、ヒナタ、ジュリア、ジュリン、チサ、ココナ、マヤ(C)モデルプレス
XG(左から)ハーヴィー、ヒナタ、ジュリア、ジュリン、チサ、ココナ、マヤ(C)モデルプレス
6月30日にリリースされた「GRL GVNG」(読み:ガールギャング)は、1st Mini Album「NEW DNA」(9月27日発売)の先行公開曲。全米ビルボードチャート「Hot Trending Songs Powered by Twitter」で日本人アーティストとしては初となる週間ランキング1位を記録するなどグローバルに注目を集めている。

振動感のあるシンセベースサウンドが効いたミニマルなトラップビートが曲を貫き、Howlingを連想させる強烈なサイレンの音とエッジのあるラッピングと、アンニュイなボーカルが絡む同曲。「誰とも比較せず妥協しない私たちだけのスタイルで昇りつめる」という、逆境であればあるほど強くなるXGのチームスピリットを表現した楽曲に仕上がっている。

SF的要素を感じられる、既存のガールズグループには見られなかったユニークなヴィジュアルで「M COUNTDOWN」に登場したXG。グループのアイデンティティであるスキルフルな群舞では、英語の「Trust me」や「problem」といった歌詞をそのまま手話にしてダンスに落とし込んだ振り付けが話題となった。

◆「GRL GVNG」ダンスに手話を取り入れる意図とは

XG(左から)チサ、ジュリン、ハーヴィー、マヤ、ジュリア、ヒナタ(ココナは欠席)(C)モデルプレス
XG(左から)チサ、ジュリン、ハーヴィー、マヤ、ジュリア、ヒナタ(ココナは欠席)(C)モデルプレス
楽曲全体を通し、何か所にも手話を取り入れた今回のコレオグラフィーについて、エグゼクティブプロデューサーのJAKOPS(Simon)氏が、7月1日のInstagramライブにて解説している。

JAKOPS氏は「昔から耳の不自由な方々も音楽を楽しんでくださるということを伺っていた。どのように皆さんが音楽を楽しんでいるのか調べさせていただいたところ、振動で曲を楽しんでいらっしゃるという記載があり、それをとても印象深く受け止めた」と、聴覚障害者の音楽視聴に関心を持っていたことに言及。

「『GRL GVNG』は(自身のレーベル)XGALXのアイデンティティのような曲でもあり、ベースが非常に強く、振動も大きく感じられる曲で、強烈なメッセージを伝えようとする曲でもある。私たちのメッセージを視覚的に伝えたいという願いがあった」と、曲のメッセージを手話で視覚的にも伝えたかったのだと明かした。

またダンスの制作については「英語手話のパフォーマーの方に『GRL GVNG』の手話をお願いし、それをコレオグラフィーらしく振り付けに取り入れている。手話が歪曲されていないか、変質していないかもダブルチェックし、パフォーマンスとしてフィックスした」と説明。

JAKOPS氏は「直接手話でコミュニケーションされる方々にもレビューをいただきたい」と打ち明け、「私たちにとっても非常に慎重な、しかし純粋な挑戦」「楽しさや勇気をお伝えすべく、このような取り組みで作品を作らさせていただいた」と語った。

◆手話も使いこなすマルチリンガル…海外からも高い関心

XG(左から)マヤ、ハーヴィー、ジュリン、チサ、ヒナタ、ジュリア(ココナは欠席)(C)モデルプレス
XG(左から)マヤ、ハーヴィー、ジュリン、チサ、ヒナタ、ジュリア(ココナは欠席)(C)モデルプレス
メンバーは日本出身ながら、全編英語楽曲を引っ提げ、韓国を拠点に活動中のXG。その唯一無二のコンセプトに注目が集まり、英語圏にもファンが増加中だ。

「M COUNTDOWN」でのステージ後、SNS上には「こんなにクールなダンスに手話が沢山盛り込まれていて感動…!」「手話を使った振り付けがカッコイイ!」「日本人が英語と英語手話まで…!マルチリンガルすぎる」などの書き込みが続々。

動画には英語やスペイン語で絶賛のコメントが多数寄せられており、既成概念を破るXGへのグローバルな関心の高さを証明している。(modelpress編集部)

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