THE RAMPAGE川村壱馬、初の事務所制作外ドラマで“個人の俳優”として闘う責任感「甘えが効かない」<「日曜の夜ぐらいは…」インタビュー前編>


【モデルプレス=2023/05/28】「やっぱり『グループだから』という甘えが効かないんです。僕はその甘えも別にいらないと思っていますし、自分の責任は全て自分で取る気持ちです」。

そう語るのは、ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」(毎週日曜よる10時~)に出演しているTHE RAMPAGEの川村壱馬(かわむら・かずま/26)。初の事務所制作外ドラマで実力派俳優が揃う中に飛び込んだ彼は、“グループの一員”ではなく“1人の俳優”として闘っていた。<インタビュー前編>

モデルプレスのインタビューに応じた川村壱馬(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた川村壱馬(C)モデルプレス
◆川村壱馬出演「日曜の夜ぐらいは…」

川村壱馬、清野菜名「日曜の夜ぐらいは…」より(C)ABCテレビ
川村壱馬、清野菜名「日曜の夜ぐらいは…」より(C)ABCテレビ
女優の清野菜名が主演を務める同作は、ABCテレビが新連続ドラマ枠の第1弾として「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマにした、岡田惠和脚本のオリジナルドラマ。

足の不自由な母を支えるためバイトに励む岸田サチを清野、元ヤンキーで現在はタクシー運転手をしている野田翔子を岸井ゆきの、両親との縁が浅く借家暮らしをしながら祖母と工場勤務を続ける樋口若葉を生見愛瑠が演じている。

川村壱馬(C)モデルプレス
川村壱馬(C)モデルプレス
川村は、カフェ・プロデュース会社に勤務する住田賢太役。いきいきと好きなことに打ち込む中、サチの家の近所にオープンしたカフェのスタッフとして彼女と出会い、やがて彼女の人生を動かす存在になっていく。

◆川村壱馬、初の事務所制作外ドラマ「シンプルに嬉しかった」

川村壱馬「日曜の夜ぐらいは…」より(C)ABCテレビ
川村壱馬「日曜の夜ぐらいは…」より(C)ABCテレビ
― 事務所制作外のドラマに出演されるのは今回が初めてということですが、出演が決まった時の心境はいかがでしたか?

川村:やっぱりシンプルに嬉しかったです。これまで映画は1回だけ外部作品に出演させていただいたんですけど、連ドラはよりたくさんの僕を知らない方に目にしていただける機会だと思いました。自分の今までやってきたお芝居がさらに活かせると感じましたし、すごくいきいきとした気持ちになりました。

― 賢太は今まで川村さんが演じてきた役柄の中で、1番視聴者に近いキャラクターなのではないかと思います。

川村:確かに!普通の人ですよね(笑)。

― 今までは個性が強めなキャラクターが多かったですよね。

川村:クセがすごかったですもんね(笑)。

― 川村さんから見た賢太はどんな人物ですか?

川村:すごくテキパキ仕事ができて、好印象を持たれるような好青年。今のところはそういう印象です。まだ台本を途中までしか読んでいないんですけど、このまま皆の手助けをしていくようなキャラクターになるのかなと思っています。そう信じて僕も演じています。

◆川村壱馬、賢太役で意識していること

川村壱馬(C)モデルプレス
川村壱馬(C)モデルプレス
― 役作りで意識していることを教えてください。

川村:ナチュラルだけどぼそぼそ話しすぎないように、というのはあります。僕がそのままナチュラルにやるとちょっと大人っぽくなりすぎてしまって「もうちょい(トーンを)上げてもいいかも」と言われたこともあったので、賢太というフィルターを通して声を出すように、滑舌も明確に。そういう部分を意識しています。

― 演じていて賢太に共感する部分はありましたか?

川村:賢太がプライベートで何をしているのかわからないんですけど(笑)、多分仕事以外でも外に出るタイプだろうなと思っていて。僕が全く出ないので、あんまり共感はないかもしれないです(笑)。

― 川村さんとは逆なんですね。

川村:賢太フィルターを通さないと、僕そのままの状態では難しい感じはあります。僕が陽じゃないので…(笑)。陽の部分もあるとは思うんですけど、賢太ぐらい好印象に見える陽は引き出し具合が違うというか。僕はああいう感じではないですし、あんなにまっすぐに優しくないです(笑)。

◆清野菜名ら実力派俳優のすごさ

川村壱馬(C)モデルプレス
川村壱馬(C)モデルプレス
― 現場の雰囲気はいかがですか?

川村:めちゃめちゃ良いと思います。外部作品はアウェイだし大変なのかなと思っていたんですけど、全くそんなことなくて。皆フランクですし、男のスタッフさんがクマかワンちゃん柄のパンツを履いていて可愛いです(笑)。

― 和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます(笑)。

川村:何か作業をされている時に見えちゃったんですよね(笑)。皆気付いてくすくす笑いだして、「可愛いね」ってなって。

― 清野さん・岸井さん・生見さんはお三方とも「第46回 日本アカデミー賞」を受賞されたりとご活躍されていますが、そんな皆さんの演技を間近で見てどう感じられましたか?

川村:皆さん本当に自然にサチ・翔子・若葉になっているので、その役の印象の方が強いくらいです。僕はカフェで1日にある程度まとめて撮影しているので、まだ現場の回数は多くないんですけど、皆さんは関係性が出来上がっているなと感じます。3人の空気感を見ていると、普段もこういう感じの人なのかなと思うくらい役にすっと入られているので、すごいなと思います。

川村壱馬(C)モデルプレス
川村壱馬(C)モデルプレス
― 今までの作品とは違うなと感じたことはありますか?

川村:集中力がすごく続きます。それからグループではなく1人で出てきているので、「僕はアーティストです」という感じでは一切行きたくないと思っていて。そういう感じは全く出さず、聞かれたら答えるぐらいのスタンスで現場に行っています。

やっぱり「グループだから」という甘えが効かないんです。僕はその甘えも別にいらないと思っていますし、自分の責任は全て自分で取る気持ちです。でも気が張っているわけじゃなく、そこはリラックスしてやらせてもらっています。

★悲しみを乗り越えた方法や夢を叶える秘訣を語った後編も公開中。

(modelpress編集部)

◆川村壱馬(かわむら・かずま)プロフィール

川村壱馬(C)モデルプレス
川村壱馬(C)モデルプレス
1997年1月7日生まれ、大阪府出身。2014年4月「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格。THE RAMPAGEのボーカルとして2017年にシングル「Lightning」でメジャーデビュー。個人としては、2018年に「PRINCE OF LEGEND」シリーズで俳優デビューを果たし、以降、映画&ドラマ「HiGH&LOW THE WORST」シリーズや映画「貞子DX」(2022年)などに出演している。

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