「石子と羽男」“ファスト映画”犯人へ伝えた罪の重さ&厳しい結末に反響「完全なブーメラン」「響く」


【モデルプレス=2022/07/29】女優の有村架純と俳優の中村倫也がW主演を務めるTBS系金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(毎週金曜よる10時~)の第3話が、29日に放送された。“ファスト映画”をテーマに取り扱い、犯人が迎えた結末に様々な声が集まった。<※ネタバレあり>

井之脇海「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
井之脇海「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
◆有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」

中村倫也、有村架純「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
中村倫也、有村架純「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・“石子”こと石田硝子(有村)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・“羽男”こと羽根岡佳男(中村)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメントだ。

プロデュースと演出は、新井順子×塚原あゆ子コンビで、西田征史が脚本を務める。

◆“ファスト映画”を違法アップロードし、逮捕された大学生・山田遼平(井之脇海)を弁護

井之脇海「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
井之脇海「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
羽男(中村)に「国選弁護(※資金不足などが理由で弁護士を雇えない人に対して国が弁護人を立てる制度)」の依頼が舞い込む。今回は映画を短く編集した“ファスト映画”を動画サイトに無断でアップロードし、 著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕されたという大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護だった。逮捕された遼平は反省どころか悪態をつき、羽男は振り回されることとなる。

有村架純、でんでん「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
有村架純、でんでん「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
そんな折、映画監督を目指すきっかけにもなった尊敬する山田恭兵監督(でんでん)が新作映画公開のタイミングで、名前が似ているというだけの理由で、遼平と間違われ、風評被害を受ける。さらに、映画を広めたいという気持ちから助監督が遼平を真似し、新作映画のファスト映画をアップロード。そのことから興行収入が悪い割に、ファスト映画を観ただけの人からレビューサイトに酷評が殺到し、映画は上映打ち切りとなってしまった。

でんでん「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
でんでん「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
それまで、罪の重さを全く自覚していなかった遼平だが、羽男から、助監督が編集した新作のファスト映画を観せられると、「監督の作品は繊細な心理描写とどこに連れて行かれるか分からないドキドキ感が持ち味なんです。それをこんな風に編集しちゃったらその良さが伝わりません。これじゃ本編観る前に楽しみを奪われてしまったも同然ですよ!」と激怒。羽男から「それがあなたのやっていたことなんですよ」と言い放たれ、自分の罪の重さにようやく気づいた。

羽男は続いて、「10分の動画を観ただけで満足する、ネット記事の見出しを見ただけで知った気になって何でも叩く。中身まで知ろうとは思わない」…そういった行為から制作者が時間とお金をかけて作り上げたものが踏みにじられているとし、「あなたが加担したファストの世界が、どれほど罪深いものか、少しは分かっていただけましたか」と訴えた。

◆“ファスト映画”犯人が迎えた厳しい結末とは

有村架純「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
有村架純「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
中村倫也「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
中村倫也「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
石子のアドバイスを受け、石子から聞いたセリフを羽男が完全にコピーし、最後は2人のセリフが重なるような演出で描かれたこのシーン。「自分で気づかせる手法すごい」「完全なブーメラン」「これは映画に限らないよね」「現代のテーマだなあ」「響くテーマ」と切り抜きなどが動画サイトやSNSに溢れる時代に問題提起する内容に注目が集まった。

赤楚衛二、有村架純「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
赤楚衛二、有村架純「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第3話より(C)TBS
また、反省した遼平は自分の罪を認め、山田恭兵監督に土下座をして謝罪するが、監督は「どんなに謝罪をされても受け入れることはできません」と許さず。最終的に遼平は執行猶予がつき釈放されたが、ネット上で顔がさらされデジタルタトゥーが刻まれた。

フィクションだからといって安易にハッピーエンドにはしない、リアルな結末にも「素晴らしい終わり方」「許さないという選択肢を提示してくれた」「許さなくて良い!」「重い結末がしっくりくる」と、絶賛の声が寄せられた。(modelpress編集部)

情報:TBS


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