岡本圭人、主演舞台決定 高畑淳子らと珠玉のヒューマンドラマ<4000マイルズ~旅立ちの時~>


【モデルプレス=2022/07/28】俳優の岡本圭人が主演を務める舞台『4000マイルズ~旅立ちの時~』が、12月12日~28日に日比谷シアタークリエほかにて上演されることが決定。高畑淳子、森川葵、瀬戸さおりが共演する。

岡本圭人主演「4000マイルズ~旅立ちの時~」 (提供写真)
岡本圭人主演「4000マイルズ~旅立ちの時~」 (提供写真)
◆岡本圭人主演舞台「4000マイルズ~旅立ちの時~」

岡本圭人、森川葵、瀬戸さおり、高畑淳子 (提供写真)
岡本圭人、森川葵、瀬戸さおり、高畑淳子 (提供写真)
本作は、2011年にオフ・ブロードウェイにて初演、2012年にオビー賞のベスト・ニュー・アメリカンプレイ賞を受賞、タイム紙のベストプレイに選ばれ、2013年にピューリッツアー賞の最終候補となった。以降、世界各地で上演され、2020年春にはロンドンのオールド・ヴィック劇場にて、ティモシー・シャラメ主演で上演されることが発表され、話題を呼んだ(※ロンドン公演は新型コロナウィルスの影響により上演中止)。

大学生レオと祖母のヴェラが、長い時を経て再会することでふれ合う、祖母が生きた時代、孫が生きる未来。それぞれ行き場を失っていた人生を果たして取り戻すことができるのか。珠玉のヒューマンドラマが幕を開ける。

主人公のレオを演じるのは、舞台『M.バタフライ』での好演が記憶に新しく、近年舞台で目覚ましい活躍を見せる岡本。ヴェラには、映画・ドラマ・舞台とジャンルを問わずその存在感を放つ高畑。また、レオのガールフレンドである大学生のベック役に森川、レオがアパートに連れてくる女子学生のアマンダ役に瀬戸を迎え、実力派キャスト4名でお届けする。

今回、演出を手掛けるのは、読売演劇大賞最優秀演出家賞を二度受賞し、今最も旬な演出家の一人である上村聡史。シアタークリエでは、『大人のけんかが終わるまで』、『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』、『ガラスの動物園』に続き、本作が4本目。世界各地で上演を重ね、多くの人を惹きつける珠玉のヒューマンドラマ、日本初演に期待だ。

なお、東京公演のほか、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて2023年1月7日~9日、愛知公演は日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて1月11日~12日、香川公演はレクザムホール(香川県県民ホール)大ホールにて1月15日に上演される。(modelpress編集部)

◆岡本圭人コメント

人生という旅を続けていると、時に現実から目をそむけたくなるような出来事に遭遇することもあります。僕がそんな経験をしたときには、いつも家族や友人に支えられて乗り越えてくることができました。初めて台本を読んだとき、僕は自分のおばあちゃんのことを思い出しました。子供の頃、僕を自転車の後ろに乗せて公園まで連れていってくれた思い出、おばあちゃんが作ってくれたご飯の味、誰よりも人の気持ちを考えるおばあちゃん。いつも何も聞かず、深い愛情でそっと僕を見守っていてくれたおばあちゃんは、ヴェラと同じでした。

『4000マイルズ』は僕が大好きなお芝居を通して、家族の愛、信頼することの大切さを確認することができる作品です。エイミー・ハーツォグの綴る台詞は優しいユーモアと思いやりに溢れています。レオが、おばあちゃんと一緒に暮らしていくうちに、自分の問題と向き合い、解決し、成長していったように、僕自身もレオと一緒にヴェラを演じる高畑さんを支えられる存在になっていきたいと思います。

この作品を演出の上村聡史さん、そして高畑淳子さん、森川葵さん、瀬戸さおりさんを含めた素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと共に作り上げ、皆様と劇場で共有出来る日を楽しみにしています。

◆森川葵コメント

海外の戯曲で、シアタークリエで、そして上村聡史さんの演出ということで、嬉しい気持ちと大きなプレッシャーを感じています。本作の登場人物たちは、冷静に話しているように見えますが、発している言葉と抱いている感情が異なる部分があります。それぞれが平気なふりをしているけれど心の中では複雑な心境を抱いているところにおもしろみを感じました。コロナ禍で人の気持ちを汲み取るのが難しい現代において、本作はどのように人と向き合っていくのかを考えるきっかけになる部分もあると思います。

◆瀬戸さおりコメント

出演が決まって、まずはとても嬉しかったです。アマンダは、若くて陽気で大きな野心を持った魅力的な役柄で、私自身が今までに演じたことのないキャラクターなので、挑戦できることが何より楽しみです。物語の中で、主人公のレオは3人の女性から影響を受けたり、影響を与えたりします。他の2人と比べると、アマンダの存在はレオの人生にとっては一瞬かもしれませんが、そんなアマンダが、レオにどんな影響を与え、またアマンダ自身も何を受け取るのか、稽古を通して探っていきたいと思っています。本作は人と人との関わりや、人と触れ合う大切さを改めて気づかせてくれる作品だと思います。

◆高畑淳子コメント

ヴェラという役は、台本を読むとたくさん喋るので大変だなと身構えておりますが、演出の上村さんとはいつかご一緒したいと思っておりましたので、今回実現してとても嬉しいです。

本作は、これから人生を模索するレオと、十分人生を模索してきた91歳のヴェラが、お互いを見守りながら人生と向き合って暮らすというドラマです。“おばあちゃんと若い人”という組み合わせは、これまでの数多くの作品を見ても、おもしろいドラマが生まれる最強の組み合わせだと感じています。作品をご覧になった方が劇場を出られる際に、温かいものを持って帰っていただき、価値観の違う者同士が生きていかなければならない社会で、優しい気持ちになったり、お互いを見守り合えたりする、そんな作品になりましたら幸いです。

◆「4000マイルズ~旅立ちの時~」Story

9月のある深夜、レオ(岡本圭人)が祖母・ヴェラ(高畑淳子)のマンハッタンのアパートに突然現れる。レオは大学生で、夏の初めに親友と自転車で西海岸を出発し、アメリカ大陸を横断する旅に出たが、途中で事故に遭い、心に傷を負ったまま、最終地点であるニューヨークにたどり着いた。一方、ヴェラは夫の死から10年たっても表札も替えず、隣人と朝晩、電話で安否確認するだけの孤独な毎日を過ごしていた。

祖父の葬式以来、久しぶりに再会した2人の同居生活に、レオのガールフレンドのベック(森川葵)や行きずりの女子学生アマンダ(瀬戸さおり)が様々な波紋をもたらすが、レオとヴェラは次第に他の人には言えなかった心の内を明かすようになり、お互いの年齢や時代を越えて、共感を抱いていく――。

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