【モデルプレス＝2022/06/27】19日に東京ドームにて開催された格闘技イベント「Yogibo presents THE MATCH 2022」で那須川天心と“世紀の一戦”をおこなった武尊が、27日に都内で記者会見を開催し、休養することを発表した。

◆武尊、休養を発表

武尊は、敗戦後も周囲の人々やファンからたくさんのメッセージを受け取ったことに感謝の気持ちを語ったうえで「ファイトスタイル的にも、体を酷使する戦い方をしてきたし、公表していない部分でも、いろいろ怪我に悩まされていたところもあって。それも含めて今回1回、格闘家として歩みをストップさせてもらって。1回休養させていただこうかなと思っていて」と発言。

今後は未定だという武尊は「毎日のように『やめないでください』『引退しないでください』『これからもずっと応援しています』『一生応援しています』っていう言葉を、本当にたくさんたくさんいただいて。その言葉をもらったことで、僕も一つ勇気を振り絞ることができるというか」と改めて感謝。

「怪我とか体調だったり、そういうのを無理しながらでもやってきた部分があって。今回も負けた後も『この後は無理してでも絶対リベンジするまでやってやる』という風に思っていた部分もあったんです」と振り返り「言葉をいただいて。僕の心と体のコンディションというのを1回正常に戻して、そこからもう一回新しいチャレンジができたらなという気持ちでいるので。1回ここで僕は、戦う舞台からは離れようと思うんです」とも語り、言葉を詰まらせた。

◆武尊、身体面・精神面での不調明かす

前向きな意味での休養になるという武尊は、拳と腰に問題を抱えていたことを説明し、数年前からパニック障害とうつ病を抱えてきたことも告白。「知らず知らずのうちに自分の心が壊れていっているのを感じていて」と回想した武尊は「これからの人生を考えた時に、まずはいったんこれを直さないと、このあとの人生が壊れてしまうなという風に思った」と話していた。

「体は今まで通り動かすし、できるトレーニングもこれからもやっていくし。何もやらないと、それこそ僕は本当に気持ちが落ちちゃうと思うので」と語った武尊は、敗戦のけじめとして現在保有しているベルトを返上することを宣言。

「感謝しているからこそ、やっぱり中途半端にK―1を背負いたくないし、僕がいることによって次の世代が光を浴びないというか、そういう部分もあると思う」と心境を明かしていた。（modelpress編集部）



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