BTS、米ホワイトハウスで会見 アジア系ヘイト根絶のため「声を上げる」<コメント全文>


【モデルプレス=2022/06/01】BTSが現地時間5月31日(日本時間6月1日未明)米ホワイトハウスを訪問。ジョー・バイデン米大統領と共にアジア系を対象としたヘイト犯罪等について意見を交わすことに伴い、記者会見を行った。

BTS/Photo by Getty Images
BTS/Photo by Getty Images
◆BTS、ホワイトハウスに招待 アジア系ヘイト犯罪について意見交わす

BTSは「アジア系アメリカ人及びハワイ/太平洋島嶼原住民遺産の月(AANHPI Heritage Month)」に当たる5月の最終日に合わせ訪問。

バイデン大統領と包容および多様性をテーマに意見を交わし、特に最近米国内の深刻な社会問題として台頭しているアジア系への無差別ヘイト犯罪、差別について議論することとなった。

BTSはバイデン大統領との対談に先駆け、ホワイトハウスでの記者会見に登壇。リーダーのRMが「反アジア系ヘイトクライム、アジア系の包容、多様性を巡る重要な問題について、議論するためホワイトハウスにご招待いただき大変に光栄です」と英語で挨拶した。

その後各メンバーがアジア系としての多様性、平等への思いを述べた後、再びRMが「最後に、重要な問題について共に語り、私達がアーティストとして何ができるのか改めて考える大切な機会を与えてくださったバイデン大統領とホワイトハウスに感謝いたします」と結んだ。

アメリカでは近年新型コロナウイルスの流行等によって、アジア系を狙ったヘイト犯罪が急増。バイデン大統領は以前より対策に乗り出し、2021年5月、「新型コロナウイルスヘイト犯罪法」に署名した。BTSも昨年、SNSにて「StopAsianHate」を支持する声明を発表していた。

なお会見の様子はホワイトハウス公式SNS等にて生中継された。(modelpress編集部)

◆会見でのメンバーコメント全文

RM:こんにちは、BTSです。反アジア系ヘイトクライム、アジア系の包容、多様性を巡る重要な問題について、議論するためホワイトハウスにご招待いただき大変に光栄です。

JIN:本日はAANHPI Heritage Monthの最終日です。僕達はAANHPIコミュニティと意を共にし記念するためにホワイトハウスを訪れました。

JIMIN:昨今のアジア系を対象とした多くのヘイト犯罪に大変に驚き、心が痛かったです。このようなことが根絶されるため少しでも役に立ちたいと思い、本日この場を借りて声を上げようと思います。

J-HOPE:本日僕達がこの場に来ることができたのは、僕達の音楽を愛してくださる多様な国籍・言語・文化を持った世界中のファン、ARMYの皆様がいてくださったからこそ、この場に来ることができたと思います。本当に感謝しています。

JUNG KOOK:韓国人の音楽が、互いに違う言語と文化を超えて世界中のたくさんの方々に届くということは未だに不思議だと思います。そしてこの全てを繋げてくれる「音楽」というものは本当に素晴らしいメディアなのではないかと思います。

SUGA:自分と違うからといってそれは間違っていることではありません。正誤ではない違いを認めることから平等は始まるのだと考えます。

V:僕達は皆、各自の歴史を持っています。今日1人1人が意味のある存在としてお互いを尊重し、理解するための一歩になることを祈ります。

RM:最後に、重要な問題について共に語り、私達がアーティストとして何ができるのか改めて考える大切な機会を与えてくださったバイデン大統領とホワイトハウスに感謝いたします。

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