【乃木坂46山下美月】“である方”と“じゃない方”、「両方の気持ちがわかる」と語るワケ


【モデルプレス=2021/10/11】<山下美月「じゃない方の彼女」(テレビ東京、10月11日スタート/毎週月曜 後11:06)インタビュー>

アイドルグループ・乃木坂46のメンバーにとどまらず、今年一人の女優としてもブレイクを果たした山下美月(22)が新ドラマ「じゃない方の彼女」で演じるのは天然魔性系女子大生・野々山怜子。「あざとくて何が悪いの?」のあざと女子大生役で話題をさらったのも記憶に新しいが、また一つ彼女の“はまり役”が生まれそうな予感だ。

【乃木坂46山下美月インタビュー】“である方”と“じゃない方”、「両方の気持ちがわかる」と語るワケ(C)モデルプレス
【乃木坂46山下美月インタビュー】“である方”と“じゃない方”、「両方の気持ちがわかる」と語るワケ(C)モデルプレス
◆山下美月「自分の殻を破るためにも、一つの挑戦として頑張って取り組みたい」

山下美月(C)モデルプレス
山下美月(C)モデルプレス
「じゃない方の彼女」は、秋元康氏が企画・原作、濱田岳が主演を務める「不倫コメディ」。お笑い芸人の目立たない方、みんなが選ぶものとは違う方、クラスの主役じゃない方、モテない方…実は世の中の多くの人が何かの“じゃない方”。同作ではどこにでもいる普通に幸せな人生を送ってきた真面目な大学准教授・小谷雅也(濱田岳)にスポットライトを当て、妻(小西真奈美)と妻“じゃない方の彼女”(山下美月)との狭間で右往左往する姿をコミカルに描く。

濱田岳、山下美月「じゃない方の彼女」第1話より (C)「じゃない方の彼女」製作委員会
濱田岳、山下美月「じゃない方の彼女」第1話より (C)「じゃない方の彼女」製作委員会
「最初にお話をいただいたとき、女子大生の不倫というテーマを聞いて、大丈夫かなと思ったのですが、企画書や台本を読んでみたら、不倫をテーマにした題材ではあるけど、コメディタッチの部分が多かったので、ドロドロよりも笑いという感じで安心しました。でも同時に、新しい挑戦だなと。自分の殻を破るためにも、一つの挑戦として頑張って取り組みたいと思いました。

役どころとしてはドキッとするシーンや、挑戦的だなと思うシーンもありますが、それらを含めて、感情が揺さぶられたり、役に共感したり、物語を面白いと思えるような作りになっているんじゃないかなと思います。ファンの方にとってはドキドキするシーンもあるかもしれないですが、作品として純粋に楽しんでいただけたらなと思います」

◆“あざといキャラ”と“天然魔性系女子大生”、どう演じ分ける?

山下美月(C)モデルプレス
山下美月(C)モデルプレス
アイドル活動を始めてすぐにあざといと言われ始め、今では乃木坂46のファン以外にも“あざといキャラ”が浸透。今作の“天然魔性系女子大生”怜子をどのように演じ分けるのか注目が集まる。

山下美月「じゃない方の彼女」第1話より (C)「じゃない方の彼女」製作委員会
山下美月「じゃない方の彼女」第1話より (C)「じゃない方の彼女」製作委員会
「今まで役で演じてきたあざといキャラは、普通に周りにいそうだなという感じよりは、見ていて面白いというかキャラっぽいというか、やっているな感があったと思います。それを演じるときは自分でもどうやったら面白く見えるかとか、振り切ってできるかとか、そういうことを考えていました。でも今回の役は天然魔性で今までとはジャンルが違う女性。こびているわけじゃないのについ惹かれてしまう、みたいな。同性の方から見たら手強い女性に見えるかもしれませんが、怜子は素直で真っ直ぐな子で、腹黒さはないんだなと脚本を見て思いました。あまり作りすぎず、ナチュラルに可愛いと思ってもらえるように頑張っています。

また、怜子の天然魔性さに魅力がないとドラマが成立しないかもしれない、そんなプレッシャーもあったので、衣装合わせはこれまでの作品の中で1番時間をかけました。10歳以上年上で既婚男性、しかも同じ大学の先生がどうしたら私のことを好きになるんだろうって考えながら。掴みどころがない女の子にするためにロックな衣装を着たり、靴やアクセサリーもいかつくしたり。演じる上では衣装からのギャップ、それに加えて大学2年生らしい勢いと、そうは見えない色気、それら全部をどういうバランスで出していったらいいかを日々考えながらやっています」

◆“である方”と“じゃない方”、両方の気持ちがわかる

山下美月(C)モデルプレス
山下美月(C)モデルプレス
本業の乃木坂46ではグループの顔でもあるセンターを務めるなど、どちらかというと“である方”を駆け上がってきた。今作では役の設定ではあるものの、“じゃない方”とどのように向き合うのか、それも見どころの一つとなりそうだ。

「本当に貴重な経験をさせていただいてきたので、確かにファンの方から見れば順調だと思われているかもしれません。でも選ばれる選ばれない、というのはデビューからずっとあります。なので自分のことを“である方”と思ったことはなくて、かといって“じゃない方”かと言われると、客観的に見たら違うのかなって思う部分もあって。きっと私は両方の気持ちがわかる。そういう意味でも今回の作品ではこれまでグループで活動してきたからこそ感じられた、たくさんのいろんな想いが演技に活かせるんじゃないかなと思います」

◆山下美月、飛躍の2021年「今までの1年とは比にならないくらい成長できた」

山下美月(C)モデルプレス
山下美月(C)モデルプレス
乃木坂46のセンターという大役で幕を開けた2021年。今年はドラマ、バラエティなど個人での露出が一気に増え、『山下美月』が新たな層に大きくリーチしたといっても過言ではないだろう。

「今年は本当に1年だった?と思うくらい濃い1年を過ごせました。センターも今年だったんだなという感じで、1月とか記憶が…(苦笑い)。本当にたくさんのチャンスをいただけた1年で、今までの1年とは比にならないくらい成長できたと思いますし、今年の自分頑張ったなって初めて思える1年になりそうです。このドラマが終盤を迎える頃にはきっと年末の歌番組などでアイドルとしての活動も活発化していると思うので、このドラマを見て私のことを知ってくださった方に、乃木坂46のことも知っていただけたら嬉しいなと思います」

◆山下美月インタビューこぼれ話

山下美月(C)モデルプレス
山下美月(C)モデルプレス
<“沼落ち”しているもの>
「パン作り、かな。最近、趣味を増やそうと思って、やりたいと思ったことをメモするようにしています。それは乃木坂46のYouTubeチャンネル(乃木坂配信中)が始まって個人の趣味や経験を発信できる機会が増えてきたから。私はなにがやりたいんだろうって考えたら、YouTubeで見たパン作りをすごくやりたいと思ったんです。まだパン作りの道具とかは100円ショップで揃えたものばかりですが、少しずつ練習しています。他には最近マジックも始めました。マジックが上手い人は、器用で見せ方も上手いから、演技も上手いって聞いて(笑)」



(modelpress編集部)

◆山下美月(やました・みづき)プロフィール

モデルプレスのインタビューに応じた、山下美月(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた、山下美月(C)モデルプレス
1999年7月26日生まれ、東京都出身。2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格して芸能界入り。今年1月発売の26thシングル「僕は僕を好きになる」でセンターに抜てきされるなど、グループの中心メンバーとして活躍する。ファッション誌「CanCam」の専属モデル。ドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-」、映画「映像研には手を出すな!」、ドラマ「着飾る恋には理由があって」など女優としての活動も増えている。


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