磯村勇斗「情熱大陸」出演 理想と現実のギャップに苦しむ「自分は俳優に向いていない」


【モデルプレス=2021/03/19】俳優の磯村勇斗が、21日放送のMBS・TBS系『情熱大陸』(よる11時15分~)に出演する。

磯村勇斗(C)MBS
磯村勇斗(C)MBS
朝ドラヒロインの爽やかな恋人、ケンカとなれば手段を選ばないヤンキー、彼氏を振り回す同性愛者、既婚の上司に全裸で愛を叫ぶイケメン社員…強烈な個性を演じきる力に定評がある磯村。

磯村は今、次世代を期待される俳優として存在感を放つ28歳。いわゆる“若手イケメン俳優”らしからぬ、地道で泥臭い人生を選んできた。

◆磯村勇斗「俳優なら当たり前」ストイックな姿勢

俳優を志したのは中学生の時。上京は親の猛反対を受けて断念し、高校2年で地元劇団の門を叩いた。大半が高齢だった団員の中で、磯村は芝居の基礎、そして演じる喜びを学ぶ。大学進学を機に上京し、アルバイトをしながら小劇場の舞台に出演する毎日を送っていた。

台本を現場に一切持ち込まないのも、役に合わせて髪型を徹底的に作り込むのも「俳優なら当たり前」と一蹴する磯村のストイックさは、そんな日々の賜物だろう。

◆磯村勇斗、感じたことのない葛藤告白

2015年に戦隊ヒーロードラマで念願のレギュラー出演をつかんでから6年、磯村には次々と作品のオファーが舞い込んでいた。取材を初めて間もない今年1月には、ドラマと映画で4本の作品を並行して撮影。連日違う役として現場に立ち続ける日々で、磯村の中に感じたことのない葛藤が芽生え始めていた。「自分は何のために俳優をやっているのか…」

作品が重なり全ての役に100%で向き合えない苛立ち、噛みしめる間も無く自分の中を次々と作品が通り過ぎていく不安。「このままでは俳優として腐ってしまう」「自分は俳優に向いていない」と、剥き出しの感情をカメラに語る姿は、完璧を求める性格が故に理想と現実のギャップに苦しんでいた。

◆磯村勇斗、故郷・静岡へ

今月、磯村は故郷の静岡・沼津にいた。訪れたのは俳優を夢見るきっかけとなった自主制作映画のロケ地、そして劇団で初めて立った思い出の舞台。数年ぶりに手にした当時の台本には、狂気すら感じる彼の情熱が刻まれていた。

進むべき道筋を見失いかけていた俳優が、悩みもがいた末に新たにした覚悟とは。(modelpress編集部)

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