K-POP界の“秘密兵器”パン・イェダム、遂にデビュー BIGBANG、BLACKPINKらも続々カバーする凄さの理由<プロフィール>


【モデルプレス=2020/06/07】BIGBANG、BLACKPINKが所属するYG ENTERTAINMENTの新ボーイズグループ・TREASUREが7月にデビューするのを前に、同グループのパン・イェダム(18)が6月5日、シングル「WAYO」でソロデビューした。幼少期からK-POP界の秘蔵っ子として、大きな期待が寄せられてきた彼の凄さとは。

パン・イェダム/TREASURE公式Instagramより
パン・イェダム/TREASURE公式Instagramより
◆異例のデビューで話題のパン・イェダムとは

グループ活動の前にソロ曲をデジタルリリースするという異例のデビューとなったイェダム。

「WAYO」は同事務所の先輩であるWINNERのYOON、AKMUのイ・チャンヒョク、BIGBANG・BLACKPINKらの楽曲を手掛けてきたYGを牽引するプロデューサーFUTURE BOUNCEらが制作。

「ウェヨ?(どうしてですか?)」と繰り返される歌詞が切ないシンプルで感傷的なアコースティックソングが、中高音域を軽やかに自在に歌うことのできる彼の歌唱力を最大限に引き出している。

同曲はリリース前から、BIGBANGのSOL、BLACKPINKのROSEといった名だたる先輩たちがカバー動画をSNSで公開。リリース後もYOON、iKONのJUNE、AKMUのイ・スヒョンと豪華な先輩たちのカバーリレーが続き、本格的なメディア露出前の新人としては類を見ないほど注目が寄せられている。

◆約8年前から注目されていた“神童”パン・イェダム

彼を昔から知っている人なら、この特別なデビューに驚きはしないだろう。

2018年末~2019年にかけて放送された同事務所のサバイバルオーディション番組「YG宝石箱」で、TREASUREとしてのグループデビューが決まったイェダムだが、その何年も前から多くのK-POPファンが彼のデビューに期待してきた。

そもそも「YG宝石箱」という番組名も、YGがイェダムのような優秀な練習生をデビューさせず“宝石のように隠している”と噂されてきたことに由来している。

イェダムは小学生の頃から脚光を浴びた“神童”だった。11歳だった2012年に韓国の有名オーディション番組「K-POPスター」シーズン2に出演。YGのヤン・ヒョンソク前代表、現在「Nizi Project」でもおなじみのJ.Y. Park氏、SM EntertainmentのBoAら、錚々たる顔ぶれが審査員として見つめる中で、小学生とは思えない圧倒的な歌唱力・パフォーマンス力を見せつけ、天才少年として一躍注目された。

透き通るように美しく、安定した歌声はもちろんのこと、11歳にして大人のバックダンサーを大勢従え、ステージを完璧にものにする様子に、当時審査員たちも一様に驚き、天才の登場を喜んだ。

◆約7年間の長い練習生生活 歌の才能以外も話題に

イェダムは「K-POPスター」で準優勝し、YGに練習生として所属。今すぐにでも彼にデビューしてほしいと思うファンも多かっただろうが、7年以上の練習生生活を送ることとなった。

練習生時代、現在のStray Kidsを生み出したサバイバル番組「Stray Kids」にて、Stray Kidsメンバーの対決相手として久々にメディアに姿を見せたときには、爽やかな青年に成長し、実力が更にアップしたパフォーマンスを見せて再び注目を浴びた。

また歌の才能だけでなく、学校トップの成績を誇る秀才だということも明かされ、そのハイスペックぶりで視聴者を驚かせた。

その後、2018年にグループデビューが確定したという報道がされたが、結局デビューすることはなく「YG宝石箱」のサバイバルに参加することとなった。

◆つに「YG宝石箱」でデビュー確定  

「YG宝石箱」ではベテラン練習生として注目され、自作曲でパフォーマンスする様子も披露。前代表やトレーナー陣からも称賛されるスター性とともに、ほかメンバーからも尊敬され慕われる頼もしさを見せた。

最終ステージでのBIGBANG「Last Dance」のパフォーマンスほか、同番組では数々の伝説的ステージを生み出したイェダム。

ボーカルポジションの中で最初にデビューが確定したが、ついに決まったデビューにも「他のメンバーに遅れていると思っていたので自分が選ばれて複雑な気持ちです」と謙虚に答え、会場で号泣する両親に感謝しながら涙を流す様子が視聴者の胸を打った。

◆いち早いソロデビューはパン・イェダムの花道

番組終了時、TREASUREは2019年上半期にデビューするとされていた。しかし結局かなり延期され、12人のメンバーで今年7月にデビューすることとなった。

「K-POPスター」から彼を応援していたファンにとっては、約8年間越しの待ちに待ったデビュー。事前のソロデビューは、長い練習生期間を過ごしてきた彼のための花道だ。

「WAYO」では上述したように、ジャスティン・ビーバーにも似た中高音域の絶妙な甘い歌声が際立つ。MVでは、新人とは思えない表現力で曲の切なさを表現していることも注目だ。

イェダムは地声とファルセットを交えながら、声を自由自在に操って歌えることが印象的で、とにかく技術が高い。BLACKPINKが2018年にレディー・ガガも所属するアメリカの超大手レーベル・インタースコープとパートナーシップを結んだが、彼も十分欧米で通用する歌唱力の持ち主であるため、今後世界的な活躍を期待したい。

◆いよいよTREASUREデビューへ YGの新風に期待

ハルト、マシホ、ヨシ、アサヒという4人の日本人メンバーも所属しているTREASURE。イェダムのほかにも“YGの宝石箱”の中で秘蔵されてきた実力派のメンバーが揃い、デビューを待ち焦がれたファンの情も厚く、デビュー前から米ビルボードの「ソーシャル50」で40位にランクインするなどグローバルな期待値も高い。

BIGBANG、WINNER、iKONに続き、YGで4番目のボーイズグループとなる彼ら。これまでヒップホップのカラーが強かったYGだが、イェダムのようなR&Bを得意とするボーカリストも多く、これまでにない多彩な楽曲とパフォーマンスを見せてくれそうだ。ほかアーティストを見ても分かるように、実力は保証されているYG。どうかTREASUREが新しく爽やかな風を吹かせてくれることを期待したい。(modelpress編集部)

◆パン・イェダム/BANG YE DAM プロフィール

2002年5月7日 韓国生まれ。
2013年にオーディション番組「K-POP STAR」シリーズのシーズン2で準優勝し、YGの練習生に。

2017年にはJYP ENTERTAINMENT企画のサバイバル番組「STRAY KIDS」に出演し、ショーン・メンデス「There's Nothing Holdin' Me Back」を歌唱し、その圧倒的な歌声を視聴者に見せつける。自らが作曲する楽曲も披露するなど、プロデュース能力にも秀でる万能プレーヤー。

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