宮沢氷魚「LGBTQ」作品主演で友人から学ぶ「得た経験は大事にしました」<his>


【モデルプレス=2020/01/25】俳優の宮沢氷魚が25日、都内で行われた主演映画『his』公開記念舞台挨拶に藤原季節、松本若菜、子役の外村紗玖良、メガホンをとった今泉力哉監督とともに出席した。

宮沢氷魚(C)モデルプレス
宮沢氷魚(C)モデルプレス
同作は、男同士の恋愛がテーマ。周囲にゲイだと知られることを恐れ、田舎から上京した主人公・井川迅(しゅん)を宮沢、迅の忘れられない恋人・日比野渚を藤原が演じた。

◆宮沢氷魚「得た経験は大事にしました」

宮沢氷魚、藤原季節(C)モデルプレス
宮沢氷魚、藤原季節(C)モデルプレス
初主演映画は「プレッシャーを感じた」としつつも、「LGBTQ」を扱う作品に出演することは以前からの希望だったそう。宮沢は「僕は幼稚園の頃から男子校に通っていて周りに同性愛者の友だちがいて、少しでも住みやすい、生きやすい社会を作りたいなって思っていました。そのタイミングにオファーがあって喜びのほうが大きかった。すごく前向きに作品に入れましたね」と振り返った。

また、役作りのため同性愛者の友人たちと「ご飯に行ったり、お酒を飲みに行ったりした」といい、「幼稚園から20年以上一緒にいる仲間なので質問するのは恥ずかしくて。なので素の部分、話すトーンや空気感を自分のものにできたらと思って一緒にいました。映画や本からでは得られないもので、得た経験は大事にしました」と語った。

◆藤原季節「氷魚くんのストレートさに助けられた」

藤原季節(C)モデルプレス
藤原季節(C)モデルプレス
同じくゲイを演じた藤原は、クランクイン初日に向けて役作りしたそうだが、公開を迎えて「どんなに準備をしても渚になれている気がしなくて…。わからないまま撮影に入って、最後までわからず終わった」と素直に吐露。宮沢に向けて「感謝の気持ちでいっぱい。僕は氷魚くんのストレートさに助けられた。僕と氷魚くんは、演じた迅と渚に似ている部分があるんですけど、渚の弱さを迅と宮沢氷魚が光で照らしてくれた」と感謝し、その言葉に宮沢は「嬉しいです」とほほ笑んでいた。

さらに、渚の妻・玲奈を演じた松本は、宮沢の「透き通る肌」に嫉妬したことを告白。「撮影で寒くて指先が赤くなっていて、そこが女性からして嫉妬してしまうくらい魅力的に思えた。女性の私は普通の肌色なのに…って」と撮影中の出来事を思い返した。

◆藤原季節、子役・外村紗玖と「兄妹みたい」

松本若菜、宮沢氷魚、藤原季節、外村紗玖良(C)モデルプレス
松本若菜、宮沢氷魚、藤原季節、外村紗玖良(C)モデルプレス
そして、渚の娘役の外村と藤原は、撮影現場でも仲睦まじかったようで、松本が「兄妹みたいだった。本気でケンカもしていた」と述懐。これを受けて藤原が「僕が紗玖良ちゃんを泣かしてしまって…。でも泣いている顔もカメラに撮りたくて急いでカメラを探したりしていました」と苦笑いで明かすと、宮沢は「旗から見たらなにやってんだよって感じだった」と回想。

すると、外村は「仲良くしてくれたから楽しい思い出しか思い出せん」と無邪気に笑い、藤原は「えっ!いい子~」と感激。その様子に宮沢らも目を細めていた。(modelpress編集部)



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