Mr.Children、映画「ドラえもん」史上初のW主題歌決定<君と重ねたモノローグ>


【モデルプレス=2020/01/09】Mr.Childrenの両A面シングル「Birthday/君と重ねたモノローグ」(3月4日発売)の「君と重ねたモノローグ」が、「Birthday」に続き『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(2020年3月6日公開)の主題歌に決定した。

Mr.Children(提供画像)
Mr.Children(提供画像)
◆Mr.Children、映画「ドラえもん」W主題歌に決定

映画『ドラえもん』の歴史の中で、W主題歌を起用するは今回が初めてとなり、Mr.Childrenにとっても主題歌を2曲書き下ろすのも史上初。ドラえもん50周年&映画40作目となるメモリアルな年を祝うべく実現した試みとなった。

同楽曲は、のび太と双子の恐竜の“絆”を描いた物語にやさしく寄り添う歌詞と、桜井和寿の歌声が沁みる、心温まるバラード。明るく壮大なメロディーの「Birthday」とは、また異なる魅力に溢れた楽曲に仕上がっており、この主題歌2曲が『映画ドラえもん』の世界を彩る。

◆「君と重ねたモノローグ」を使用したスペシャル映像も解禁

また、同曲を使用した新たな本編映像も解禁。 時代を代表する作品を彩り、主題歌を務めた映画を次々と大ヒットへ導いてきたMr.Children。1992年のデビュー以来、日本の音楽シーンを牽引してきた彼らと、ファミリー映画の金字塔『ドラえもん』が化学反応を起こす。(modelpress編集部)

◆川北桃子プロデューサーコメント

実は、初めての主題歌打ち合わせの際に、桜井さんは早くもデモを用意してくださっていました。桜井さんの歌声とギターが響くその音源を聞き、既にこの作品のテーマを丁寧に、しっかりと受け止めてくださっているその内容に、今井監督、川村元気さんをはじめ、私達プロデューサーも非常に感激した事を鮮明に覚えています。

そんな雰囲気の中で、もう1曲、違うアプローチの曲も考えてみようというアイデアから生まれたのがW主題歌です。最初のデモがどちらの曲だったのかは、今は皆様の想像にお任せし、劇中での「Birthday」と「君と重ねたモノローグ」、2曲のドラマティックな展開にご期待いただければと思います。

◆桜井和寿コメント

ハッキリと覚えている。小学4年生の時、両親が僕にドラえもんを買ってきてくれた。家に帰り、自分の部屋のベットに寝転ぶと、頭上にある小さな棚に1 巻から5 巻がきれいに並んで置かれていた。

そしてそれを僕は複雑な思いで受け取った。なぜなら、当時僕は勉強を全くしない子供だった。宿題なんかした事がない。漢字も書けなければ、読書もした事がなかった。当然、通知表に刻まれる数字は体育以外は1と2で埋まった。

それを見兼ねた両親はきっと「しっかり勉強しなさい」そう言いたかっただろう。でも、そう言ったところで、素直に勉強するはずがない事をわかっていて、「宿題しなさい」でも、「読書しなさい」でもなく、「まずはここから始めましょうね。はい、ドラえもん」そんな気持ちで買ってきたのだろう。

そして、その複雑な親の心情を子供ながらにキャッチした僕は、逃げ場をなくした気持ちになって、しばらく読みも開きもせず、並んだ背表紙の1から5の数字を眺めていた。

警戒心の強い猫にオモチャを与えた時のそれのように、僕は3日後くらいにドラえもんを恐る恐る開き、その後、我を忘れ夢中で読みふけった。僕にとってはじめての読書。はじめて好きになった本。はじめて感動で泣いた本。

それ以来、背表紙の数字は増えていき、棚に入りきらないくらいのドラえもんが並んだ。中2の夏に音楽と出会うまで。本当はその後も、僕の人格形成に関わるドラえもんとのエピソードがあるのですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。

ドラえもん50周年、そして僕も50歳となる年に、運命の再会ができた事に心から感謝です。のび太にとっ
てのドラえもんのように、「ドラえもんという存在が、ストーリーが、プロジェクトそのもの」が、弱く情けない自分に寄り添ってくれているのだと、改めて噛み締めながら、音楽でドラえもんに携わらせてもらいました。

絶対観てくださいね。聴いてくださいね。

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