【夏木マリ／モデルプレス＝4月15日】女優で歌手の夏木マリが15日、東京・渋谷TSUTAYA O-WESTで全国ライブツアー「Mari Natsuki Magical Meeting Tour Live & Talk 2016」の初日を迎え、ライブ前に囲み取材に応じた。14日夜、熊本県熊本地方を震源とする「平成28年（2016年）熊本地震」が起こった中で、ライブを決行した思いについて夏木は、「まず、昨日の地震でお亡くなりになった方々にご冥福をお祈りしたいのと、今、大変な思いをされている方々にお見舞いを申し上げたいと思います」と神妙な面持ちで語った。
◆4月23日には熊本ライブを予定

開催を決意するには本人も悩んだようだが、「私たちの仕事はこういうときにこそやる。自分の仕事を全うすることが音楽だなと思ったので、やることにしました」と説明。この日のライブを皮切りに、北海道から沖縄まで全国11カ所で開催し、4月23日には2ヶ所目となる熊本でのライブも予定しているが、開催の有無については「熊本のイベンターさんとやり取りをしているところです。今の時点ではまだ分からないんですけど、私はやらせていただきたいと思っています」と語った。

「もし熊本でライブを開催できたら、どういう思いを伝えたい？」と質問を投げかけられた夏木。「私にできることは、こうして歌を届けて、元気をお届けすることだと思うので、来てくださった方と一緒に、これから時間がかかるかもしれないけど、自分の役割を全うして、みんな各々自分で頑張ろうねということを共有したいですね」と思いを語った。

◆反響に応えて再スタート

昨年行ったツアーの反響を受けての再演となる全国ライブハウスツアーを直前に控えて、意気込みを聞かれた夏木は「去年は最初で最後と豪語していたんですけど、終わった途端にまたやりたくなり…1年早いですね」としみじみコメント。「2回目をスタートするということは、これからずっとやる心積もりだろうと、自分では思っています」と告白した。

◆夏木マリ「みんなと歌ったり踊ったりして明るい感じに」

また、ライブのテーマについては「ちょうどミニアルバムをリリースできたので、新しい曲をたくさん聞いていただこうと思いますし、去年よりもみんなと歌ったり踊ったりして、明るい感じにしたいですね」と吐露。ミニアルバム『朝はりんごを食べなさい』（4月13日発売）をリリースしたことで、オリジナル曲が増えたといい、「（去年よりも）自分の色が出てきたと思います。去年から本気でライブハウスツアーを始めて、新人歌手のつもりなので、2回目でオリジナルが増えたのはいい傾向だなと思っています（笑）」と笑顔を見せた。（modelpress編集部）