ストーリー
12月1日(金)放送
第9話
5月中旬。ベトナム傷心旅行から帰国した三宅祐(マキタスポーツ)は、矢吹賢二(内野聖陽)に新たな野望を打ち明ける。なんとベトナムに店を出したいという。独身となった今、年齢的にも新しいことにチャレンジするなら今がラストだと旅行中に考えた祐は、現地での縁もあって決意したようだ。「もう失うものなんかナンもないんだよ!」と涙目で訴える祐は、今の店舗を賢二に任せたいようで...。
忙しくなる=筧史朗(西島秀俊)とすれ違いになってしまう...そのことを心配する賢二だが、事情を知った史朗から「店長に向いている」「がんばってみるのもいいんじゃないか」と背中を押され、店長になる覚悟を決める。だが予想通り、賢二は毎日夜11時過ぎに帰宅し翌朝も早い時間に出ていく状況に。2人で食卓を囲む回数は明らかに減ってしまう。史朗もまた仕事の負担が激増。上町美江(高泉淳子)はある案件を修(チャンカワイ)に託そうとするが、含みを持たせた言い方をして引き取ろうとしない。何かを察した史朗は自ら手を挙げるが、同時に別の案件が舞い込んでくる始末で...。
仕方ないことは理解しつつも、2人で食事ができていない現状に賢二は「つまらない!」と嘆く。史朗もまた同じことを考えていた。背中を押した自分と今の状況を「つまらない」と思う自分...矛盾した感情を抱く自分自身に腹を立てた史朗は、その日、思いっきり賢二が好きなメニューばかりの夕食を作ることに。そんな史朗も新たなチャレンジの時を迎えようとしていた――。