WBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級1位の平岡アンディ(29=大橋)は、日本時間11月15日(土)、米国フロリダ州マイアミで王者のギャリー・アントアン・ラッセル(29=米)に挑戦する。

　平岡は、昨年9月に暫定王者のイスマエル・バロッソ(42=ベネズエラ)との挑戦者決定戦に挑み、9回TKO勝ちで挑戦権を獲得。キャリア12年、25戦目にして巡ってきた人生最大のチャンスだ。同い年のラッセルは、リオ五輪米国代表で2017年5月にプロデビューを果たすと、今年3月に世界王座奪取に成功した。

　父でありトレーナーでもあるジャスティス・コジョ氏との"親子二人三脚"でここまで歩んできた平岡。激しい言葉の応酬も、信頼の裏返しだ。少年期から「諦めなかった男」が、いま中量級の壁に挑もうとしている。